妖怪大魔王・コバ法王日記

オートバイを分解して磨き、正確に組み立て独自理論でラインを探り、ストップウォッチと頭脳で感性を磨き、日々の想い語ります

妖怪ガレージ日誌、撮影完了

2019-11-17 09:17:47 | 妖怪ガレージ、奮戦記

慣れた作業で、本人にとっては愉悦の時であっても、観る者にとっては、退屈の時になり得る事を実感した昨日に続き、今日も作業と撮影が続く。
   
更に、緻密でケアに溢れた作業をして、今日中には走行可能なじょうたいにしてやりたいと考えているが、愉しみたい! じっくり丁寧にしたい! と考える者にとって、カメラはプレッシャーを掛けてくる、だろうなぁ。
    

 

予定していた作業と撮影、無事に、予定 プラス アルファ を完了です…約5時間半、カメラに緊張を強いられながら、みっちり楽しみました。 お腹がすいたので、これで、家に帰ります。 後日のリポート 妖怪ガレージ日誌、ご期待ください。
 
 
 


妖怪ガレージ、撮影日和

2019-11-15 22:55:23 | 妖怪ガレージ、奮戦記

    
澄み切った青空に誘われて、ガレージに、整備と撮影で籠りました。
 
一人でやっている時は気づかなかったけど、こうして撮影しながら、観る人の存在を意識しながらすると思った。
 
「 随分と、地味な作業を、コツコツとやっていて、飽きないね〜 」と。
 
結局は、好きなんだと思うけど、 外した部品の一つ一つを素肌の指で触り、話しかけながら、汚れを拭ってやって、グリスをうっすらと塗布してやって、清潔にしたパレットに、配置よく、一つ一つ、綺麗に並べていく作業って、観る人、あくび出るね。
 
しかも、リアサスペンション周りの連結部のボルトには、全てスラストベアリングを入れて、ボルトも他の部品から浮かせて、フリクション低減を図っているから、ベアリング用に新造したダストカバーを入れると、一箇所のボルトあたり、ナット以外、8点以上の部品を細かく磨いて潤滑塗布するなんて、途中で、本人もカメラのスイッチを切った程。細かい作業、連続で、黙々と1時間近くするのって、ある意味、オタクかも。今頃、気づいたね。

 





 

 

 

 

 

 


妖怪ガレージ日誌、次回予定

2019-11-12 23:38:17 | 妖怪ガレージ、奮戦記

   
頭の中には「 あ! これ伝えたい 」、「 あぁ、これも言いたいなぁ 」とか、次から次へと浮かび上がり、その度にメモを繰り返していると、厚く重なったメモが呼び掛けてくる。

     「 あんた、いつになったらやるん! 」

そんな、メモ達の声から逃れつつ、浮かんだ発想に応えるカタチの一つ(逃げ?)が 『 妖怪ガレージ日誌 』だ。



【 妖怪ガレージ日誌 】

普段から、ガレージでやっている整備作業を、ただ詳しく発信するだけというのが基本コンセプト。
でも、その中身は、全国の誰かに参考になる事の一つや二つ、きっとあるに違いないと思っている。
 
ただ、それを伝える企画は以前にもやってきたけど、画像を撮影して加工して、原稿・テキストを考えて、タイトルを決めて、それらをレイアウトしてやるって考えるだけで、“ 厚いメモ ” 効果そっくりの現象になる事も経験している。
  
そこで、選択や加工が必要な画像ではなく、映像を主体に発信すれば良いと気付いて、『 妖怪ガレージ日誌 』という新たな名称もつけて発信を始め、既に 3回発信済みだ。
お蔭様で、直ぐにチェックしてくれる方も居て、約 30分という長尺の映像(基本無編集)にも関わらず、少しずつ注目を集めてもいる様子。

 
 
【 次回予定 】

そんな経過で歩み始めた『 妖怪ガレージ日誌 』だから、他の 進行中の企画の様にプレッシャーを受けて、フリーズにならない様にしたいと常に願っている。
で、幸運なコトに、煮え切らず、はっきりしない操縦性に悩まされ続けている トラ君(トライアンフ ストリートトリプル)に、最近改善の兆候がはっきりと表れてきた。
  
だから、今度は その改善の為の作業を撮影して、その作業の内容を 『 妖怪ガレージ日誌 』として発表しようと考えている。
そのテーマは、

  「 リア サスペンション ユニットの脱着作業 」
  「 正確なチェーン調整 」
  「 簡単明快な前後タイヤ整列調整 」
  「 リア スプリングの交換 」の予定。
  
というのも、トラ君、フロントのセット方向がはっきりと見えてきたら、今度はリア側の不満(不和)がはっきりと見えてきたからだ。
フロントのわがまま振りに手を焼き、リア側を 人当たりの優しい設定すべく、スプリングレートを下げていたけど、フロントのマナー改善の道が見えてきたら、リアの曖昧さが気になっていたからだ。
   
トラ君、ノーマル状態での リア スプリングの レート(バネ定数)は 約 510 LBS/inch ( 1インチ縮めるのに 510 ポンド )で、以前は 600 LBS/inch とか 575 LBS/inch でもやっていたのに、ユニット銘柄の変更に合わせて 525 LBS/inchにしているからだ。
そこで、スプリング を ハイパワーコイルズ社の 575 LBS/inch へと変更する作業を撮影すれば、上記の 4つ の作業は当然行なう事になるので、4つの 日誌企画 になるという訳だ。
  
さあ、自滅圧力に負けず、どんな日誌になるか、作製する本人が一番心配で楽しみかも知れない。
 
 
   
   


妖怪ガレージ日誌 「 フロント車高の調整と失敗 」 11月 4日

2019-11-10 04:10:28 | 妖怪ガレージ、奮戦記

      前回まで、バンク走行時にフロントフォークが寡黙になってしまう事に
      困り果て、トラ君の生まれつきのトレール感の無さに対処したフォーク
      油面設定を一度見直し、一度、思い切って油面設定を低くする事にした。

      11/1 に 6㏄ 抜いて、その際に フロントタイヤが優しく接してくれる様に
      なったのに気を良くして、更に 5㏄ 抜いて、合計 11㏄ 抜いて更に良い
      印象を受けたが、大切な事は 安全な専用エリアで実際に走らせなくちゃ
     分からない。 
      そこで、フォークオイルを抜いて下がったフロント車高(1G'時)を、
      前後車高バランスを補正する為に、1㎜ 上げる修正をして、11/3 開催の
      クリニックで試してみた。



『 11/3  クリニックにて 』

昨日開催したクリニックで、空き時間に少し走り込んでみた。


30km/h 以上で一気にバンクさせて入るセクションでも、以前よりは、嫌がる素振りを見せず、一昨日までに施したセット修正は 「 ハズレ 」ではない事を確認。

しかし、バンクさせた後で、遅らせたフロントブレーキで前輪の向きを変えようとしても、無情に時が流れるだけで、前輪は反応せず、ただただ、スピードが無駄に落ちていくだけ。

それに、切り返しにもっと軽快感が欲しいし、バンクさせる掛け声を掛けても無表情な事、そして もっと路面を身近に感じたいので、まだまだ満足できない。

 



『 11/4、ガレージにて 』

イベント翌日、ガレージに出向き、コラム掲載用のタイヤ表面の摩耗痕の撮影は終わった。
後は、昨日の汚れを拭き落としてやって、次の修正セットを考えなくては。

きっと、再度、フロント車高を 更に 1mm 上げてやって、フロントの主張と初期反応の声を大きくしてやって、試走、その結果で フォークオイルを更に抜く方向もアリだと考えている。

以前は、追い込んだ時の フロントの巻き込みを嫌って、トレールが十分に残るよ、オイルレベルを下げ過ぎないようにだけ注意を払っていたので、袋小路に入っていたかもしれないからだ。

その場合でも、トラ君の前脚、物理的に 110mm 以上のストロークは強いられない構造だから、そこは要注意だ。
   


 

 

『 更にフロント車高を上げた結果は 』

試走を完食。 一言で言えば、良い結果になった。

まっすぐに走っている時から、フロントが存在をはっきりと表して、バンクしてターンの最中も変わらない感触が続くようになった。
ただ、フロントの締め付け時、ストレスが入ったような、少しツンツンする感触も同時に現れたので、一度リラックさせてから、もう一度、きちんと整列を取ってあげる必要がある。
それと、フロントがしっかりと主張してくれるので、フォークオイルを 5 cc 追加で抜いてみる予定だ。 良くなぁれ、もっと良くなぁれ!!
   
フロントの主張、声は大きくなったが、フロント車高を 1㎜ 上げる修正を行なった際、ビデオ撮影もしていた関係(言い訳)で、フロント周りにストレスを残してしまった様で、一般道を普通に直進していても、「 ツン ツン 」とフロントの動きに 引っ掛かり感 が出てしまっている。
それに、バンクの際、初期反応は上々になったけど、フロントブレーキで追い込んだ時の “ 反応無し ” が “ 反応薄し ” に変わった位だから、更に フォークオイル を抜いて、「 よっしゃ 」と言ってくれる様になるかを期待してみたい。

オートバイに限らず、何事もバランスが大切。
「明」と「暗」、「ダル」と「ピーキー」、「平安」と「冒険」、その中間を探し当て、そのエリアを確保して大きくする作業こそ、人生だと思うし、それがセッティングだ。

更に、5㏄ 抜いて、“分岐点” (境目)を超えて、向うの世界に入ってしまったら シメタモノ。
その、バランス点を超えてしまった分だけ、例えば 2㏄ とか 戻せばっ良いだけだ。

さあ、フロントフォーク周りを リラックスさせて、フロントフォークオイル、更に 5㏄抜きだ。
さあ、どうなるか?外はとっくに暗い。
僕のエネルギー残量も明るくない。
でも、誘惑の力は大き過ぎる。

 


『 後日談 』

やっぱりと言うべきか、11月4日、試走から帰った後、誘惑に負けて、フォークオイルを更に 5㏄ 抜いた。
と言うか、先の フロント車高の変更作業(ビデオ紹介分)の時、フロント周りにストレスを残してしまい、「ツンツン感」を感じるようになっていたので、もう一度、フロント周りを触る必要もあったというのが言い訳でもあった。

で、追加で 5㏄ 抜いた後は、やっぱり試走に出た。結果は、良い症状が得られた。
 
バンクさせた後、フロントブレーキでのフロントタイヤのラインコントロールが簡単になったのだ。 つまり、ブレーキをかけて、フロントタイヤを思った通りにイン側へ向けていく事が簡単になったのだ。
簡単に出来る分だけ、ブレーキ使用量は少なく、それだけスピードロスも少ないから良い事づくめだ。
 
更には、コントロール量を誤ると、思った以上にイン側へと向き過ぎて、それに合わせて速度は落ち、車体が立とうとするけど構わない。
フォークオイル量の調整・セッティングが “分岐点” を 超えたのが確認できたから、それは良いサインだ。
  
今回は、追加で フォークオイル 5㏄ 抜いたので、2~3㏄ 戻すとか、フロント車高を 0.5 ~ 1 ㎜ アップさせて、フォークオイルを 1~2㏄ 戻すなど、適した方法でバランスを取る選択肢が見えてきたからだ。


  

< 車高データ > 1G'時 ( 乗車時 )

〇 11/4、 5㏄ 抜く前        112.0 - 4 = 108.0 ㎜   ( タンクは 3分 )
〇 11/4.   5㏄ 抜いた後   112.2 - 4 = 108.2 ㎜   ( タンクは 2分 ) 

     ( 倒立式フロントフォークの為、フォーク突出し量  4㎜ を差し引く )
  
  
 


11月 7日 買い物 ・ 日記

2019-11-07 20:32:14 | 日記

 
買い物をしに、24時間営業、大型スーパーへ、スクーターで出かけた。
 
 
『 30台半ば男性 』

JRの駅近く、信号待ちしていると、青いアクア、歩道の切れ目から歩道の中に入って停まった。
路上広告用の水入りウエイトを車から取り出している、30台半ば、営業マンと思われる男性に声を掛けた。

  「 お兄さん、そこは歩道上だよ 」と言えば、
  「 おぉ、わかってる 」と、一瞬僕を睨む様にして、返事してきたが、車はお構いな
      しだ。
  
さほど広くない歩道の上、点字ブロックの真上を塞ぐ様に停めるなんて、他人に不幸を与える行為を平然とやってはいけないし、見逃してもいけない。
  
  「 それ、確信犯と同じだよ 」
   
次に、同じ様な場面に出会ったら、もっと効果的に言おう。
 
 


『 70台半ば女性 』

大型、安売りスーパーでレジに並んだ。
最近、清算だけは別の機械で行なう形式に変更になったけど、その女性は、それが似合わない程に丁寧で細やかだった。
スキャナーと個数ボタンだけ押し、レジ袋を渡すだけが求められている筈なのに、見れば、前のお客の他店購入の荷物にまで気遣っている。
  
さあ、僕の番だ。
同じ商品を取り出しやすい様に手伝えば、愛想よい笑顔で 「 ありがとう 」と言ってくれた。
初めて見かける様な人で、様々な支払い方法に対処するレジには似合わない。
こんな高齢で働いている人、ちっとも珍しくないけど、年金制度を作った人達はきっと、働いていないだろう。
  
帰り際、レジ横に戻り、少し大きな声で、「 ありがとうございました 」と挨拶した。




『 20台後半男性 』

帰り道は、国道に交わる道の信号が  “右折可”  を出したのに誘われて、細い路地を選んでしまった。
  
すると、2分も進まない内に、前方の小さな交差点の真ん中に、白いアザラシの様な物が横たわっている。
近付くと、白いスクーター、横には 20台後半の男性が茫然と立っていた。 どうしたのだろう。
   
その男性の視線の先を見れば、5m 先で大学生らしき男性が力なく起き上がってきて、ズボンの汚れを払う仕草。
事故だ!  信号も無く、車線区分も無い路地の交差点、白い軽自動車ワンボックス商用車とぶつかった様子だ。
 
   「 だいじょうぶ ?? 」 声を掛けたが返事は無い。 当然だ。
  
横で、初めて見た光景の様に立っていた男性、急に思い出した様にワンボックス車に駆け戻り、助手席から赤いスマホを取り出して、電話を始めた。
事故に慣れている人は多くない。まして、もし、当事者であれば尚更だ。でも、責任感はしっかりとした人の様だ。
    
大きな怪我は無い様子、野次馬になるのは嫌いだから、通り過ぎ、幾つかの小さな交差点を横切った頃、現場へと向かう救急車とすれ違った。

 
 
 
今日も、人々の人生は過ぎていく。
僕も、ぼくなりの人生、作らなくては。