いい人ばかり

秋分の日の今日、ほんといい日でした。

先日１０７才で亡くなった遠い親戚のおじいさんのお宅へお参りに行きました。

敬老の日が近付いて来たある日、そのお宅へ、
札幌市で最高齢になるので今度新聞に載りますとの電話があったそうです。
それで皆で喜んでいたんだそうですが、
その翌日、おじいさんは突然亡くなってしまったのですね。

いつも、頑張って長生きすると言っていたおじいさん。
最高齢だというのを聴いて、安心してしまったのでしょうか。

訪ねた私達が感激するくらい暖かい息子さん御夫婦。
おじいさんはきっと幸せに暮らしていたのでしょうね。
落ち着いた慎ましやかなお宅での、気持ちのいい時間でした。


その後の久し振りの小樽。
期待していた青い海ではなかったけど、紺碧の海もステキです。

叔母の眠るお寺では、忙しい中とても丁寧に応対してくださった住職の奥様。
子供のいない叔母夫婦だけど、あのいい場所できっと安心している事でしょう。


そして、私にしてはかなり高級なお寿司等。
やっぱりすご～く美味しかった！
母と弟夫婦と私。
もちろんお会計は母でね（笑）。

そうそう、そこの駐車場のおじさんが驚く程親切で、これまた感激～。


それから行った母の卒業した幼稚園。
応対してくれた二人の若い保育士さんの優しさに、またまた嬉しかったのです。

見せて戴いた卒園者名簿に、母や叔父達の名前を見付けた時のうれしさ～。
８６年前の名前があるなんてね、すごいです。
コピーもしてくれて、ほんとに感じの良い保育士さん。

創立１１０年、北海道で２番目に古い幼稚園なのね。
小樽はそこここに、古い物、歴史のある物がそのまま。

数十秒前の事も忘れてしまう９２才の母だけど、
子供の頃とあまり変わらない色んな場所で、当時を鮮明に思い出すのでしょう。
急に元気になってね。
車の中では、ずっと幼稚園の園歌を歌っていたり～。

そんな場所がある母がちょっと羨ましい。


行く先々で良い人達に出会った今日。
いい日過ぎてこの後心配だね、なんて話しながらの帰りの車中～
でもちゃんと無事帰宅です。

母は今日の事もう皆忘れてるだろうと思うと、ちょっと寂しいけど、
今のこの疲れは心地好い疲れです