女装子愛好クラブ

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女装小説『ウェスティンの聖夜』③

2020年12月09日 | 女装小説
 凌はゆっくりと乳房を揉みしだいた。アンダーバストに手のひらを当て、5本の指でAカップのバストと愛撫すると、自然と悠希の口から「アァァァン」と小さな声が出てしまった。悠希は声を出さないようにガマンしていたが、声が出てしまったことでとても恥ずかしくなってきた。
「いいんだよ、悠希。声を出したい時は思い切り出してごらんよ。そのほうがずっと気持ちよくなるよ」
 凌は右手で乳首をつまんでみた。そのつままれた感覚に悠希は敏感に反応した。
「ああん...いやいや....感じちゃうっ」
 親指と人差し指で挟んだ乳首はちょうどあずきの一粒ほどだった。それは小さく膨らんだ少女の乳房にちょうどよい大きさだった。凌はそのアズキのような乳首にチュッとキスをして、そのまま口に含んで「チュチュチュ」と吸いたてた。
「うぅんぅ...いいですぅ...気持ちいい...ですぅ...」
まるで女の子のような声を上げながら、うっとりした目を凌に向けた。官能のボタンのありかを知った凌は、ちろちろと柔らかい舌を尖らせると、左のアンダーバストからくるくると円を描きながら舐め上げていった。そして小高い丘の頂点に登ると、そこにあった悠希の固くなっている乳首をチュウゥゥと吸い上げた。
「ア、アッッッ」
「うふふ、感じてるね」
 反応に気をよくした凌は、舌先でころころと乳首を転がしたり、唇を「ム」を発音するときのような形にして、その硬くなった唇で悠希の乳首を軽く噛んだりした。
「ああ、いや、いやぁぁ、変になっちゃう.....」
 女性ホルモンによって女性化したバストや乳首というのはこんなに感じるものだったのだろうか。それは悠希にとってはもちろん、責め立てる凌にしても予想外のことだった。凌もそれなりに女性とのSexの経験はあった。しかし今日の悠希の反応は真性の女性と比してもまったく遜色のないものだった。
「うっ....、あっ....いいっ..」
 悠希は背を反らせながらその快感に耐えていた。ひろいキングサイズのベッドの上で間断なくセクシーな喘ぎ声を上げながら小刻みに震えている悠希の姿を、窓からの夜景の明かりが照らしている。それはセクシーな写真集のワンショットのようであった。

 まだ、ベッドの上の第一楽章が終わったばかりだというのに、悠希はうつぶせになって身体の奥底から湧いてくる快感に身を委ねていた。
 凌の方はといえば、そんな悠希のからだの反応に驚き、そして戸惑ってしまっていた。
<このまま、突っ走ってもいいのか...>
 ほとんど女の子(心も肉体も)といっていい悠希であるが、基本的には男の子であり、そしてサークルの後輩である。恋愛感情と熱情とほんのちょっぴりの好奇心でこうしてベッドの上まできたが、悠希と肉体の最後の関係までいっていいのかどうか。凌の頭の奥にはひとつだけ、欲情の本流を押しとどめる逡巡があった。

 しかし、悠希の思いはすこし違う。
< 女の子はこんなに感じるんだ....>
こんな快感を常に得られる『女』というものは何なんだろうか。しかし、わずかばかりとはいえ、女の肉体を得た悠希にはその快感を味わう権利があるのかもしれない。ウェスティンという高級ホテル、凌という彼氏、舞台装置は揃っている。
<もう、最後までいっちゃってもいい...>
 凌に抱かれながらもどこかでためらいがあった悠希だったが、それももう吹っ切れたような気がした。肩の力がすうーと抜け、その代わりになんというかフェロモンのようなものが香りだしてきたようだ。ベッドの上にうつぶせになっている悠希の姿。シーツに押し付けた胸、ウエストのくびれ、白いショーツときれいな双丘、すらりとした細い足...。それのすべてから男を引き寄せる女の『何か』が発散されている。これが凌の逡巡を溶かしてしまった。
 そして、凌は『男』の本能のままに、うつ伏せになっている悠希を仰向けにして、その上にのしかかっていったのだった。
「悠希、後悔しない?」
「しない、ぜったいしない、凌先輩のものなの、今夜の悠希は...」
「本当か..」
「ほんと。最後までいくの、悠希は、凌先輩と...」
 この言葉を証明するように悠希は右手を伸ばし、凌の熱い塊を黒のビキニブリーフの上から握り締めた。
「おお、おーーーー」
「すごい...、大きくて硬くなっている...」
「あぁぁ、すげぇ気持ちいい..」
「こんなに凌先輩を硬くしたのは、悠希なのね..」
「ああ、そうだよ...。悠希がセクシーだからだ...」
 そういわれて悠希はますます昂奮してしまった。凌の器官をぎゅっと強く握り激しく上下させた。
-
「おうぅぅ....」
 悠希の積極性に快感の声を上げている凌をみて、悠希自身も熱くなっていた。その性欲の高まりが悠希の顔をよりセクシーにさせるのだ。そして、そのセクシーな表情をみた凌には<悠希を征服したい>という熱情が沸騰してしまった。腕の中にいる可愛い女装子の瞳を熱く見つめながら、凌は問いかけた。
「ゆ、悠希....、お前とひとつになりたい...」
「.......」
「悠希?...」
「.......」
 悠希は言葉にならなかった。だが、ブリーフの中に指を進めて、凌の剛直を直接握りしめた。そして腰を少し持ち上げるようにした。両脚の力を抜いた。これが悠希の回答なのだった。
 凌は嬉しくなって、左手一本だけで悠希を抱きしめ、再び唇を奪った。胸に悠希のかわいい胸が当たっている。その感覚がより熱情を高める。そして、レース使いが贅沢な白ショーツにも凌の太腿があたっている。
<あっ、いや、恥ずかしい...>
 悠希はこう思った。なぜなら、悠希のペニクリも凌と同じく昂奮の極みになっていたからだ。
<あーん、悠希は女の子なのに......>
 決して大きくはないが、硬くなったペニクリを凌に知られるのは耐えられなかった。でも凌はこんな悠希の気持ちがわかっていた。何も言わなかったし、右手を伸ばして指で弄ることもしなかった。こうした優しいところに悠希は惹きつけられたのかもしれない。

 凌は自分の膝を入れて、悠希の両脚を徐々に開いていった。それにあわせて、ヒップの割れ目は広がり、自分の蕾が緊張のせいでヒクヒクと小刻みな収縮を繰りかえしているのが、悠希にはわかった。その可愛い蕾に指を当て、凌は囁いた。
「ここは俺のもの...」
「そ、そうなの..。あなたのもの...」
「やさしく、ゆっくりするから...」
「........」
「安心..してくれていいよ」
「う..ん..」
 悠希も準備だけはしていた。今日の午後は、自宅でデートの準備はしていたのだが、まず最初にしたことはイチヂク浣腸でお腹のなかをきれいにすることだった。そして、ドラックストアでスキンと潤滑ゼリーを買い求め、それをピンクのポーチに入れてバックにいれてきた。そして、いまそのポーチはベッドサイドのテーブルの隅にある。
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