美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

校内展示を考える

2015-02-07 23:31:04 | 日記

県選抜美術展を終え、地区小中美術展の最中です。
毎年のことですが、県展を終えて持ち帰った作品たちを校内の廊下に展示しました。

その作業の最中、ふと入賞を逃した作品たちが美術室にぽつんぽつんと置かれている様子が気になりました。

「これらの作品だって魅力的だし、作ってた子らは一生懸命だったよな…。」

そう思ったら、なんだか放っておけなくなりました。

そこで思い立って企画し、ポスターを作り展示。



展示場所がとにかく少ない校舎なので、美術室内の一角を特設スペースに。

普段の日に展示しても見てくれる人は限られているので、新入生説明会に無理やり間に合わせてみました。

『図工美術の日』だけの取り組みに満足することなく、機会を見つけてこのようなことは続けていければいいなと思いました。

 

せっかく時間をかけて思いを込めて表現した作品です。

授業の中で発表し合ったり鑑賞し合ったりというのも大事なことでしょうが、あの手この手で発表の機会を作るのって大事なことですね。自分は今までそういうことを疎かにしていた気がします。

 

さて、今年度も残りわずかとなりました。

3年生はいよいよ入学試験の時期。そして1ヵ月後には卒業です。

残り数時間の授業を大切に、その中で少しでも良い勉強、良い経験、良い思い出ができるよう、美術の先生としてもうひと頑張りせねばと思うのでした。

 

…来年度はどうなってるかな。まだこの学校にいるのだろうか?

来年度の授業のことを考えつつ、そんな心配をする時期にもなりましたね。