ウチのデイサービスを、週6で利用している中学生のトシくん14歳。
トシくんは生まれながらの障害から、日中はほぼ車いすで生活している。
でもトシくんは元気でよく喋るし、他の子達とも仲良く接するし、私によくからかってくるし
、
そして、よく食べる。
ていうか食べ過ぎ。
トシくんがウチのデイサービスを使うようになったのは数か月前からで、その時は90㎏という事前情報を聞いていた。
あれから何ヶ月か経って、おそらく今はもっとあると思う。
ウチのデイサービスに来る前は他のデイサービスに行っていて、その事業所から、
「入浴に使うリフトが壊れたら弁償してもらいたい」
と言われ、憤慨したトシくんのお母さんが、そこを辞めさせてウチのデイサービスに移ったようだ。
しかし正直前のデイサービスでそう言われたのは、いたしかたないところではある。
入浴の機械どころか、入浴介助をしている若い職員達が腰を痛めるんじゃないかと心配になる。
何よりもトシくん自身の体も心配だ。
今は14歳だけど、歳を重ねるにつれてこのままでは、いろいろな疾患が出てくるんじゃないかと思う。
とはいうものの運動はできないから、やっぱり食事量を減らすしかないと思う。
普段の昼食は支援学校で給食を食べてからデイサービスに来るけど、学校が休みの日はずいぶんの量の昼食を持参して来る。
例えば普通のお弁当と、スーパーかコンビニののり巻き、カップ麺、そしてお菓子…
なぜこんなにお母さんは持たせてよこすんだろう。
食べ盛りの子どもに食べさせたいのはわかるし、トシくんも食べたがるのだろう。
いろいろな我慢を強いられてる車いすの我が子に、せめて好きな物を好きなだけ食べさせて満足させてあげたいという親心も理解できる。
だけどここはひとつ、それは本人のためではないということをわかってもらいたい。
母として、辛いだろうけど、そして悔しいだろうけど…