毎年3月中旬過ぎになると私のブログに、平野神社の「魁桜」が開花したことを
紹介してきました。
今春は14日に開花しているのを見つけたのですが写真に写すには晴れの日をと
快晴の17日(火)に出かけたらご覧のように五分(?)咲でした。
この桜の品種は「一重咲の枝垂れ桜」です。
御所の近衛邸跡に咲く「糸桜」と同じ品種です。ともに京都に春が来たことを
いち早く知らせてくれる桜の木で影の標本木と言われているとも聞きます。
桜の木といえば学校の校庭・校門付近にはかなずといってよいほど桜が植樹されて
います。古い歴史のある小学校には卒業する子たちも、新年度入学してくる子達
も共に祝ってあげるためにと、時期をずらして咲く桜の木数種を植えてあると
聞きます。
さて、今年はコロナウイルス感染症の問題で2月末に、政府は「全国の小中高に
臨時休校の要請」をしました。卒業前の一番大切な時期に一時休校や行事縮小
です。学校や保護者の戸惑いや苦労は計り知れないほどの大きさでしょう。
卒業式といえば、かっては老人会長として「式参列」のご案内をいただき
参列しました。その時に気づいたことに式の最後に歌う「蛍の光」斉唱が
小学校ではないということです。
私と同じような昭和の戦前・戦中の昔人間は卒業式の歌といえば卒業生が
「仰げば尊し」を斉唱し、参列者全員が「蛍の光」を歌うものと思っている
かもしれません。
「身を立て名を成せやよ励めよ」と立身出世を強いるのは今の時世にそぐわない
ことはわかりますし歌わなくなったのも理解できます。
でも、式の最後に「蛍の光」を参加者全員で斉唱することまで省かれていること
には私は首を傾げます。(私は古すぎるのかな?)
ちなみに京都市中学校では「巣立ちの歌」を卒業生が歌い、全員で「蛍の光」を
斉唱します。
コロナウイルス感染症が終息し、小学校の卒業生が元気で巣立っていくことを
願っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます