先日(2月16日)、西院中学校での教え子たちが還暦の年を記念に学年同窓会を
開き、そこに招かれましたのでその報告から始めます。
彼・彼女たちのほとんどが、西院の幼稚園に通い、西院小学校に一緒に入学し
一緒に卒業、しかも進学した中学校も1小学校区という、京都市内では珍しい
環境に育ってきた生徒達です。
彼らが育った昭和40年代後半は全国的に「荒れた中学校」が社会問題となって
いたころで、テレビドラマ「金八先生」が放映されていたころです。
御多分に漏れず京都市内の中学校でも校内暴力や対教師反抗問題が起きて
いましたが、幸いにも西院中では大きな出来事もなく平穏な状態でした。
これも一小学校一中学校という環境のおかげだったと思います。
私は当時38歳、3年4組の担任でした。教師経験十数年ですから普通であれば
ベテランの域に入りそれなりのポジションと仕事についていてもおかしく
ない年齢です。でも当時、西院中約30名の教師集団の中で私より年下の教師
は3~4名でした。そのため私は38歳になっていても新米・新卒並みの立場で、
大した役職にも就けず、何かにつけ便利使いされてやる気を失っていました。
この学年の3年学級担任を持つようになったのも、それまで1・2年と持って
いた教師が転任したための穴埋めに急遽配置された経緯がありました。
こんなだめ教師状態なのに生徒たちはよく学びよく頑張ってくれました。
本当に感謝・感謝です。
この学年は5学級で多分約200名在籍していたと思います。そのうち今回
参加したのが79人だそうです。私が担任した3年4組からは15名の参加。
みんな素敵な中年紳士淑女、とても60歳とは見えません。
彼・彼女たちが15歳の春を迎えた時の担当した学年教師集団は、私が最年少
でしたが38歳、皆さんおじさんおばさんの中年教師集団でした。
だから卒業後45年経過した今回の集まりに、恩師として招かれ出席できた
のは私だけでした。多くは逝去されたり病床に伏せておられていました。
唯一参加できた私は望外な歓待をされ、教師冥利に尽きるひと時を過ご
させてもらいました。
今回の後半は、北野天満宮の雪景色の紹介です。
2月も後半に入って今冬初めての積雪です。明け方に1センチほどの降雪、
急いでカメラを携えて北野天満宮の境内を写してきました。
まずは中門前、中門をくぐったあたりの風景
需要文化財の三光門あたりと本殿横。
本殿裏側。
そして早咲き種の紅梅と白梅の花。
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