これまでは、何が何でもウクライナ万歳でした。
「正義は最後が勝つ!悪が勝てるはずがない!」
これは、まだましな方で❓
「ウクライナは、神の国だ!」
(神国日本!のウクライナ版です)
大体、こんなニュアンスを聞こえをよくして主張していました。
まだ、徹底抗戦を試みる者もいますが、アメリカの広報機関兼用の戦争研究所の戦況図もウクライナにシビアになってきました。さすがに、まるっきりの嘘は報告できないからです。
こうなるとウクライナ万歳!では、余りにも嘘が過ぎます。
そこで最近は、論調が変化してきました。
「仮にロシアが戦争に勝ったとしても・・・」
「地政学的には(総合的には)ロシアは敗北している!西側が勝利している!」
ロシアとNATOが直接戦争しているわけではありませんから、どちらがこの戦争で有利を得たかは様々な評価と判断が必要です。当然、ロシアだって戦争による悪影響はあります。その部分だけ強調して・・・
「だから西側が勝った!」
と結論を出します。
このような記事を掲載しているメデイアが、一番熱心に「ウクライナ万歳!」を主張してきたメデイアです。
産経新聞 (小野田雄一)2025・01・02
『ロシア、ウクライナに「もし勝利」でも大損失が確定 地政学・軍事・経済の全てで”赤字”』
Newsweek(S・C・ペイン 米海軍大学)2024・12・31
『真の敵は中国ー帝政ロシアの過ちに学ばない愚かさ』
CNNにも記事が1本ありましたが、受けが悪いみたいで消えてしましました。
(アクセスが少ないと、すぐ他と差し替えになります。受けの良い記事は、しばらく残っています。)
※そうかと思うと風向きの変化を感じ取って煽りまくってきたメデイアが、何だか停戦論っぽい記事を急に出し始めたりします。
読売新聞 2025・01・04
『ウクライナでロシアの占領領土を諦める考え方広まる、EUとNATO加盟による安全保障が条件・・・研究機関世論調査』
2025・01・04
『「ロシアの占領続いてもEU・NATO加盟で真の安全保障確保」・・・ウクライナ世論調査、64%で支持最多』
産経新聞 2025・01・04(共同通信)
『「NATO加盟で終戦」シナリオ支持64% ウクライナ世論調査、領土一部断念の容認は最多』
東京新聞 2025・01・04(共同通信)
『NATO加盟で終戦に支持 64%「ロシア占領続いても」』
日本のメデイアの特徴が分かるでしょう❓
同じ情報を、ほぼ全メデイアが一斉に報道します。
そうすると聞いた人・見た人は、「そうなのかな」と思う仕掛けです。
これは、ゼレンスキーが以前から停戦の最低条件として主張し、NATO加盟即時招待を要求しています。
今のところNATOは拒否しています。
トランプが大統領に就任すれば、当然に停戦の方向でトランプは動きます。
もう、それは変えられないからウクライナの新聞が、世論調査をネタにNATO加盟条件の停戦受け入れのアドバルーンを上げただけです。
去年の5月にもほぼ同じ内容が、ウクライナの新聞で取り上げられました。
その後、8月にクルスク侵攻作戦が開始されました。
この話にはこの紛争の原因が「条件」になっています。
そもそもロシアが軍事侵攻に踏み切ったのは「ウクライナのNATO加盟阻止」です。
だから、こんな話にロシアが乗るはずがありません。
ロシアに停戦を拒否させるために、この話を流しているとしか思えません。
アメリカの次期副大統領が、停戦の素案を表明しました。
「ウクライナの中立化」
「ウクライナのNATO加盟放棄」
その他
つまり、これらの記事やニュースは、トランプ提案を拒否するために流されています。
停戦を受け入れる話ではなく、逆に拒否するための話なのです。
そして、これはロシアが100%拒否します。
トランプの停戦話を、ぶち壊すためにこんな世論調査を流しているわけです。
余程、キエフ政府は戦争を続けたいようです。
そして去年8月の二番煎じ
ロイター 2025年1月6日
『ウクライナ、ロシア西部クルスク州で新たな攻撃開始』
どうして速報で出てくるかと言うと、ウクライナ政府高官がSNSで昨日情報を拡散しているからです。
「これから、クルスク攻め!やりますからね!」
★ウクライナ関連の話を聞いていると、段々馬鹿らしくなってくるでしょう❓
戦争を継続することだけが目的で、それ以外にはもう目的がありません。
何のための戦争か❓
⇒キエフ政府とウクライナ軍のための戦争です
★そもそも、ウクライナのNATO加盟は実現するのか❓
余程、速くて数年はかかります。
スウエーデンの例
加盟申請 2022年5月
加盟実現 2024年3月
トルコが強烈に反対しました。怒るトルコをなだめて脅してやっと約2年後に加盟しました。
ウクライナの例では、ハンガリーとスロバキアが強烈に反対します。
ウクライナは、去年の12月にロシアのガス・パイプラインを止めたでしょう❓
そのパイプラインの先にある国が、ハンガリーとスロバキアです。ロシアのガスが来なくなりました。
そうでなくても反ウクライナのハンガリーとスロバキアは、「ブチ切れ」ました。
どう脅されようと同意しないと思います。
NATO加盟は、全加盟国の同意が条件です。
NATO加盟国に敵を2か国作ったウクライナのNATO加盟は、ほぼ無理と言えます。
それを停戦の条件にすると言うことは❓
停戦する意思がないと言うことです。
停戦を拒否すればトランプが激怒するに決まっていますから、ほぼ実現不可能なNATO加盟を停戦の条件に入れています。分かりましたか❓
しかし個人的な意見は、これはトランプを舐めすぎていると思います。
ボ●老人のバイデンさんは、バ●息子を甘やかすようにゼレン●キーのやりたいようにやらせています。大統領を止める前にゼレンス●ーに大盤振る舞いをしています。出したい放題ですね❓ウクライナ支援の限りを尽くしてトランプに丸投げです。
トランプは、当然ブチ切れています。最初から、厳しいウクライナ対応が予想できます。
だから、最初からガツ~ン!とくるような気がします。
言うことを聞かなければ、武器供与即削減でしょうね❓
それでも言うことを聞かなければ、アメリカ議会がウクライナ支援関係の予算案を遅らせるでしょう。(廃案にするかもしれません。元々、米共和党はウクライナ支援に反対です。⇒アメリカのウクライナ支援は無く!なります。)
2023年の後半にやっていました。あれを、やると思います。
アメリカの武器と金が来なくなった、ウクライナは❓
トランプに降参するか❓万歳突撃をやって、潔く散るのか❓
(ゼレンスキーがイギリスに亡命するのか❓)
余り逆らうとドニプロ川の西岸がアメリカ、ドニプロ川の東岸がロシアで分割して終わりにすると思います。
トランプだって、忙しいですからね❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27