「ヒューマンドキュメンタリー いのちの記憶ー小林多喜二・二十九年の人生」
という番組を見た。
多喜二の人間としてのひたむきな生き方や、獄中で殺されなければならなかった彼の無念さなどを思い、熱いものが込み上げた。
現実と理想。
闇があるから光がある。
現実を見つめて理想の為に生きる。
それが多喜二の原点だという。
その根本にあるだろう虐げられたものへの優しさ。正義感。
その多喜二は今の時代をどう見るのだろうと思った。
私の好きな小樽の景色と共に始まった番組。
母の懐かしいだろう昔の小樽も写る。
今度母が来たらこの録画を一緒に見よう。
そういえば母は、多喜二の家族の事を少し知っていると言っていたけれど、
今はもう何も分からないのだろう。
きっと小樽の景色に喜ぶだけかもしれない。
近くの書店にも「蟹工船」が入っていた。
大事にされてください。
多喜二さんがお母さんを大事にされたように。
母は先日で93才になりました。
そうですね。
大事にしなくちゃいけないですね。