何しろ西側を含めてウクライナ関連の報道は、相当偏向していることは何度も日記に書いた通りです。
最近は、ロシア側の軍事ブロガーも情報の後出しをしている気配があり、軍事ブロガーや軍事サイト経由の情報も少ないです。現状を知るために最近は、TASS通信の記事をチェックしています。西側のメデイアが不都合なため記事にしないニュースも結構、あります。
敵を知るためには、敵が何を報道しているのか知る必要があります。今、西側の情報分析にこのような姿勢は皆無と言えます。全くロシア側の情報など気にもしていません。
2022年以降、西側(特にイギリス)の出した戦況予測やロシアについての政治経済予測は、見事に全部外れています。自分たちで勝手にストーリーを決めて、希望的観測を垂れ流していただけでした。
その予測によれば、とっくにロシア経済は崩壊しており、ロシアは戦争継続が不可能になり西側に和を請わなければなりません。全然、そうなっていませんね❓
こんな調子で戦争をやっていれば、勝てるはずはありません。
と言うわけで西側の軍事専門家や評論家の言うことは、希望的観測を言っているだけだと思って大きな間違いはありません。日本のテレビなどで解説している自称専門家や識者は、更にひどく「ウクライナ万歳!」を主張しているだけです。
(中身は、全部ウソ!です)
相当、皆さんが考えていることと相違があるのでは、ないでしょうか❓
私が、ここに書いたことは「当たらずとも遠からず」程度の信頼度は、あります。
ほんと、酷いものだと思います。
まあ、それは止めにしてTASS通信がロシア国防省の12月28日から1月3日までの戦況報告を記事にしています。
記事タイトルは・・・
Russia strikes Ukraine's military-industrial sector,mercenaries' sites over week
この文字列で検索するとTASS通信の記事が出てくると思います。
危ないかもしれないから、リンクは止めておきます。
かなり激しい戦闘が行われているようです。
特にクルスク州は、激しい激闘が繰り返されているようです。それは死傷者数を見れば分かります。
詳しくは、各自自分で記事を読んでください。
時々知らない情報もあります。
クルスク州に展開しているウクライナ軍の部隊
①機械化旅団7、②空挺旅団と海兵旅団3、③領土防衛旅団4
①は非常に強力な部隊、②はそこそこに戦闘力のある部隊、③は「お留守番」部隊
計14旅団です。1旅団を仮に3000人とすると42000人、2000人なら28000人。
28000人から最大42000人が、クルスク州で戦っているウクライナ軍の数です。
ロシア側発表では、1週間くらい前の数字でクルスクでのウクライナ軍の死傷者数は、46000人少々です。
ゼレンスキーの政治案件ですからウクライナ軍は、とんでもない戦力をクルスク戦線に投入しているのが分かります。おそらく兵力が消耗するたびに、追加の兵力を逐次投入しているだろうと思います。ちびちび注ぎ込んで、それが順番に消耗していく最悪のパターンです。
クルスク州のような狭い戦場に累計では、これほどの大兵力を投入してしまえば、ウクライナ軍が他の戦場で勝利するのは不可能だろうと思います。
クルスク州では激戦を戦い、他の戦場では時間の経過とともに劣勢または敗勢が深まると思います。
しかも、これほどの戦力を投入しながらクルスク州ですら互角の戦闘が、精一杯です。
他の興味深い記事
German legislator calls for launching Nord Stream,as gas flow through Ukraine runs dry
google翻訳
ウクライナ経由のガス供給が枯渇する中、ドイツ議員がノルドストリームの開始を要求
ドイツの野党議員が、ノルドストリームのガス供給の再開を要求したという記事です。
どうも記事を読むとパイプライン2本のうち、「2」は復旧したのか不明ですが使えるようです。
更に「キエフへの現金贈与」を止めるように求めたと書いてあります。
西側のメデイアは、「不都合」すぎますから黙殺でしょうね。
しかし、ドイツの野党議員がこのように政府に要求しているようです。
政党は違いますが、ドイツで嫌われ者のAfDも主張は同じです。
段々、ドイツ国内では政府に対して「自分の国を何とかしろ!」と言う要求が強まりつつあるようです。
☆TASS通信の記事の何が役に立つ❓
西側の都合の悪いことを、せっせと書くに決まっています。
だから、今ウクライナや西側の何が都合が悪いのかが分かります。
これは、西側のメデイアも同じでロシアの都合の悪いことを書きまくっています。
ただ、西側は誹謗中傷とフェイクニュースが多すぎますね❓
だから、結果として何が本当なのか分かりません。
ロシアのタス通信やスプートニクは、プロパガンダは混じりますが誹謗中傷は、ほとんどないです。
だから読みやすいですし分かりやすいです。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27