金 正恩が現在トップにある北朝鮮。過激に軍事力をアピールし、周辺諸国へ激しい緊張感を与えているとされている。
韓国との戦いもあり、アメリカへのミサイル攻撃もありなどと大胆な発言をし、米韓は北朝鮮の動きに非常に過敏となっている。だからこそ、北朝鮮の動きを牽制しようと共同軍事演習を活発に行おうとしているだろうし、それにより北朝鮮への軍事的圧迫を行い、抑制しようとしているのではないだろうか。
米韓が、日米韓がしっかりと協力し対応しなければならないとしているのは、北朝鮮のミサイル、核開発などの北朝鮮問題とされている事。北朝鮮に、ミサイル開発や核開発などを進めさせてはならないと3カ国は協調しなければならないとしている。
北朝鮮問題には、中国も過敏に反応し、これまで協力的だったのだが、今回は米韓に賛同する様に北朝鮮に厳しい対応を行うようになっている。
この様に周辺国やアメリカが非常に警戒している北朝鮮に、日本は14日に突然に飯島内閣官房参与を北朝鮮へ訪朝させる。
北朝鮮も、どの様な意図があったのか知らないが、非常に歓迎する映像を流している。
韓国やアメリカは日本が突然に飯島参与を訪朝させた事や、北朝鮮より歓迎されている事を裏切りとでも意識したのだろうか特に韓国は、政府やマスコミは非常に批判的な姿勢を見えている。
韓国や中国などを訪問した、アメリカのグリス・デービス米政府特別代表(北朝鮮代表)が、昨日16日に日本訪問をする。
そして、日本の行動に「不快感」とやらを持ったらしいグリン・デービース米政府特別代表(北朝鮮担当)は、外務省や日本政府から飯島参与を訪朝させた意図の説明を詳しく聞きたいとしているらしい。
米韓などが北朝鮮を脅威と感じているのは、核開発である事は間違い無いだろう。それにより、核兵器などが開発される様になれば、その核の脅威を利用し経済制裁などに対しどの様な要求をされるのか分らない。その事を最も嫌がっているのは、韓国であり、核兵器が開発される事があれば、核攻撃の範囲に加えられるアメリカも北朝鮮の動きを嫌がっているのだろう。
だが、北朝鮮に本当に韓国やアメリカへの攻撃を開始しよう、戦争を始めようなどと馬鹿げた意識があるのだろうか。現在の北朝鮮の軍事力などたいしたものでは無いだろう。本当にアメリカなどに戦争を吹っかければ、あっという間に敗戦国とされる事は間違いない。
ミサイルや核開発の開発を積極的に行っていると前置きにして、軍事的に挑発を繰り返すばかりの北朝鮮の目的は一体何なのだろうか。少しでも優位な立場にたち、経済に関する交渉を目的としているだけではないのか。
2006年から世界から経済制裁を受けているだろう北朝鮮の経済は厳しい状況にある事は間違い無いだろう。一般庶民の生活には大きな影響があると過去に報じられていたが、現在では労働党幹部の生活などへも何らかの影響があるのかもしれない。
経済制裁による経済状況の悪化は確実に進んでいるだろうし、労働党幹部だけでは無い、軍部への影響もあるのかもしれない。北朝鮮全体が経済不況に非常に苦しい状態へ追い込まれているのではないか。
故に、実際に核兵器感性の可能性が乏しいのかもしれない核開発やどれだけの量を保持しているのか分った物では無い新型ミサイルのアピール。これらを道具として、経済制裁の廃止や経済援助の為の交渉を求めてるだけなのではないのか。
そして、北朝鮮との間に拉致問題を持つ日本は、北朝鮮がこの様な状況にある時期を大きなチャンスと判断したのではないか。
拉致問題の解決は大きく進展する可能性を持つだろうとして。これは、拉致被害者だけでなくその家族の方々にとっては非常に大きな事だ。
米韓にとってはどって事ないのかもしれないが。日本にとっては非常に大きな問題であり、絶対に解決しなければならない大きな問題である事に間違いなど無い。
その為に現況を見極め、安倍内閣は動いた。
また、5月2日に古屋拉致問題担当相はワシントンで「北朝鮮による拉致、核、ミサイル問題の包括的解決を目指す政府方針を堅持する一方で、先行して拉致問題の進展に取り組む必要があるとの考えを表明した。「拉致をまず交渉していく」と述べた。
中断している日朝協議が再開した場合、拉致問題の進展に重点を置くべきだとの考えを示したとみられる。日朝間で拉致問題が進展すれば、北朝鮮が他の課題の話し合いにも応じることが考えられることから「核、ミサイル問題も進展する可能性が極めて高い」と述べた。」(産経新聞)とされている。拉致問題の解消が完全に行われれば、経済交渉なども行われる様になり北朝鮮問題の進展があるとしている。
だが、米韓というよりも特に韓国には拉致問題を重視する意識など殆ど無く無く、自国の為だけにアメリカと共同して軍事演習を行いただ単純に圧力を掛けるだけでは、北朝鮮の強硬姿勢を固めていくばかりで、北朝鮮問題に進展などあるなどとは思われない。本当に北朝鮮問題への進展を求めるなら、北朝鮮の状況をしっかりと把握しているだろうアメリカや韓国なども単純な行動を行うのでは無く、交渉の為の糸口を探らなければならない筈だ。だがその様な行動など一切見られず、単純な事を繰り返し行っているとしか思われない。
対し日本にとっては大きな問題である拉致問題の進展と解決を探る為に、安倍内閣は飯島参与を訪朝させた。
だが、その目的は決して拉致問題に限らず、北朝鮮問題の進展の画策も図っていたのではないだろうか。
古屋拉致問題担当相はワシントンで発言している。「日朝間で拉致問題が進展すれば、北朝鮮が他の課題の話し合いにも応じることが考えられる」と。拉致問題の進展だけを意識し、北朝鮮問題と拉致問題を分離していたのであれば、この様な発言などは無かったと思えてならない。
単に圧力を加える事で抑止をしようとする米韓に対し、交渉の糸口を探る事により問題解決を図ろうとする日本がまともな外交を行っているのではないかと思えてならないが。
韓国の外交省報道官は16日の会見で飯島参与の訪朝は、日米韓の協調の助けにならないと発言したらしいが、北朝鮮問題は韓国にとっては非常に大きな問題となっているかもしれないが、拉致問題が日本にとってはより大きな問題。
故に、絶好の時期かと判断できるなら悩むこと無く即座に実行する事は当然だろう。更に、日本は北朝鮮問題でもアメリカなどと協調の姿勢を示している事も事実であり、訪朝を切っ掛けに問題の進展を図ろうとしている可能性も非常に高いと思えてならない。
韓国は、単純に日本批判を行うだけで、問題の進展をどこまで真摯に考えているのか疑問に思えてならない。
ここから、話は完全にズレてしまうんだが、数日前に橋下が慰安婦問題で発言した事が大きな問題となり、国内外から橋下に激しい批判が浴びせられる様になった。自分としては橋下の発言には納得できる部分もあれば、全く容認できない部分もあり、書こうという意識が高まる事はなかったんだが、16日に米国務省の報道官が会見で橋下の発言を厳しく批判したらしいが、その発言の部分に怒りを感じさせられる部分がある。
「従軍慰安婦が「当時は必要だった」などと発言したことについて、「言語道断で侮辱的だ」と述べ、強い不快感を示した。
報道官は「当時の女性たちに起きたことは悲しいことであり、重大な人権侵害だった。被害者に強く同情する」と強調した。」(読売新聞)とあるが、女性達を従軍慰安婦とさせた者達に対する厳しい批判を示す発言だろう。
記事のツイッターにもあるが、Wikipediaに「特殊慰安施設協会」があるが終戦後に日本を支配していたGHQは特殊慰安施設協会を作り、慰安施設が日本各地に設置されている。これに反し、これは当時の副首相近衛文麿らが進駐軍による日本婦子の強姦を抑える策として内務省に設置を指示したともされるが、マッカーサーが指示を出し設置されたとする2つの説があるらしい。
そしてこの慰安婦施設が設置された大きな要因は、米軍が日本に進駐してから僅か10日間で神奈川県下だけで1.336件もの強姦事件が発生している事の様だ。
会見したアメリカの国務省報道官女性の様だが、「従軍慰安婦が「当時は必要だった」などと発言したことについて、「言語道断で侮辱的だ」と述べ、強い不快感を示した」と発言している。
マッカーサーが指示を出し従軍慰安婦の施設設置を行ったのか、近衛文麿などが設置させたのかは明らかではないが、その設置書を利用していたのは進駐軍兵士であった事に間違いは無いだろう。
国務省報道官は、当時従軍慰安婦が必要だった事を「言語道断で侮辱的」とし、当時の女性達に起きた事は悲しいことであり、重大な人権侵害だった。としているが、米軍など当時の進駐軍兵士は日本で「言語道断で侮辱的」であり、重大な人権侵害を日本でも平然と行っていたんじゃないのか。
自国の行っていた事など完全無視し、一つの国だけに当時の人権侵害を責任転嫁しようとする事も、非常に卑怯な行為では無いか。
日本が朝鮮半島を統治かしていた時の違反婦は民間の者達に自由に行わせていた筈であり、慰安婦の相手も兵士に限られてはいなかったろうし、旧日本軍などが行っていた事では無い。
だが、終戦直後の慰安婦施設などは進駐軍兵士による人権無視した強姦が平然と行われていた事が要因だろうし、朝鮮戦争やベトナム戦争でも慰安婦施設は設置されている。
アメリカも韓国も女性に対する人権侵害を平然と行ってきていた事は事実の筈であり、アメリカ政府だけでは無い、アメリカのメディアも分りきっている事じゃないのか。
橋下の発言を利用して、日本だけが従軍慰安婦を行っていたとして批判する。国務省報道官が行った会見は、日本に対する「言語道断で侮辱的」な発言であり、非常な不快感を感じさせられて堪らない。