「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

音沙汰のないクルスク戦線だが❓&ドネツク州クラホベの戦い<ウクライナ紛争2025・01・02

2025-01-13 14:07:17 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

(1)クルスク戦線
航空万能論 2024・12・29
『クルスクにしがみつくウクライナ、東部戦線を犠牲にした価値はあったのか?』

この記事には、ウクライナ軍が占領した最大面積とロシア軍が奪還した面積が色分けして表示されています。
大体、これが最新の戦況図です。
2枚目の戦況図は、2024年のドネツク州中部と南部のロシア軍の占領した地域がやはり色分けして表示されています。

おかしいのは、クルスク州の戦況図があまり変化がないことです。
キエフ政府の方は、せっせと北朝鮮兵のことをこき下ろすばかりです。戦況については、ほぼ言及がありません。おかしなことにロシア側も軍事ブロガーのREBARは、沈黙しています。どうも、ロシア軍が現在の戦闘位置を不明確にする(ウクライナ軍に情報を与えない)ために情報封鎖している気配を感じます。
ロシア国防省の発表を聞く限り、前線の位置が動いていないはずがないからです。

過去日記の12月16日の分でTASS通信のロシア国防省発表のクススク州でのウクライナ軍の損失について書きました。人的損失が、12月14日時点で40260人以上です。これは、あくまでロシア国防省の発表数字です。
ところが、1月1日発表の数字では、「46460人以上」です。
たった2週間少々で6000人強増えています。
その前が1か月平均なら約1万人です。それを考えても、やや多いと言えます。仮にロシア国防省の発表が正しいとするならクルスク戦線の戦況は、大きく動いている可能性があります。
キエフ政府も北朝鮮をこき下ろすのもいいですが、大丈夫なのかな❓と思います。

そして同じ1月1日のTASS通信の記事で特別軍事作戦のウクライナ側の死傷者数を報道しています。
これは、TASS通信が独自にロシア国防省の発表などを基に計算したようです。多分、ゼレンスキーがロシア軍の死傷者数が74万人だと言ったので悔しかったのでしょうね❓
それによると、特別軍事作戦のウクライナ軍の死傷者数
2022年11万8500人
2023年40万5400人
2024年59万5000人
累計111万8900人

アメリカのメデイアがアメリカ軍筋の情報として伝えたのは、双方合計100万人以上です。
しかしウクライナ、ロシア双方の主張する死傷者数を合計すると186万人くらいになります。
多少、過大報告があるにせよ到底100万人程度では、ないと思います。
双方とも「真面目に」停戦を考えるべきでしょうね。
また周囲が気楽に戦争を煽り立てるのも控えるべきだと思います。

(2)クラホべの戦い
航空万能論 2025・01・01
『クラホヴェを巡る戦い、火力発電所を含む複数地点でロシア国旗が登場』

航空万能論の管理人は、ウクライナ側DEEP STATEの報告を最重視します。ところが1月1日はサーバーメンテナンスで更新はないようです。そのため確定報は出ていません。
他の有力サイトや軍事ブロガーは、確定報を出しています。それによるとクラホベのウクライナ軍は力戦及ばず撤退したようです。もう西側からもロシア軍が肉薄していますので、この後戦っても包囲全滅です。だから現場指揮官の判断で撤退したのであろうと思います。ヴェリカ・ノボルシカも時間の問題ですので、これで南ドネツクの要塞は、ロシア軍が全部制圧見込みです。

次は、クラホベの西のルートN-15沿いにあるウクラリー、コステアンテイノビルとその北のアンドリイニフカを巡る戦いです。ここら辺が陥落すると南ドネツクは、ロシア軍が制圧する事になります。
その後は、合流したロシア軍が北上してポクロウシクの西側の遮断を狙うのだろうと思います。
多分、3か月以内にポクロウシクの攻防戦が始まると思います。
ポクロウシクが陥落するとドネツク州中部と南部は、ロシア軍がほぼ全域を制圧する事になります。
ウクライナ軍のクルスク侵攻作戦の代償は、このように取り返しのつかない大きなものになるでしょう。
今となっては、もうどうしようもありません。

ポクロウシクから更にロシア軍が北上すると、その北には要害になりそうな地形や大きな拠点は、ありません。
北部ドネツクの要塞のクラマトルクスやスラビャンスクの西側を、ロシア軍は北上することになります。背後を突かれると言うことです。
一体、どうするの❓これ❓
ウクライナの参謀本部は、多分眠っているのでしょうね❓
これが2025年前半の見込みです。
ロシア軍の見通しは、明るいようです。
この際、みなさんもロシア軍を応援したらいいと思います。
そうすれば明るい気持ちでいられます。
日本にとって、どっちが勝とうが大差ありません。
政府の貸付金は、パーになりますけれど・・・

※日本にとってもヨーロッパにとっても、一番いいのはウクライナ紛争が「さっさと」終わることです。特にヨーロッパは死活問題になりつつあります。ヨーロッパ(特にドイツ)は、政治も経済も社会も「ガタガタ!」です。やせ我慢をしていると、取り返しのつかない事になるでしょう。その時、アメリカは高笑いです。
あ~れ~~❓
何だか話が少し違うような❓
(ロシア叩きの裏の狙い⇒ドイツ叩き)

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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