「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ軍の反撃作戦は、いつ始まるのか?<ウクライナ紛争2023年6月

2023-06-03 19:51:00 | ウクライナ紛争

 まだだ・もうすぐ・準備は出来ている・などと言いながらそれらしき事が始まりません。

 去年とは、違うやり方をするようです。やらないように見せかけて実は、こっそりやる作戦のようです。

 地上戦力は、今のところ動きが乏しいです。聞こえてくるのは、占領地の軍事的要衝にミサイル攻撃する事とロシア領への越境攻撃です。
【占領下のマリウポリ、ロシア軍基地に対する攻撃増加】
2023.05.30 Tue posted at 13:10 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204492.html

その結果、ロシアはどうしているか?

①ロシア大統領府がモスクワの高官向け病院敷地内にシェルター建設計画
2023年6月2日 13時00分
https://www.asahi.com/articles/ASR62432TR62UHBI00N.html
 ロシアの高官や政治家の多くが治療に使う病院に地下シェルターを建設するのだそうです。もちろんロシアには、防空壕は大量に建設されています。しかし、お偉方の通う病院にはないから、新設する計画のようです。

 誰がやったのかは不明ですが、モスクワにドローン攻撃があったから、念のためと言うことでしょう。しかし、こんな無駄なことをやっているようでは戦争に勝つのは無理なように思えます。他にやるべき事は沢山あるからです。お偉方の行きつけの病院の空き地に穴を掘っても戦況には、何の影響もありません。むしろロシア国内から批判を招くでしょう。(お偉方だけ、特別扱いか?)戦意の高揚は、ないでしょうね?

②友好の記念碑近くで爆発、ロシア・ベラルーシ・ウクライナの国境付近
2023.06.01 Thu posted at 13:13 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204617.html
 ロシア軍がウクライナのチェルニヒウ州とロシアのブリャンスク州を結ぶ道路を爆破したようです。去年だったと思いますが、ロシア義勇軍団がブリャンスク州の国境近くで越境事件を起こしました。今年に入ってからは、どこかのパルチザンが線路を爆破して列車の脱線事故を何回か起こしています。これは、3国の国境近くなので実行したのはロシアのパルチザンなのかベラルーシのパルチザンなのか分かりません。
 
 ベルゴロド州のようになると困るから先に道路を爆破したようです。しかし、こんなところにロシアのパルチザンは来ないと思います。念のためと言うことでしょうね・

③ベルゴロド州
 ここは、完全にロシアのパルチザンが活動し始めました。
「ロシア反体制派の軍事組織、ベルゴロド州で弾薬破壊と主張」
2023.06.02 Fri posted at 06:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204654.html
【砲撃続く南部ベルゴロド州、「憂慮すべき状況」 ロシア大統領報道官】
2023.06.01 Thu posted at 11:06 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204601.html

 どうなっているのかは不明ですが、砲撃は相変わらず続いているようでロシアは、住民避難を始めました。大体、ロシアはヤバくなるとすぐ住民避難を始める傾向があります。
 そして、またパルチザンが越境攻撃を行ったようです。これも双方が戦果を主張しているので、どうなっているのか分かりません。
 ただ、1回結構派手に越境攻撃されている割には国境付近のロシア軍の守りには、問題があるようです。モスクワの病院に地下シェルターを建設するより、こちらを先に何とかするべきだとは思います。

④ワグネルが逃げ出しました。
【ワグネルの次の役割、ロシア領の防衛になる可能性 トップが示唆】
2023.06.02 Fri posted at 10:04 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204666.html

 バフムトからは、離脱しつつあり1か月くらい部隊を整えて次は、ベルゴロド辺りに行こうという魂胆だと思います。つまり占領地にいると(危ない)と言うことだと思います。もう占領地に美味しいことはナイと言うことでしょうね。それよりベルゴロドの防衛の任務に就いたほうが安全だし目立ちます。

 代わりに行かされるのが?
【ウクライナ東部に部隊再配置、命令を「受け取った」 チェチェン首長】
2023.06.01 Thu posted at 09:49 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204592.html
 チェチェンの独裁者です。ワグネルの逃げ出した後に行くとウクライナ軍に歓迎されることは、間違いないです。

 ☆こうして見ると大体ロシアの軍事施設に対するミサイル攻撃と越境攻撃が主です。ミサイル攻撃はロシアの軍事施設や備蓄を破壊するものです。ロシア領内へのドローン攻撃やパルチザンの越境攻撃は、心理的な揺さぶりですね。
 このようにしてロシア軍を徐々に弱らせ、出来たら分散させて混乱させるのが狙いのようです。ワグネルが逃げだせば、ロシアの突撃部隊はいなくなります。ロシア軍は気持ち程度の攻勢も取れないと思います。ロシア軍を専守防衛体制にして、それからじっくり攻める作戦のようです。

 攻めてこないロシア軍は全然怖くないと思います。敵は攻めてくるから怖いんです。ロシア軍は、反対に攻められる立場です。じわじわと精神的にプレッシャーをかけられ日ごとそれが大きくなるでしょう。普通なら段々、逃げ出したくなると思います。

 そうするとどこかにロシア軍の弱い部分が出来ると思います。その辺りから、ボチボチと何かが始まるのであろうと思います。まあ、雪が降るまでは大分期間がありますから?気長にロシア軍は待つしかないですね?

 もう一つは、ロシアの政治体制に対する揺さぶりです。単純な戦争ではなく、ロシア国内に戦争に対する疑問や反対を引き起こすことにより、結果としてロシア国民が戦争遂行協力を拒否するあるいは、サポタージュする事を狙っているようです。普通に考えればロシア国民も、こんなバカげた戦争の実態を知れば戦争を止めようと考える人が増えるでしょう。これまではロシア政府の厳重な情報統制とプロパガンダに騙されていたロシア国民は、ロシア国内で戦争が起きれば、傍観者ではいられなくなります。当事者になったロシア国民が、どう反応するのか?これまでは、テレビの中の作られた世界でした。それが現実世界になります。

☆参考記事
【戦争がロシアの玄関口へ 今や安心できない近さに】
2023.06.02 Fri posted at 13:10 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35204667.html

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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