「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

戦後が心配なポーランド経済<ウクライナ紛争2024・11・23

2025-01-11 10:27:17 | ヨーロッパ

航空万能論
2024・11・11
『ポーランドがウクライナ支援の支援の詳細を公開、支援総額はGDPの4・9%相当』

ウクライナ紛争が勃発して以降、国の経済規模の比率だとダントツに多いのが、ポーランドです。
開戦後すぐにT-72戦車200両以上の供与を即時に実行しました。それ以後、真っ先にウクライナ支援を行い、他国に対する働きかけをしてきたのは、ポーランドです。

ポーランドが、そうした理由はロシアのウクライナ侵攻で半ばパニックになり「次はポーランドだ!」と思い込んだからだろうと思います。
「何が何でもロシア軍をウクライナで止めなければならない!」というのが、ポーランドの国是のようになりました。

最近、ゼレンスキーがポーランドにぶー垂れました。
「ミグ29戦闘機を寄こさない!」
「ウクライナの防空をやってくれない!」
などとウクライナ国内で戦争の不振をポーランドに転嫁しました。
「だから、自分は悪くない!」
と言う、いつもの言い訳です。
大体、ウクライナの国にも国民にも同じ傾向が見えます。
「他人がウクライナを援助して当然!」
「物事が上手くいかないのは、全部他人が悪い!」
これは、ウクライナに共通してみられる不思議な傾向です。自分たちは一切悪くありません。
「ウクライナに金がなければ、他人がウクライナを援助するべきだ!」と考えます。
「自分たちには非は一切なく、悪いのは全部他人!」

それで、いつもの調子でポーランドをこき下ろしたら、ポーランドが、とうとうブチ切れて支援総額を急遽公開したという流れです。
(恩知らずめ!大概にしろ!ちっとは感謝しろ!)

これで、ウクライナ支援を続けているポーランドも、何を考えているのか分かりません。

内訳が・・・
戦争に対する支援 0・71%
ウクライナ難民に対する援助 4・2%

記事には、ポーランドがこれまでしてきた様々な支援内容が書いてあります。

これ以外に、ポーランドは急激なポーランド軍強化のための予算を投入しています。韓国から莫大な量の兵器を買い付けました。
航空万能論
2022・07・17
『軍隊は予算の無駄使いではない、ポーランドは国防予算をGDP比5%まで増額か』 

実際にどの程度増やしたのかは、知りませんが相当な金額を軍事予算に費やしています。

今はロシアの脅威を煽り立てることで、ポーランド国民は納得しているのかもしれません。軍事予算とウクライナ支援予算のバラマキは、一時的にはポーランド経済を活性化させていると思います。

しかし、一旦大きくした軍事予算を減額することは難しいと思います。大量に兵器を買い付ければメンテナンス費用は、長く必要です。常備軍を拡大すれば、それに必要な予算も増えます。これだけでも相当な負担増です。

ウクライナ難民支援にも相当な金額を費やしています。
戦争が終わったからと言って、ウクライナ難民がすぐ帰国すると思いますか❓
戦争で経済がぐちゃぐちゃになり多分、戦後ウクライナは財政破綻するでしょう。ウクライナに帰国する難民は少ないと思います。
ウクライナ難民支援予算は、戦後もかなり長い間残るでしょう。

戦争が終わって戦争特需が消えたらどうなります❓
膨れ上がった諸々の出費だけが残ります。
不景気がポーランド経済を襲い、長く続きそうな気がします。
ポーランドは、ウクライナの復興特需に食いつく心算でいます。しかし、戦争に負けて中立化するとすれば、誰がウクライナ復興資金を出します❓
馬鹿らしくて誰も出さないと思います。
あらあら❓
復興特需もありません。

これが、戦後のポーランド経済です。
今から取り組まないと、戦後は長く不況が続くと思います。戦争大賛成政府が、大盤振る舞いした無駄遣いの後始末は、結局ポーランド国民全員で負担することになります。

※ドイツも同じです。
ドイツに登録されたウクライナ難民は、約130万人。
このうちの多くの人は働いていません。これだけの人数の生活支援金をドイツが負担し続けることになります。
仮に1人につき年間200万円必要なら、総額いくらになります❓

EU全体では、約420万人です。
当分、これらの人々を養い続けなければなりません。
大変、(ウクライナ難民にたいしてだけ)親切で寛大なことです。末永く、面倒を見たらいいと思います。
多分、ウクライナに帰りたい人は、ほとんどいないと思います。

ドイツは、まだ経済規模が大きいから何とかなるかもしれませんが、経済規模が小さなポーランドが抱えているウクライナ難民は約95・6万人だそうです。
欧州助け合いの精神をもって、難局を乗り切るのだろうと思います。
ご立派!


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