美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

題材まとめ:咲かせよう日本の花

2019-02-11 16:44:50 | 日記


休日を利用してようやく校内への展示終了。
インフルエンザによる閉鎖の影響もあり、ちょっと時間がかかりすぎました。


1時間目:表すテーマを決める

 日本のイメージを考え、表現するテーマを決める。

2時間目:テーマを表すイメージを広げる

    テーマに合った表現にはどんなものを使えば良いのだろう?イメージを広げる。

     ①マインドマップ      ②アイディアスケッチ

3・4時間目:制作計画を立てる *立体造形イメージをしてみる

  アイディアスケッチで浮かび上がった花の形を立体化して描きながらイメージしてみる。

5・6・7・8・9時間目:粘土と絵の具で日本の花を表現する

   粘土1個を使いきるサイズで計画的に制作する。

・土台はレリーフ用の板材。茎はあってもなくても良し。茎としての竹ひご(針金)を土台に固定し、茎や葉っぱも含めて一輪の花を制作。

・彩色は基本は水彩絵の具で。カラー粘土もあり。茎は竹ひごに直接絵の具で彩色。針金はアクリル絵具で。

・土台はジオラマパウダーを考えていたが変更。絵具で彩色に。

10時間目:鑑賞から日本を再発見

  自分のクラスの作品を鑑賞し、日本を改めて見つめ直してみる。

 

◾️課題

(1)やや時間がかかりすぎた。結局11時間の題材になった。

(2)最終的に誰に伝えることを目的としたのがぼやけてしまった。授業では何度も「外国の方に見てもらって、日本の良さ・象徴するものをアピールする」と話したが、未定なので…。

(3)資料を見せるタイミング。構想を広げ・練る際にもっとたくさんで良かったか。



早く制作が終わった生徒たちに話し、余った時間と粘土で作ってもらっていた文字たちも使って華やかにしてみました。
ここの場所暗くて奥まってて目立たないので、少しでもと思い。

毎時間のように少しずつ鑑賞作品や映像を見せながら、自国日本の良さや象徴するものをアピールし、見る人へ伝えることを目的に取り組ませました。
さて、どこでアピールしようかな?校内だけで終わらず、どこか外へ…海外の方々へも見てもらう機会を作りたいなと考え中です。