道の途中

剣道の昇段試験がありました。
2年前に二段を受けた時はチャレンジャーで地に足がついてない状態でしたが、
今回は「落ちるわけにはいかない」そんな気持ちでした。

審査は学科、実技試合、日本剣道形の3種目で採点されますが、
今回も日本剣道形を覚えるのに苦しみました。

日ごろからやっていれば出来ることだと思いますが、
付け焼刃ではボロが出てしまいます。

今回は三段の受験者が桜武館にいなかったため
6月に入り毎日のように悩みながら、一人で形の稽古です。

そんな僕をみかねて、仲間たちが自分の稽古を止め、交代で形に付き合ってくれました。
何度やってもなかなか覚えられない、そして身体が動かないもどかしさを感じ、
日本剣道形の奥深さも知るにはまだまだ精進が必要なことがわかりました。

審査前日、師匠から

「毎日道場でやってきたことを普通にやれば落ちる訳ないだろう、
　　審査の雰囲気を楽しんできなさい。夜は空けとけよ。」

と言われ気持ちが楽になりました。

そして当日・・・前回と比べて余裕をもって臨むことができました。
桜武館の先輩もわざわざ会場に来てくれて、途中アドバイスをいただきました。

結果は合格、めでたく三段になりました。

嬉しい！　というより　ホッとしました。

そして　これから続くであろう　四段、五段への道が始まったことを実感した日でした。

師匠をはじめ桜武館の仲間たちの好意に心から感謝いたします。