思った事をそのままに

毎日綴る事は無いと思いますけど、日常の生活やその他に感じた事を思うが侭に書きたいと思います。

民主主義を無視した「ヘイトスピーチを禁ずる法律案」

2015-08-27 20:53:56 | 社会

民主党が5月22日に参議院に「ヘイトスピーチを禁ずる法律案」を提出しているらしいが、このヘイトスピーチに関し民主の細野が25日の記者会見で「自民党の稲田朋美政調会長が「ヘイトスピーチを認めていくと取られかねないようなコメント」を出したとして、「非常に理解に苦しむ」と批判した」(産経新聞2015/08/25)らしい。

だが、批判された稲田朋美は即座に反論する。細野が会見で語る意味のコメントなど一切行っていないと。実際に稲田朋美とヘイトスピーチを自分なりに検索してみると、稲田の言う通りヘイトスピーチを認める様なコメントを行っているとは到底思われない。
逆に、ヘイトスピーチを批判しているのではないか。

20日に自民党本部で政調会長として会見を行っているが、ここで東京新聞と産経新聞の記者からヘイトスピーチに関し質問されている。まず東京新聞の記者が質問する。

対し、ヘイトスピーチを「差別的な言動であったり、行動であったり、これは本当に悪であるということは、国民全体の意識として持たなければならないというふうに思っております」とし、更に「表現の自由というのは、憲法の保障する人権の中でも、大変優越的な地位を占めていると思います。それは、表現の自由を保障することで、自由な言論が活発化することによって、民主主義が守られるという非常に重要な権利であります。このヘイトスピーチに関しても、その規制の是非をめぐってでも、色々な考え方があるかというふうに思います」と答弁するが、今国会で結論すべき事ではないか?と問われると「ヘイトスピーチは本当に悪です。ただ、表現の自由にかかわる問題については、憲法学者の中でも本当に色々な議論があります。これはずっと積み上げられてきたところの、表現の自由をどう守っていくかということです。そういった点も十分考えながら議論する必要があると思います」と答弁している。

続いて産経新聞の記者が質問するが「民主党と社民党が出している人種差別撤廃法案、これもヘイトスピーチを含むものであると思うのですけれども、もうちょっと広く対象を規制しようとしているものでもあると思うのですが、この法案については中身などご覧になってどのように評価されているのでしょうか」と問うている。
面白い質問だ。
「人権という定義につきましても、非常に色々な意味があります。そして、表現の自由はまさしく政治的な活動の自由にもつながるわけでありますので、民主主義の根幹を担う、表現の自由の優越的な地位ということを考えながら、慎重に私は判断すべきだというふうに思っています」と答弁している。

ヘイトスピーチとは何だろう。Wikipedia「ヘイトスピーチ」を見ると「憎悪表現が”地域の平穏を乱すことをもって規制されるべき”と議論する場合には「憎悪を煽る表現」とも呼ばれる[13][14]。「喧嘩言葉」[15]と同様に相手方の内部に憎悪を生み出すような言論(表現)類型と考えられており、話者(表現者)の側の憎悪感情が問題とされる[16]。また、「憎悪と敵意に満ちた言論」[17]、「憎悪にもとづく発言」とも解説される[18]。 ヘイトスピーチの対象は言論(speech)以外に表現(expression)全般に及び[19]、例えば宗教的象徴を中傷する漫画や動画の公開や[20]、歴史的経緯を踏まえた上で民家の庭先で十字架を焼却する行為[21]、国旗の焼却行為や反戦の腕章を身につけること、デモ行進、ビラ配布行為といった非言語による意思表示形態[17]なども「スピーチ」に含まれるとされ、議論の対象となっている。」

大雑把にいえば、言論や行動などによる表現による一部の人種や民族などに対する憎悪感情による誹謗・中傷を行う事ではないだろうか。

だが民主党が提出している「ヘイトスピーチを禁ずる法律案(人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案)」「ヘイトスピーチを禁ずる法律案」よりも、「人種等を理由とする差別の撤廃のための施策の推進に関する法律案」をメインとした法案なんじゃないんだろうか。
ヘイトスピーチである言論、表現などによる一部の人種や民族への誹謗・中傷を禁ずるでは無く、単に人種等を理由とする差別の撤廃の為の法案。

何より、民主党が示している人種・民族は在日朝鮮人だけなんだろうが。韓国では、好き勝手にヘイトスピーチをやりかし、日本じゃ止めろと言いまくる。身勝手すぎんだんよあの連中は。

「ヘイトスピーチを禁ずる法律案」にはヘイトスピーチに関する事が書かれているも確かだ。だが、日本国憲法では、国民に表現・言論の自由が認められている。ヘイトスピーチは一部の人種などに感情激に憎悪の言論を吐き、表現により誹謗・中傷を行う事により苦しめるは許されないかもしれない。
だからといって、それらの言論や表現を制限する様な事をすれば、憲法が認める言論・表現の自由に反する事になるのではないのか。

民主党が提出したこの様ないい加減な法案など、認める事など出来るわけなど無いだろう。
まして、現在国会で審議されている安保法案を民主などは憲法9条に反する法案だと批判を繰り返しているが、その民主党が憲法21条にある言論・表現の自由に反する法案をよく提出できたものだな。

稲田も会見で語っていた様だが、言論・表現の自由は民主主義の根幹だ。これを無視した法案を提出するは、民主主義も否定する政党である事は間違い無い。
そして細野は稲田がヘイトスピーチを認めととられかねないコメントを出していると発言しているが、そのコメントが何時どこで行われたのか。そしてどの様なコメントだったのか、肝心な事など何も語ってなどいない。

都合のいい事は語っても、肝心の事は何も語らない。これが民主の体質なんだろうな。