「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

米ロがリヤド協議で国交正常化に合意&アメリカ外交の大転換<2025・02・19

2025-02-19 19:26:29 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

読売新聞
ウクライナ停戦に向け米露高官級チーム、リヤド協議で合意…トランプ・プーチン会談「日程はまだ」
2025/02/18 23:09
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250218-OYT1T50101/

ニュースを見ると、ウクライナ停戦の合意が米ロ交渉の目的のように書いています。
しかし、ウクライナ停戦交渉は、米ロの担当者が面会し今後、連絡を取り合う方便にすぎません。
これまでの西側のロシアに対する態度は、異常すぎると思います。
考えてください・・・
不倶戴天の敵同士のように憎み合っているイスラエルとハマスでさえ、第三者を通じて水面下の交渉だけは継続してきました。それは戦争は、いつかは終わらせなければ、ならないからです。

一方、西側はロシアに対して一切交渉もせず外交関係すら断絶しました。「全ては戦場で決める」と言う宣言です。
これはウクライナにすべてを任せたバイデンさんの意向です。だからゼレンスキーは法律でロシアとの交渉を禁止して、西側の支持国にもそれを要求しました。交渉したり連絡を取る国に対しては徹底的に批判して止めさせようとします。これは異常すぎるでしょう❓
それを当然のごとく受け入れてきた西側各国も精神状態に異常をきたしていると言えます。集団恐ロシア・ヒステリーです。
そもそもゼレンスキーが異常な世界に住んでいます。戦争終結を一切考えず、クライナ兵がどれほど死のうと国土が破壊されようと一切気にしません。自分の地位と自分たちの取り巻きの権益を守るためです。余りにも支援が巨額のため戦争を継続することで、ゼンレンスキー・一派=キエフ政府にぶら下がる者が利益を得られる利権構造が出来上がったからです。国の借金が膨大に積み上がろうとまったく気にしません。つまり戦争を利用して、自分たちだけ金儲けする輩の集団が現在のキエフ政府です。

これを黙認してきたバイデンさんも半ば、気が狂っていると言えます。
このような半分気が狂った集団が、自分たちを正当化するために使ったプロパガンダ・・・
「世界の民主主義を守るために戦っています!」

実際は、西側とキエフ政府の戦争利権のために出来るだけ長く戦うだけです。
最後は、ボロボロに破壊されたウクライナと言う土地が残るでしょう。
ほぼ、ナチスドイツと同じです。
そこにいる人間の性質も、よく似ています。
ゲルマン至上主義
西ウクライナ至上主義
全く同じでしょう❓
こんな連中をかき集めてロシア潰しに利用したのが、バイデンさんです。
嘘のプロパガンダと事実の捏造で屁理屈を付けて、その悪を正当化しています。
だから、どこまで行こうとウクライナ紛争は小汚く不純で腐敗と汚職にまみれています。
ウクライナは元々腐敗と汚職まみれの国家です。それを代理戦争に使えば、金の規模が大きいだけもっと酷くなるという単純な理屈です。

この構造を守るためには、ロシアとの接触を一切禁止してひたすら戦争を続ける必要があるのです。
これが、トランプ大統領誕生前のウクライナ紛争の現状です。

トランプ氏は、正常です。
多くの人々が殺し合い、無駄な金を膨大に浪費する戦争が、良いはずがありません。
だから停戦させるためにロシアとの交渉を、ロシアに持ちかけました。
ウクライナとヨーロッパを除外するわけは、そもそも戦争を止める気がないウクライナとヨーロッパを加えても戦争の終結の話が纏まらないからです。

そして、トランプ氏には、更に大きな目的があります。
アメリカとロシアのような超大国と大国が、直接戦争している訳でもないのに外交関係が断絶している今の状態は.余りにおかしすぎます。その断絶関係は、ちょっとしたきっかけで軍事衝突を招くかもしれません。キューバ危機で核戦争の一歩手前まで行きました。それを避けるために東西冷戦の時代であろうと米ソにホットラインが、ありました。外交関係もありました。

外交関係もなくホットラインもない今の米ロ関係の異常さが、分かると思います。
だからこの部分を正常化することが、トランプ氏の最大の目的です。
停戦交渉は、そのための口実にすぎません。
何故なら、あと半年~1年でウクライナの戦争継続は不可能になる見込みだからです。
今、無理に停戦を実現しなくてもウクライナが戦えなくなり無条件に近い終戦を受け入れるしかなくなります。

ジタバタしているウクライナとヨーロッパは、この単純な事実から敢えて目を逸らしています。まるで、ウクライナが永遠に戦争を継続できるとでも思いこんでいるのでしょうね❓
もし、そうしたいならヨーロッパが兵力を送り込むしかありません。
ロシアとの核戦争覚悟で、ヨーロッパにそこまでやる勇気と根性があるのか❓
アメリカが、抜けた後資金が続くのか❓

嘘プロパガンダと偽事実で胡麻化して戦争を継続しようと、それに加担する国はないでしょう。
アメリカは、既に離脱を宣言していますから、仮にヨーロッパとロシアの紛争になろうと関与しないでしょう。
むしろリスクが高くなれば、NATOから離脱すると思います。
アメリカが離脱すれば、トルコ・ハンガリー・スロバキア他にも東欧の国が何か国かアメリカに従うと思います。
トランプ氏は、ヨーロッパ左派政権を最後には切り捨てると思います。
カナダやデンマークに対する高圧的な態度は、その予告と見るべきだと思います。

ロシアとアメリカが折り合えば、NATOはEUと大した変わらない同盟になります。アメリカがロシアと対決するからNATOが必要なのであって、ロシアと折り合うなら必要がないと分かるでしょう❓

ミュンヘン会議でのヴァンス副大統領の激烈なヨーロッパ批判を聞けば、分かることです。NATOをアメリカが大切に考えているなら、あそこまで酷くは言わないと思います。イギリス、フランス、ドイツ辺りは、切り捨て予定かもしれません。

トランプ政権にとって主要な課題は、中国であり太平洋でありインド洋です。
トランプ氏が、度々故安倍晋三元総理名前に言及するのを見れば分かると思います。
故安倍晋三元総理の提唱した「自由で開かれたインド太平洋」の概念を重視していると思います。

つまり、ヨーロッパの主要国は完全にトランプ政権の外交政策を誤解していると言えます。
その視点からするとウクライナ紛争の勝敗などどうでも良く、ロシアとの関係改善の方が余程重要だと分かります。
ヨーロッパの比重も軽くなりました。ヨーロッパ防衛のためにアメリカが金を使うことはトランプ政権では、ないでしょう。
北米防衛を最重視すると思います。それが、グリーンランド買収の話であり、カナダにアメリカに合流することを、それとなく誘っている理由です。
トランプ氏の一見、突飛でもない発言や振る舞いを見ていれば、トランプ外交の目指している方向が分かります。
大統領就任後、アメリカを訪問してトランプ氏と会談したのが、石庭総理である理由も分かると思います。
第2次世界大戦時からの固い同盟国のイギリスですら、これからです。
もっともイギリスもリフォームUKが政権与党にならなければ、切り捨てる予定かもしれません。

トランプ政権の向かう先は太平洋であり中国でありインドです。
大西洋は、トランプ政権にとっては価値に低い海になりました。

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