おはようございます。
連休3日目ですね。
埼玉は天気も良く、寒いですが、休日を楽しんでおります。
昨日、ロードサイドにあるダイソーの大型店にいったところ、駐車場が満杯。
「ええ、なんで混んでるんだ?」と思いましたが、中に入ると女子たちでいっぱい。
バレンタインの準備で小物を買いに来ているんですね。
さて、小説の続きです。
序盤で伸一が大場に言い寄られて、身体を許すシーンがありますね。
『風俗奇譚』はザディズム&マゾヒズム、時代もの(切腹や西欧の中世)、女装、そしてゲイと多様な内容でした。
ですので、あのシーンはゲイ読者へのサービスだったのかなと、編集しながら思った次第です。
そして、伸一は大場の愛情で伸子となり、お妾さんのように献身的に尽くしています。
★あざやかな縄さばき
伸子の体を軽々と抱き上げた大場は、そのまま寝室に運んだ。青い照明の中でダブル・ベッドのシーツが白く浮き上がっていた。 そのベッドの中央に大場は、伸子の体を投 げおろした。あおむけの姿勢で、小柄な伸子 の体はクッションの効いたベッドの上で、二度三度とはずんでいた。
ネグリジェのすそが乱れ、弾力のある二本の足が太ももまであらわになった。左膝を、 ややくの字に曲げて、両ももを閉ざすような しぐさが、女性になりきった伸子の羞恥心を 表現していた。
伸子の女性的ななにげないしぐさの一つがすべて大場を満足させ、情欲の血を沸きたたせる原因となっていた。
じっとり汗ばんだ大場の手が伸子の太ももをはい、徐々に股間に伸びて来た。ぬめぬめ した大場の唇の感触が熱い吐息と共に細い伸 子の首すじからみみたぶにかけて、快い刺激を加えていた。
「あぁ・・・・・・」
突然、伸子は身をよじった。
節くれだった大場の手が、パンティーの上 から伸子の肌を愛撫していた。それは荒々し く、愛撫と呼ぶにはふさわしくない責めだった。生ゴムのサポーターに押しつぶされたそこは隆起することも許されず、わずかな盛り上がりを示したパンティーに爪を立てて大場は攻め続けていた。
「あぁ・・・・・・」
「うう・・・・・・」
悲鳴とも、うめきともつかない伸子の声が、 大場にどのように扱われてもさからうことの ない、従順な受け身の態度と重なって、大場の血を躍らせ、嗜虐心を高ぶらせていった。 大場の顔から温厚な表情は消え、目は加虐の 色に燃えていた。
むしるように伸子の体からネグリジェをはくと、伸子をベッドの下に突き落とした。
「あっ、痛い」
不意をつかれて床に横転した伸子の足首をつかむと、大場は高く持ち上げ、股間を踏みつけた。さきほどまで責め続けられていた伸子のそこは、サポータ ーの中で怒張を許されないままに、極限にまで張りつめ、筋肉に痛 みを感じるほどうずいていた。そこを、大場の体重を全部預けるように踏みつけられた伸 子の全身に、股間を中 心とした激痛が駆けめ ぐった。
「ああ、お願い。許して」
伸子の哀願は大場には通じなかった。ひとたび燃えた嗜虐の炎 は、変えることを知ら なかった。
大場はベッドの下から黒い大型のスーツケースを、引きずり出した。その中には、さまざまな責め道具が詰めこまれていた。
中から一束のローブを取り出した大場に対し、伸子は静かに体を起こすと、正座して、おとなし く両腕を背中に回した。
自分の体で大場が満足するならば、なんでもすなおに受け入れよ うとする伸子の態度が痛々しかった。
大場の縄さばきはあざやかだった。ブラジャーをはさむようにして二つ折りにしたロープは、伸子の胸を二重に縛り、二の腕のあたりを一巻きしたロープで両手首が首筋に届きそうな位置で固定された。背中に足を掛けて ロープをしばると、
「ゥゥ・・・・・・」
思わず伸子の口からうめきがもれた。半開きになった唇からのぞいた白い歯並みが健康的だった。
余ったロープを最近、大場が特別に取り付けさせた寝室を横にはうスチール・パイプに 掛けて、ぐっと引きおろすと、伸子の体は天 井に向かって引き上げられた。つま先がわず かに床に触れるぐらいの位置で、大場はロープ端を固定した。前かがみの形で不安定な姿勢をさらしている伸子の体に食い込まれたロープは、使い古され、大場の手アカと伸子の 汗がしみこんで黒い光を放し、数多くのプレイのあとを物語っていた。
出所 風俗奇譚 昭和49年3月号~4月号
>自分の体で大場が満足するならば、なんでもすなおに受け入れようとする伸子の態度
すごい表現ですね。
ゾクっときます。
連休3日目ですね。
埼玉は天気も良く、寒いですが、休日を楽しんでおります。
昨日、ロードサイドにあるダイソーの大型店にいったところ、駐車場が満杯。
「ええ、なんで混んでるんだ?」と思いましたが、中に入ると女子たちでいっぱい。
バレンタインの準備で小物を買いに来ているんですね。
さて、小説の続きです。
序盤で伸一が大場に言い寄られて、身体を許すシーンがありますね。
『風俗奇譚』はザディズム&マゾヒズム、時代もの(切腹や西欧の中世)、女装、そしてゲイと多様な内容でした。
ですので、あのシーンはゲイ読者へのサービスだったのかなと、編集しながら思った次第です。
そして、伸一は大場の愛情で伸子となり、お妾さんのように献身的に尽くしています。
★あざやかな縄さばき
伸子の体を軽々と抱き上げた大場は、そのまま寝室に運んだ。青い照明の中でダブル・ベッドのシーツが白く浮き上がっていた。 そのベッドの中央に大場は、伸子の体を投 げおろした。あおむけの姿勢で、小柄な伸子 の体はクッションの効いたベッドの上で、二度三度とはずんでいた。
ネグリジェのすそが乱れ、弾力のある二本の足が太ももまであらわになった。左膝を、 ややくの字に曲げて、両ももを閉ざすような しぐさが、女性になりきった伸子の羞恥心を 表現していた。
伸子の女性的ななにげないしぐさの一つがすべて大場を満足させ、情欲の血を沸きたたせる原因となっていた。
じっとり汗ばんだ大場の手が伸子の太ももをはい、徐々に股間に伸びて来た。ぬめぬめ した大場の唇の感触が熱い吐息と共に細い伸 子の首すじからみみたぶにかけて、快い刺激を加えていた。
「あぁ・・・・・・」
突然、伸子は身をよじった。
節くれだった大場の手が、パンティーの上 から伸子の肌を愛撫していた。それは荒々し く、愛撫と呼ぶにはふさわしくない責めだった。生ゴムのサポーターに押しつぶされたそこは隆起することも許されず、わずかな盛り上がりを示したパンティーに爪を立てて大場は攻め続けていた。
「あぁ・・・・・・」
「うう・・・・・・」
悲鳴とも、うめきともつかない伸子の声が、 大場にどのように扱われてもさからうことの ない、従順な受け身の態度と重なって、大場の血を躍らせ、嗜虐心を高ぶらせていった。 大場の顔から温厚な表情は消え、目は加虐の 色に燃えていた。
むしるように伸子の体からネグリジェをはくと、伸子をベッドの下に突き落とした。
「あっ、痛い」
不意をつかれて床に横転した伸子の足首をつかむと、大場は高く持ち上げ、股間を踏みつけた。さきほどまで責め続けられていた伸子のそこは、サポータ ーの中で怒張を許されないままに、極限にまで張りつめ、筋肉に痛 みを感じるほどうずいていた。そこを、大場の体重を全部預けるように踏みつけられた伸 子の全身に、股間を中 心とした激痛が駆けめ ぐった。
「ああ、お願い。許して」
伸子の哀願は大場には通じなかった。ひとたび燃えた嗜虐の炎 は、変えることを知ら なかった。
大場はベッドの下から黒い大型のスーツケースを、引きずり出した。その中には、さまざまな責め道具が詰めこまれていた。
中から一束のローブを取り出した大場に対し、伸子は静かに体を起こすと、正座して、おとなし く両腕を背中に回した。
自分の体で大場が満足するならば、なんでもすなおに受け入れよ うとする伸子の態度が痛々しかった。
大場の縄さばきはあざやかだった。ブラジャーをはさむようにして二つ折りにしたロープは、伸子の胸を二重に縛り、二の腕のあたりを一巻きしたロープで両手首が首筋に届きそうな位置で固定された。背中に足を掛けて ロープをしばると、
「ゥゥ・・・・・・」
思わず伸子の口からうめきがもれた。半開きになった唇からのぞいた白い歯並みが健康的だった。
余ったロープを最近、大場が特別に取り付けさせた寝室を横にはうスチール・パイプに 掛けて、ぐっと引きおろすと、伸子の体は天 井に向かって引き上げられた。つま先がわず かに床に触れるぐらいの位置で、大場はロープ端を固定した。前かがみの形で不安定な姿勢をさらしている伸子の体に食い込まれたロープは、使い古され、大場の手アカと伸子の 汗がしみこんで黒い光を放し、数多くのプレイのあとを物語っていた。
出所 風俗奇譚 昭和49年3月号~4月号
>自分の体で大場が満足するならば、なんでもすなおに受け入れようとする伸子の態度
すごい表現ですね。
ゾクっときます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます