「老いると総じてふきげんになるわけがこのごろわかってきた。風景を若いときのようにまっさらなものに感じなくなるからだ。おどろきと発見が減ればへるほど老いは深まる。現前することどもを既知の景色、あらかた経験ずみのこと、あるいはそのバリエーションとしかおもえなくなるとき、ひとは肉体の実質を問わず、廃船のように芯から老いて、心が錆びつき、ふきげんになる。」
本日の道新、辺見庸さんの「水の透視画法」から(一部転載)
老いとはそういうことなのか。
だからなのか、私の状況。
合点がいくような
けれど先の不安がつのるような。
本日の道新、辺見庸さんの「水の透視画法」から(一部転載)
老いとはそういうことなのか。
だからなのか、私の状況。
合点がいくような
けれど先の不安がつのるような。