ドジャース入り佐々木朗希の契約金10億円と米報道 25歳未満の国際FA選手では今季最高額
[2025年1月18日10時2分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202501180000132.html
(1)25歳未満の国際アマチュアFA枠でマイナー契約
厳格な上限が設定された国際ボーナスプール枠内
ドジャースの今年のボーナスプールは30球団中最も少ない514万6200ドル(約7億9800万円)
フィリーズから23年ドラフト4巡目で獲得したマイナー外野手と交換でボーナス枠を獲得
知らない人には❓ですが、MLBでは25歳未満の外国人選手とはメジャー契約が出来ません。
だから最初の契約は、マイナー契約で。契約金も各球団ごとに上限枠が決まっており、それ以上の契約は出来ません。
そのためドジャースは、他の有望選手との契約は見送り、佐々木朗希との契約に枠全額を使いました。それでも不足する分を、フィリーズと自分の支配下のマイナー選手とボーナス枠をトレードして手に入れました。
その合計金額が、契約金は650万ドル(約10億100万円)と言うことです。
大谷翔平君と同じで25歳未満の選手の放出は、日本の支配球団への見返りは少ないです。
佐々木朗希君も最初にロッテと契約するときに、何らかの合意があったのでしょうね。
才能は超一流ですから、故障に気を付けて頑張ってほしいと思います。
同じドジャースに入団した山本由伸投手とは違い完成された選手ではありません。
これから成長して完成する選手です。超一流になれるか並の一流化を決めるのは、今後の努力次第です。
2025年1月18日11時0分
マイナー契約でも日本のドラ1より高額な契約金に学業補助も、近い未来直接米挑戦が当たり前に?
斎藤直樹のメジャーよもやま話
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/column/saito/news/202501180000006.html
(2)他にもメジャー球団とマイナー契約を結んだ選手がいます。
「投打二刀流の桐朋高(東京)・森井翔太郎遊撃手兼投手(18)が、米大リーグのアスレチックスとマイナー契約を結んだ」
高卒から日本を経ないでのマイナー契約でした。
契約金は151万500ドル約2億3400万円(1ドル155円で換算)
森井翔太郎君も投打の二刀流です。両方やるのか、どちらかに絞るのかはこれからです。
「日本のドラフト1位は、最高額で入団し、出来高を全部フルでクリアしても、契約金が1億5000万円に年俸1600万円で、合計1億6600万円にしかならない。この時点で、6800万円差がついている。円安とはいえ、これでは、日本のドラフト1位候補が、直接メジャーリーグの球団に入りたいと考えてもおかしくない。」
花巻東高(岩手)から米スタンフォード大に進んだ佐々木麟太郎内野手
『 プロ志望届を出さずに、世界屈指の名門大を選んだ。しかも、学費や寮費の全額が奨学金で賄われる「フルスカラシップ」だ。既に米国では打撃が評判となっており、26年のドラフト1巡目候補とも目されている。
今や学歴としても、日本のほとんどの大学よりも、米国の大学の方が学位は価値を持つケースは多い。』
(3)私も時々書きますが、余りに今MLBと日本プロ野球の年棒格差が大きすぎます。
『メジャーリーグと日本のプロ野球は、年俸格差が開いた。日本の選手会の調査では、24年の支配下選手の平均年俸は4713万円だった。メジャーリーグの平均年俸は498万ドル(約7億7200万円)。16倍もの差がついている。最低年俸でさえ74万ドル(約1億1400万円)と、日本の平均年俸を上回っている。』
日本のプロ野球界、あるいはアマチュア野球界まで含めた改革が必要です。
特に野手のレベルの低下が、著しいです。
マイナーの2Aレベルの選手が多いでしょう。3Aならレベルの高い方です。
メジャーレベルの選手は、現時点ではいません。
レベルが低すぎることが、まず第1点目です。
第2点目は、稼ぐ努力をすることです。
現状に甘んじていれば、MLBと差が付くばかりです。
MLBも長い年月の間にMLBのすそ野拡大、それに伴う収益拡大に並々ならぬ努力を継続してきた結果として、今のMLBの繁栄があります。
その間、日本プロ野球が何かしたかと言うと、ほとんど何もしていません。
一時期、2リーグ制を廃止して1リーグ10球団に縮小しようとしました。
この時、選手会が反対してストまでして現在の2リーグの維持が守られました。
この間、メジャーでは球団数が少しづつ増やしてきました。
メジャーだって、最初はそれほど球団数は多くありません。
「 1961 年に 2 球団、1962 年に 2 球団、1969 年に 4 球団、1977 年に 2 球団、1993 年に 2 球 団、そして 1998 年に 2 球団が拡張され 30 球団に到達した。2024/08/02」
更に2球団増やすことも検討されています。
同時に野球の楽しさを広める努力もしてきました。
メジャーでは、球団を保有するのはビジネスです。
日本は、金持ち企業か名門企業の宣伝の意味が大きいでしょう❓
これがダメなんです。純粋にビジネスとして分離するべきです。
プロ野球機構の組織の在り方にも問題が多すぎます。
一式全部、改革していかなければ進歩はないでしょう。
進歩がなければ、MLBとの差は広がるばかりです。
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