愛する2人が一つになる時が来た。
一度エクスタシーに達した悠希も意識を取り戻して、凌の腕のなかにいる。すっかり安心しきったように、自分の膝を立てて凌を迎え入れる体位を無意識のうちにとっている。すでに悠希の蕾は、潤滑ゼリーと自分の愛液で潤っていた。しかし凌は悠希に少しでも痛みを与えたくないので、ゼリーをさらに塗りこみ、すべりをアップさせた。
凌は自分のブリーフを取り去ると、新しいスキンをつけ、こちらにも潤滑ゼリーをたっぷりとたらした。ゼリーがシーツにこぼれて小さな染みができてしまったが、ここまでくるとそんなことは構っていられない。
凌の先端が悠希の蕾に触れた。しかし、そのまま一気にはいかず、凌は悠希にキスをしたり、乳首をコリコリと愛撫しながら、悠希の受け入れのタイミングを計った。
「おなかのちからをぬいて...」
「う..ん...」
「大きくゆっくりと息を吐いてね....」
「は..はい....」
凌は悠希の呼吸に合わせて軽く突いてみた。
「あ、いや...」
驚いたように、悠希は身体を丸めて、その攻撃から逃げてしまった。これは反射的なものであろう。深追いはせずに、凌はそのまま蕾に当てていた。すると悠希のほうが、それを求めるような動きをしてきた。
凌はこれを待っていた。
「いくよ...」
小さな声で悠希に告げると、悠希の中にゆっくりと入っていった。悠希は自分の蕾がゴムのように広がるのがわかった。そして、そのなかに凌が少しずつ入ってくる。
「ううぅぅ.....」
悠希は奥歯を食いしばり痛みに耐えながら、必死に力を緩めた。
「痛い? 大丈夫?」
「だ、だいじょうぶ....」
「もっと力を抜いてごらん.....」
凌は再びアタックした。しかし、先端だけがすこし入っただけで、その次が通っていかない。
<やはり、無理かな?>
これ以上は悠希が痛がるだけだと思い、いったん凌は腰を引いた。
「ごめんなさい、ごめんなさい.....」
「やっぱり駄目なのかな.....」
「そんなことないの、やめないで、凌先輩」
「.......」
「悠希は壊れてもいいんです....。最後まで来てください!」
悠希は改めて両脚を思いきり開いた。そうすると閉じていた蕾も少し緩んだようだ。