怒り過ぎと思われてもいいことにした

2020年10月24日 | 日記
今日は結局歯医者に電話をしなかった。

今日も明日も予約でいっぱいと聞いてるから、また電話をしても無理だろうなと思った。

もし、午前中診てくれるとなっても、どうもあの歯医者は変わっていて、歯科衛生士さん同士がどうでもいいおしゃべりが多すぎて長引く。

それで仕事に遅れるようになっては困る。

やっぱり正規の予約日まで我慢することにした。


そして今日の仕事。

ウチのデイサービス利用の子の中で、1番ワガママで乱暴者のレナちゃん。

以前は私もなるべく冷静に対応をしていたが、それはかなりのストレスだった。

もしかして眼底出血したのも、レナちゃんに対するストレスからだったのかもと思うくらいストレスだったし、

この仕事を辞めたい、辞めようと思ったのも、レナちゃんの対応が難しくて嫌になったのが1番の理由だった。

でも、

私はもう優しい職員ではない。

このところ悪い時はガッツリ怒っている。

時には周りの職員がひくほど。

今日もこんなことがあった。

私は他の子と遊んでいた時、キッチンの方から若い職員コウタさんが、

「レナちゃん!ちゃんと片づけてください!」

と、注意する声が聞こえた。

だが、「ヤダッ!!」と、れいによってレナちゃんの反発する声。

どうしたのかコウタさんに聞きに行くと、レナちゃんがおやつを食べた後のゴミをゴミ箱に向かって投げたが入らず、その辺中に散らかったという。

しかもおやつを食べた後のプラスチックの皿を、みんな自分のは自分で洗うことになっているのに、レナちゃんは皿も放り投げて洗っていなかった。

私は静かに「レナちゃん、片づけようね」と、言い聞かせた。

「ヤダッ!」

「どうして?」

「やりたくないからヤダッ!」

「お皿も洗おうね」

しかしレナちゃんは「フンッ」と顔を背けた。

ムカッ…

「いいかげんにしなさい!!」

だめ。我慢しようと思ったが、今日もブチ切れた。

「自分が悪いことをしていながら、その態度はなんなの!謝りなさい!」

悪いが本当にムカつく子だ。もう徹底的に怒らないとこの子のためにもならない。

逃げようとするレナちゃんを、私は押さえつけた。

泣いても怒っても許さない。私のやり方が間違っているならどうぞクビにしろ。

今日という今日は、そんな気分だった。

「謝んないっ!!」

私に押さえつけられ、暴れながら大声を出すレナちゃん。

「謝らなくてもせめて自分が悪かったと思いなさい!」

こんな激しいやり取りをしている私とレナちゃんをしり目に、マミさんが他の子達とトランプをしているのが今思うと笑える。

まるで私とレナちゃんの激しい闘いが、見えない聞こえない別世界にいますよ的に平和に遊んでいるマミさん達。笑

おそらくマミさんは、『たかぽんさん、やり過ぎだよ~』と思っていたに違いない。

いいんだ。

たまにこの子には徹底的にやるんだ。

文句があるなら上司に報告すればいい。

そのうちレナちゃんの動きが止まった。

「もぉ、悪かったと少しは思っているよぉ…」

小さい声で文句を言う言い方でついに言った。

「それを認めるなら今日は充分だよ」
(私も疲れたし)

レナちゃんはスルリと私から逃げて行った。

しょうがないから今日のところは私がレナちゃんの皿を洗ってあげようとキッチンに行くと、ミサコちゃんが洗ってくれていた。

「ありがとうねぇ、ミサコちゃん」

ミサコちゃんもまた、今まで私にさんざん怒られてきた子だが、ミサコちゃんは基本的に素直だ。

まあ、褒められる点数稼ぎをするところはあるが。笑

「たかぽんさん、鬼ごっこしよう!」

とミサコちゃんが言ってきたので、

「よし、しよう!レナちゃんもしよう!」

と呼びかけた。

レナちゃんはハリキッて元気に来た。

全くさっきのレナとは別人。

いつもこのパターンだ。

怒って泣いてわめいて、すぐ立ち直る。

不思議だ。

めちゃめちゃ元気になり楽しく遊んでたから別にいいが。