「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏のウクライナ紛争に関する最新発言と仏マクロン氏の発言<2025・01・08

2025-01-13 16:52:02 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

昨日が、キリスト教正教のクリスマスです。暦の関係で正教の国では12月25に該当するのが1月7日です。日本で言えば旧正月と同じです。ウクライナは、例によってひねくれて法律で強引にクリスマスを12月25日に変えました。ロシア正教は、敵性宗教として弾圧しました。これはキリスト教正教の組織形態が関係しています。ウクライナでは、別派としてロシア正教からウクライナ正教が分離独立しました。だから一応、ウクライナ正教会は自分たちで独自に決めることは出来ます。それにしても長年の伝統を法律で強引に変更し、根拠もなくロシア正教系の教会を差別し迫害するのは、宗教弾圧です。
それを西側のメデイアは、素晴らしいことのように報道していましたね❓
まあ、見事な偏向ぶりです。私が「ウクライナ万歳」と言うのは、このようなことを指しています。この偏向ぶりは、そうとしか表現のしようがありません。ほぼ「鬼畜米英」と同じ精神構造です。
ウクライナがやることは何でも正しくテロや破壊工作も正しくなります。

 

(1)トランプ氏のウクライナ紛争に関する最新発言
ロイター 2025年1月8日
『トランプ氏、ウクライナのNATO加盟に反対するロシアに理解』

https://jp.reuters.com/world/ukraine/A246KKWC4FIYDEBXJTZOU4BBRA-2025-01-07/

「ウクライナ万歳」の立場に立つ従来の西側からすると、「裏切者め!」と言うことになります。ハンガリーのオルバン首相は、ずっと「売国奴」みたいな扱いでした。
ウクライナ紛争の原因は、NATOの東方拡大です。
火を付けたのは、アメリカが主導した2014年ウクライナ・クーデターです。
これで西ウクライナ過激民族主義者と暴力極右グループがウクライナの政権を武力で奪取しました。
西側は、これを「マイダン革命」と言葉を変えて胡麻化します。
武力クーデターと革命では、随分イメージが違うでしょう❓
これが、フェイクニュースの作り方です。
言葉を変えようと中身は、変わりません。

この経緯は、普通の西側の指導者なら誰でも知っているはずです。
2022年2月24日以前の出来事は、切り捨てて隠して一方的にロシアを侵略者に仕立て上げているだけです。
実際には、アメリカ(バイデンさん)の方が侵略者の要素が強いです。
その仕上げをしたのが、ゼレンスキーの2021年10月の東部独立派への武力攻撃の激化です。事実上、「ミンスク2合意」を破棄しました。
こうしてロシアの軍事侵攻が起こりました。
はっきり言って、アメリカとウクライナに原因があると言えます。
その部分は、都合が悪すぎるから2022年2月24日以降だけのウクライナ紛争を切り取って主張しています。
2005年頃からの出来事や事件を全部、言わなければ到底公平とは言えません。

トランプ氏が、「ロシアがウクライナのNATO加盟に脅威を感じることは理解できる」と発言しているのは、切り取らない歴史を中立の視点から述べています。
つまり、トランプ氏は西側の立場は踏まえつつも中立寄りの和平の仲介者として、今後関与していくことを述べたのであろうと思います。
要は、この紛争の原因を正確に理解していると言うことです。
その原因の部分で調停しなければ、和平合意が出来ないことを理解しています。
これは、仲介者になるのなら当然のことです。言い分は両者にあります。ウクライナの言い分は、その半分にすぎません。

もう一つは、言葉を現実的に変えてきました。
◎すぐ停戦させる
◎あそこでは多くの人々が死んでいる。戦争を止めさせなければ、ならない
<今回>
◎(紛争解決に)少なくとも6ヵ月は(時間が)ほしい
(しかし)6ヶ月よりずっと早く達成したい

「直ぐ」ではなく、「6か月以内に実現したい」に変化しました。
発言が現実的になったと言えます。
だからウクライナ特使のキエフ訪問も延期になりました。
当初の予定は、もう訪問していたはずです。予定は、トランプ氏の大統領就任後に延期されました。
到底、簡単には行かないから政権発足後、もう一度段取りを検討しなおして・と言うことでしょうね。

ロイター 2025年1月27日
『トランプ氏のウクライナ特使、キーウ訪問延期 就任式後に=関係筋』

https://jp.reuters.com/world/ukraine/KQMIEL4KOFIOBNNCKZSZMHVERQ-2025-01-07/

(2)フランスのマクロン大統領の発言
AFPBB 2025年1月7日
『マクロン仏大統領、ウクライナに領土譲歩の検討を求める』

https://www.afpbb.com/articles/-/3557019

これまで西側の政府首脳は、誰一人口にしませんでした。
明確に主張していたのは、ハンガリーのオルバン首相だけです。
「完全、手の平返し」です。
マクロン氏が、こう発言してしまえば色々な声が出てくると思います。

ダメ押しが❓
AFPBB 2025年1月8日
『ゼレンスキー大統領の支持率さらに低下、「信頼する52%」』

https://www.afpbb.com/articles/-/3557053

※政府が政策を変更すれば、その国の主要なメデイアは、報道内容をそれに沿った内容に変えます。
例えば、こんな報道もあります。

AFPBB 2025年1月3日
『ウクライナ軍の旅団から1700人脱走か、仏で訓練中の50人も(脱走)』

https://www.afpbb.com/articles/-/3556548

これはウクライナ政府の発表ではありません。
ウクライナ従軍記者のユーリー・ブトウソフ氏の告発記事を引用しています。
これまでなら、まずこんな事は報道しなかったでしょうね❓
ウクライナのボロは、山ほどあります。西側のメデイアは、それをほとんど報道しませんでした。全部、報道すれば「ウクライナ支援など、止めてしまえ!」と言う話になります。なっては困るから、これまでは揉み消していました。
今後は、段々出てくるかもしれません。

少なくともフランスは、トランプ氏の考えに従うと言うことだろうと思います。
ホワイトハウスの主は、1月20日に代わります。

☆トランプ氏の発言を、イギリスのロイターが速報したのが興味深いところです。日本時間6:36の記事ですから「速報」です。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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