HSP(ハイリーセンシティブパーソン)のことが書かれている「繊細さん」という本が、以前、話題になったことがあるが、ウチの息子はまさに絵に画いたようなそれ、HSP。
息子はあまりにもその傾向が強すぎる。
とにかく神経が敏感。
誰かが困っていると、それを息子は強く感じ、本人のように苦しんでしまう。
心だけじゃない。例えば私が「頭が痛い」と言っていると、息子も頭が痛くなるし、
架空のこと、例えばテレビや映画やゲームで、登場人物が辛い思いや、怪我をすると、自分も辛くなったり、或いは怪我と同じ場所が痛み出す。
なんだかある意味マンガのような息子なのだがしょうがない。
そういえば、高校の時、息子は友達の中にひとり、常にネガティブな子がいて辛いと言っていた。
何が辛いのかな、別に気にしなきゃいいのにと言ったのだが、そのレベルでは無いようだった。
その子がまるで息子の心に入り込んでいるくらいの感覚になっていたのだろう。
早く高校を卒業して、その子と離れたいと言っていた。
もちろん他人のことだけではない。
息子自身にとって、音や目に映るモノが敏感に入ってくる。
そして人が大勢居るところでは、人々から発する空気、気配、何か目に現れないそういったものを感じすぎてしまうし、声もたくさん耳に入ってきてしまう。
常に息子は気疲れしている状態なのだと思う。
息子がボンヤリしているのがよく見かけたが、あれは疲労困ぱいしていたからなのかもしれない。
そんな息子だから、鬱になったのだろう。
HSPの人は、鬱になりやすいそうだから。