バリー・ボンズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%B3%E3%82%BA
バリー・ボンズと言えば、ホームランバッターの代名詞のように言われます。
本当にそうなのか❓
そのイメージを作り上げたのは、ボンズがメジャー最高の73HRを打ったことと、歴代最高の生涯HR762本を打っているからだと思います。
実際には、記録を見てみるとバリー・ボンズは名付け親のウイリー・メイズと同じで5ツールプレーヤーです。
ゴールドグラブ賞 8回、生涯盗塁数514個が示す通りです。若い時代は、盗塁が多いです。
強打者の特徴である塁打数や長打数を見ても、2001年以外は、平凡です。
ホームラン・タイプの強打者の特徴は、ありません。
2001年のHR73本と生涯HR762本が、ボンズの虚像を作り上げたと言えます。
もちろん、ボンズは素晴らしい打者です。
打者の指標のOPS
OPS「1.000」以上9回
OPS「1.100」以上2回
OPS「1.200」以上1回
OPS「1.300」以上2回
OPS「1.400」以上1回※1.422MLB歴代1位
メジャー22年、生涯OPS1.051
このOPSが示す通りバランスの取れた強打の好打者がボンズの本質です。決してホームランバッターではありません。
ボンズが73本のホームランを打ったのは2001年で、メジャー16年目のシーズンです。そして50本以上のHRを打ったのも、この年だけです。
しかし、ボンズは四球も多いです。
選球眼が抜群に優れていたのでしょうね❓
<四球(うち敬遠)>
2001年177(35)
2002年198(68)
2003年148(61)
2004年232(120)
73HRを打った後は、この通りです。
ボンズは性格にかなり癖があったので恐れられたのと嫌われていたのと両方あると思います。
これほど滅茶苦茶な四球攻めは、他の選手では見られません。2002~2004年ノピークの頃にもう少し勝負してもらえれば、1~2回は50本以上のHRを打てたかもしれません。
ホームランバッターとして開花したのは37歳の時ですからこれは、技術によるもので才能やパワーによるものではありません。だからボンズは天性のホームラン・バッターでは、なかったと言えます。
こうして数字を調べてみると、意外でしょう❓
バリー・ボンズは、優れた5ツールプレーヤーです。
※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b