女装子愛好クラブ

女装小説、女装ビデオ、女装動画、女装記事などを紹介していきます。

旅の宿の部屋呑みの話①

2020年12月12日 | 女装以外の情報いろいろ
承前というのかなぁ。
高級ホテルで愛し合う凌と祐希の女装小説の合間で現実的な話を書いてしまう自分が怖い(・・?)

コロナ禍の前から、私は出張の時は部屋呑みと決めていました。
だって、ホテルからでなくていいんだもの。安いんだもの。気を使わなくていいんだもの。酔ったらパタンと寝ちまえばいいんだもの。
これほどお気楽な呑みはないです。

とはいえ、いろいろと部屋呑みにはノウハウがあります。

ホテルの話からはいりましよう。

部屋はそれなりに広いほうがゆったりとした気分で呑めます。
14-17㎡程度の部屋がいいですね。
このくらいの部屋だと一人用のソファやテーブルが置いてあるので、足を投げ出せます。
出張の第一日目は新幹線や飛行機で東京から移動して到着してすぐ会議や仕事です。
結構疲れてチェクインしますから、疲れた足や腰を休める事のできる部屋は大切です。
私のお気に入りは「Rモンドホテル」「Rネットホテル」です。

それとバスルーム。
古いビジネスホテルはバスタブが狭い。
手足が伸ばせるくらいの広さは欲しいところです。

呑みというくらいですから、グラスやコップにも注意です。
TYインは部屋に備え付けてあるのはマグカップだけです。
ビールをマグカップに入れて呑むというのはしょぼい。
ここはガラスのグラスが欲しい。

近鉄京都駅上のKホテルに泊まったとき、フロントまわりは高級感に溢れていましたが、部屋のグラスがだめ。
マグカップ一つでけでした。
TYインであれば「仕方がねえや」と思いますが、Kホテルはそれなりの格式のホテルチェーン。値段もそこそこ。
フロントに電話して、ガラスのコップをホテルウーマンに持ってきてもらいました。

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女装小説『ウェスティンの聖夜』③

2020年12月09日 | 女装小説
 凌はゆっくりと乳房を揉みしだいた。アンダーバストに手のひらを当て、5本の指でAカップのバストと愛撫すると、自然と悠希の口から「アァァァン」と小さな声が出てしまった。悠希は声を出さないようにガマンしていたが、声が出てしまったことでとても恥ずかしくなってきた。
「いいんだよ、悠希。声を出したい時は思い切り出してごらんよ。そのほうがずっと気持ちよくなるよ」
 凌は右手で乳首をつまんでみた。そのつままれた感覚に悠希は敏感に反応した。
「ああん...いやいや....感じちゃうっ」
 親指と人差し指で挟んだ乳首はちょうどあずきの一粒ほどだった。それは小さく膨らんだ少女の乳房にちょうどよい大きさだった。凌はそのアズキのような乳首にチュッとキスをして、そのまま口に含んで「チュチュチュ」と吸いたてた。
「うぅんぅ...いいですぅ...気持ちいい...ですぅ...」
まるで女の子のような声を上げながら、うっとりした目を凌に向けた。官能のボタンのありかを知った凌は、ちろちろと柔らかい舌を尖らせると、左のアンダーバストからくるくると円を描きながら舐め上げていった。そして小高い丘の頂点に登ると、そこにあった悠希の固くなっている乳首をチュウゥゥと吸い上げた。
「ア、アッッッ」
「うふふ、感じてるね」
 反応に気をよくした凌は、舌先でころころと乳首を転がしたり、唇を「ム」を発音するときのような形にして、その硬くなった唇で悠希の乳首を軽く噛んだりした。
「ああ、いや、いやぁぁ、変になっちゃう.....」
 女性ホルモンによって女性化したバストや乳首というのはこんなに感じるものだったのだろうか。それは悠希にとってはもちろん、責め立てる凌にしても予想外のことだった。凌もそれなりに女性とのSexの経験はあった。しかし今日の悠希の反応は真性の女性と比してもまったく遜色のないものだった。
「うっ....、あっ....いいっ..」
 悠希は背を反らせながらその快感に耐えていた。ひろいキングサイズのベッドの上で間断なくセクシーな喘ぎ声を上げながら小刻みに震えている悠希の姿を、窓からの夜景の明かりが照らしている。それはセクシーな写真集のワンショットのようであった。

 まだ、ベッドの上の第一楽章が終わったばかりだというのに、悠希はうつぶせになって身体の奥底から湧いてくる快感に身を委ねていた。
 凌の方はといえば、そんな悠希のからだの反応に驚き、そして戸惑ってしまっていた。
<このまま、突っ走ってもいいのか...>
 ほとんど女の子(心も肉体も)といっていい悠希であるが、基本的には男の子であり、そしてサークルの後輩である。恋愛感情と熱情とほんのちょっぴりの好奇心でこうしてベッドの上まできたが、悠希と肉体の最後の関係までいっていいのかどうか。凌の頭の奥にはひとつだけ、欲情の本流を押しとどめる逡巡があった。

 しかし、悠希の思いはすこし違う。
< 女の子はこんなに感じるんだ....>
こんな快感を常に得られる『女』というものは何なんだろうか。しかし、わずかばかりとはいえ、女の肉体を得た悠希にはその快感を味わう権利があるのかもしれない。ウェスティンという高級ホテル、凌という彼氏、舞台装置は揃っている。
<もう、最後までいっちゃってもいい...>
 凌に抱かれながらもどこかでためらいがあった悠希だったが、それももう吹っ切れたような気がした。肩の力がすうーと抜け、その代わりになんというかフェロモンのようなものが香りだしてきたようだ。ベッドの上にうつぶせになっている悠希の姿。シーツに押し付けた胸、ウエストのくびれ、白いショーツときれいな双丘、すらりとした細い足...。それのすべてから男を引き寄せる女の『何か』が発散されている。これが凌の逡巡を溶かしてしまった。
 そして、凌は『男』の本能のままに、うつ伏せになっている悠希を仰向けにして、その上にのしかかっていったのだった。
「悠希、後悔しない?」
「しない、ぜったいしない、凌先輩のものなの、今夜の悠希は...」
「本当か..」
「ほんと。最後までいくの、悠希は、凌先輩と...」
 この言葉を証明するように悠希は右手を伸ばし、凌の熱い塊を黒のビキニブリーフの上から握り締めた。
「おお、おーーーー」
「すごい...、大きくて硬くなっている...」
「あぁぁ、すげぇ気持ちいい..」
「こんなに凌先輩を硬くしたのは、悠希なのね..」
「ああ、そうだよ...。悠希がセクシーだからだ...」
 そういわれて悠希はますます昂奮してしまった。凌の器官をぎゅっと強く握り激しく上下させた。
-
「おうぅぅ....」
 悠希の積極性に快感の声を上げている凌をみて、悠希自身も熱くなっていた。その性欲の高まりが悠希の顔をよりセクシーにさせるのだ。そして、そのセクシーな表情をみた凌には<悠希を征服したい>という熱情が沸騰してしまった。腕の中にいる可愛い女装子の瞳を熱く見つめながら、凌は問いかけた。
「ゆ、悠希....、お前とひとつになりたい...」
「.......」
「悠希?...」
「.......」
 悠希は言葉にならなかった。だが、ブリーフの中に指を進めて、凌の剛直を直接握りしめた。そして腰を少し持ち上げるようにした。両脚の力を抜いた。これが悠希の回答なのだった。
 凌は嬉しくなって、左手一本だけで悠希を抱きしめ、再び唇を奪った。胸に悠希のかわいい胸が当たっている。その感覚がより熱情を高める。そして、レース使いが贅沢な白ショーツにも凌の太腿があたっている。
<あっ、いや、恥ずかしい...>
 悠希はこう思った。なぜなら、悠希のペニクリも凌と同じく昂奮の極みになっていたからだ。
<あーん、悠希は女の子なのに......>
 決して大きくはないが、硬くなったペニクリを凌に知られるのは耐えられなかった。でも凌はこんな悠希の気持ちがわかっていた。何も言わなかったし、右手を伸ばして指で弄ることもしなかった。こうした優しいところに悠希は惹きつけられたのかもしれない。

 凌は自分の膝を入れて、悠希の両脚を徐々に開いていった。それにあわせて、ヒップの割れ目は広がり、自分の蕾が緊張のせいでヒクヒクと小刻みな収縮を繰りかえしているのが、悠希にはわかった。その可愛い蕾に指を当て、凌は囁いた。
「ここは俺のもの...」
「そ、そうなの..。あなたのもの...」
「やさしく、ゆっくりするから...」
「........」
「安心..してくれていいよ」
「う..ん..」
 悠希も準備だけはしていた。今日の午後は、自宅でデートの準備はしていたのだが、まず最初にしたことはイチヂク浣腸でお腹のなかをきれいにすることだった。そして、ドラックストアでスキンと潤滑ゼリーを買い求め、それをピンクのポーチに入れてバックにいれてきた。そして、いまそのポーチはベッドサイドのテーブルの隅にある。
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女装小説『ウェスティンの聖夜』②

2020年12月08日 | 女装小説
 ベルボーイに案内された部屋は20階のエグゼクティブ・ダブルだった。内装はヨーロピアンクラシックで、日本 のホテルとは一味違うテイストを醸し出している。バスルームは大きなバスタブと独立したシャワーブースがあり、そしてタオル地のフカフカのバスローブが2つかけられている。お化粧好きな悠希には三面鏡付の化粧台がうれしい。
そして何よりも素晴らしいのは夜景だ。ガーデンプレイスを光で包むバカラのシャンデリア、六本 木ヒルズ、遠くにあるレインボ ーブリッジ、TOKYOというディナーテーブルの灯されたキャンドルのような東京タワー....。凌と悠希は飽かずに光の絨毯のような東京の夜景に見入っていた。
「うれしい.....」
 悠希はそっと凌の肩にもたれかかった。凌はやさしく悠希を抱きしめると唇を近づけてきた。悠希は目 を瞑って凌の唇を受け止めた。このライト・キスが凌と悠希の聖夜の幕開けだった。
 ホテルの最上階にあるレストラン「ビクターズ」でコンチネンタル料理のディナーとイタリアワインを楽しんで部屋に戻ってきた時には10時を過ぎていた。美味しい赤ワインは2人の理性をほんのちょっぴり奪っていたが、凌はそれなりに大人である。悠希が支度を整えるのに時間がいることはわかっているようだった。
「僕はもうすこしここでスコッチを飲んでいるから、お先にシャワーをどうぞ」
「ありがとう...。じゃ、すこし待っててね」
 凌は冷蔵庫からスコッチを取り出すと、窓際に向かってソファに座った。悠希はお礼をいいながら、クローゼットでバスローブに着替えると、悠希は広いバスルームに向かった。
 ウェスティンホテルのバスルームも豪華で、そして広い。壁一面にはめ込まれた鏡の前で悠希はバスローブを脱いだ。そこには19才の少年ではなく、19才の少女のシルエットが写っていた。

<ちっちゃくてもいいから、バストが欲しい>
 10月のある日、こう切実に願っていた悠希はインターネットでD社のサプリメントのことを知った。このサプリメントは植物性女性ホルモンを主成分にしていて、豊胸に効果があるということだった。医師の処方が必要な女性ホルモンの錠剤はネットで手に入るらしいが、何か怖い感じがした。しかし、これは健康食品として普通に売られているものだから、すこしは安心だと思ったのだ。説明書きには「1日3粒を飲む」という指示があったが、自分は男の子だし、できるだけ早くバストが欲しいこともあり、悠希は2倍 の6粒を飲み続けた。
 その夜から、悠希は自宅で入浴するたびに胸をマッサージしていたが、効果は1ヶ月後にやってきた。胸に脂肪がつきだし、乳首は以前より大きくなり、その位置も身体の中心線に近づいてきているようだった。そして入浴時や寒い時などには乳首が堅くなった。そして2ヶ月経つと、身体も心も女性に近づいていくのがはっきりと感じられた。湯上りに姿見で見ると身体全体が丸みを帯びて女性的になっている。バストも思春期の少女くらいに膨らんでいる。Aカップのブラでがちょうどよくなった。腕や脚の体毛も細く柔らかくなっている。

<やったぁ♪>
 こうして少女の身体に変身した悠希は、可愛いブラやショーツを思う存分買うことができた。そして、今夜ヴィトンのバックに入れてきたのはホワイトの3/4カップブラとレースをぜいたくに使ったビキニショーツのセットだ。ショーツのサイドはリボ ンになっている。白を選んだのは、悠希のピュアな気持ちからだ。ナイロン・ポリウレタンのピタッとした素材は悠希の女性化した肌にとけていく快感を与えてくれる。

 白の勝負下着を丁寧にたたみ、悠希はシャワーキャップをかぶり、シャワーブースに入った。ウェスティンは高級ソープを備え付けている。その甘い香りが悠希を包む。こうしてシャワーを浴びていることに悠希はいいようもない幸福感を感じていた。それはこれから始まる愛の交歓の予感からに他ならなかった。

                       *

「お先でした...」
「じゃ、僕もシャワーを浴びるかな」
 入れ替わりに凌がクローゼットでスーツを脱いだ。スタンドの明るい光の中で見る凌の肉体は逞しかった。180cmの長身は健康的に日焼けしていた。そして胸板は厚く上腕筋や大胸筋には筋肉が盛り上がっている。さすがに高校時代はラグビーをやっていただけのことはあるとおもった。
「ボ、ボクはお化粧を直してるから、凌先輩、ごゆっくりどうぞ...」
「レディに『ボク』は似合わないなぁ...ふふ..」
「あれ?、まちがえちゃっいました」
 ぺロッと舌を出した悠希に微笑ながら、凌はバスルームへと入っていった。バスローブ姿の悠希は三面鏡に向かって化粧を始めた。
<こういうのを寝化粧というのかな?>
 悠希はファンデーションを塗りなおし、口紅を引き、アイラインも調えた。女装の勉強ばかりしていた成果か、お化粧も上手にそしてスピーディに終えることができた。
 セミロングの髪を丁寧にブラッシングしていると、凌がバスルームから出てくる気配があった。悠希はバスローブを脱ぐと、急いでダブルベッドの毛布の中に潜り込んだ。ベッドはキングサイズで、2m×2mくらいの広さがある。

 凌は室内の明かりをすべて消すと、窓のカーテンを開け放った。
「こうしておけば、サンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるかもしれないよね」「うふふ、凌先輩てロマンチック....」
 窓からは東京タワーのオレンジの灯りがダブルベッドの上に差し込んでいる。その明かりの中で凌はバスローブをとり、黒のぴっちりしたブリーフだけの姿で、悠希のとなりに入ってきたのだった。2人は白いベッドのなかで、額をくっつけて向き合っていた。
「クリスマスイブにウエスティンホテルで凌先輩と一緒にベッドのなかにいるなんて..」
「......」
「まるで夢みたい...」
「夢じゃないんだな、これが....」
「うそ...」
「うそじゃないって...」
すこしおどけて、凌は悠希の胸をくすぐった。
「アンッ..」
「ほうら、感じるだろ...。夢じゃないって...」
 この悠希の軽い喘ぎ声が合図となった。

 凌はゆっくりと悠希の背中に腕をまわして抱きしめてきた。そして唇を合わせてきた。悠希もそれを待ちかねていたのだ。2人の唇が合い、そして凌の舌が入り込んできた。悠希はそれだけで高ぶってしまっい、凌の舌にからみついた。こんなゆったりした気持ちでディープキスをするのは初めてだったから、その気持ちよさに悠希は陶然となった。ゾクゾクして、うれしくて、涙が止まらなかった。そのあふれ出た涙を凌が人差し指でぬぐってくれた。その優しい行為がうれしくて、うれしくて、さらに涙があふれた。そんな2人の感情が昂ぶり、2人の舌はもっと激しくからみあった。
 ディープキスは十分すぎる前戯となった。凌は身体を起こして、毛布をベッドからはぎとった。ダブルベッドのシーツの上には白のブラジャーとレーシイなショーツだけになった悠希がいる。その悠希をいとおしむように、凌はブラジャーの上から悠希のバストを揉みはじめた。
「あれ...、悠希の胸、女の子みたいだ...」
「恥ずかしい...」
 ブラの上から凌に愛撫されただけでも悠希の乳首はビクンビクンと感じ始めている。乳首だけでなく、サイドバストやストラップのところをサァーとさすられるだけで
「アーーーン...」という悠希の歓喜の声があがった。
「うふふ、感じるんだね。不思議だよね。男の子のときは全然なんともないのに、女の子になってブラをすると、サイドやアンダーが感じるんだから...」
「アウンッ...」
 悠希はもう普通に返事ができなくなっていたが、それでも凌と目が合うと二人で微笑みあった。その視線の交歓は愛を語り合うものの特権だった。凌は悠希の髪の毛に触れると、うなじを引き寄せた。凌のひげがゾリッと悠希の頬にこすれる。その感覚は<ああっ、男の人に抱かれている>ということを実感を悠希に与えた。耳たぶに凌の熱い息がかかると全身にゾクっとする快感が走る。

 そして、凌は悠希の背中に指を回して、ブラのホックを外した。
 白のレースのブラジャーを取り去ると、少女のような可愛く膨らんだバストが現れた。
「悠希、すごく可愛いよ」
「は、恥ずかしい....」
「柔らかいよ...」
「悠希はね、凌先輩に愛してね、もらいたかったから....。女の子になりたかったの...」
「.......」
「だからね、神様にお願いしたら、このお胸がプレゼントされたの....」
「そう、なんだ....。神様のクリスマスプレゼントなんだね...」
「ウン....」
 コクンとうなづく悠希のしぐさに、凌は愛おしさを感じぜずにはいられなかった。生まれたばかりのひよこを持つように左のバストを優しく包んでみたが、するとドクンドクンという緊張と興奮の悠希の鼓動がはっきりと伝わってきた。
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女装小説『ウェスティンの聖夜』①

2020年12月07日 | 女装小説
承前というか、早明戦の記事を書いていると、「昔々、早明戦を入れた女装小説を書いたよな....」と思い出しました。
自分が書いた小説なのに、題名は何か、どこにしまったか、どこにアップしたか、忘れてしまいました。
まあ年は取りたくない。
いろいろと探しましたが、ありました。
『ウェスティンの聖夜』でした。
まあ、のんびりとアップしますから、お読みになってください。


『ウェスティンの聖夜』
ウェスティン東京は12月になると1階のロビーに豪華なクリスマスツリーを飾り、ホテルは華やいだ雰囲気に包まれる。見上げるような大きなツリーの下で、多くのOLや女子大生がおしゃれに着飾った姿で待ち合わせしている。これから始まるであろう楽しい時間を期待して皆ニコニコしている。悠希もクリスマスツリーから少し離れたところで待っていた。足元にはルイヴィトンのボストンバックがある。
 セミロングの髪にレディスのフェイクレザーのジャケットを羽織り、ピンクの起毛のタートルセーターとミディアムグレーのストレッチパンツをコーディネートしている。身長も163cmだし、スタイルもほっそりしているから、その姿はほとんど女性としか見えない。事実、周りのOLやホテルのベルボーイたちも全く悠希のことを気に留めてもいない。これは大学に入学以来、授業よりも女装のほうを学んできた成果だろう。携帯を見ると、約束の7時を5分過ぎている。すこし不安になりかけたころ、正面のドアが開いて、すこし小走りでやって来た凌の姿を見つけると、悠希はようやくほっとした。

 悠希は19才になったばかりの男の子だ。M学院大の英文科の1年生で、サークルは広告研究会に所属している。英文科という学科自体、女の子がほとんどなのだが、悠希はそれは苦にならない。むしろ大歓迎なのだ。というのも悠希は週末だけは女の子に変身して本当の自分の生活を楽しんでいるのだ。両親はいまは合衆国オハイオ州に住んでいるので、全く咎められることはない。父親が自動車工場の品質管理の責任者なので、夫婦揃っての米国赴任だ。そしてアメリカからの仕送りもその大部分が洋服や化粧品に使われているのだが、そんなことは全く両親は知らない。

 秋に大きな出来事があった。それは前から憧れていたサークルOBの凌とデートするようになったことだ。大手広告代理店に勤めている凌は世話好きで、ときどき大学のサークル室にも顔を出していた。悠希はなんとなく「いいなあ」と思っていたが、まあそんなことは告白できない。しかし偶然にも秋のサークル合宿に来た凌と相部屋になったことが悠希の運命をすこし変えたのだった。

 最終日の打ち上げコンパで悠希は酔いすぎた。いやそれを演じていた。ネグリジェぽく見えるようなロングTシャツの下に女性下着をつけている。シルクのホワイトショーツとキャミソールとセクシーな香りのコロンだ。
「ボク、酔っちゃいましたぁ..」といいながら灯りを消して、凌のベッドに潜りこんだのだ。高校時代はラグビーをやっていたという凌の胸板は厚かった。その胸に顔を埋め、必死の思いで抱きついた。

<もしかしたら跳ね飛ばされるかもしれない>と思っていた悠希だが、その危惧とは反対に凌はきつく悠希を抱きしめてきた。唇を重ねてきた。ショーツの上から悠希自身を撫ででくれた。悠希は大きな賭けに勝ったのだ....。
 東京に戻ると、土曜日毎に凌は悠希を連れて銀座や汐留、青山などの落ちついた場所に連れていってくれた。愛する対象がいるということが悠希を少しずつきれいにしていった。悠希の髪は徐々に長くなり、クローゼットにはレディスの洋服が増えていった。その速さには悠希自身も驚くほどだった。
 ラグビーが好きな凌だから秩父宮にもよく行った。秋が深まるとともに神宮外苑の銀杏並木も黄色く色づいていた。凌と腕を組んで落ち葉の歩道を歩く幸せを悠希はかみしめていた。
<クリスマスの夜には一緒にいたい...>
 悠希はデートの度に、こう言いたくて仕方がなかった。メールも出したかった。でも、こんなことを言ったら嫌われるかもしれない。
<聖夜にはすべてを凌に...>
 悠希の思いは募るばかりだった。
 12月5日の早明戦の帰り、すっかり葉が落ちた銀杏並木の下を歩いていると、凌がぼそっとつぶやいた
「12月24日にウェスティンが取れたんだ...」
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早明戦

2020年12月06日 | 女装子愛好日記
日曜日の午後、久しぶりに家にいました。

やや暖かい日差しを受けながら、早明戦をテレビで観戦。

明治、強いですね。
早稲田を何度も跳ね返します。
付け入るスキを見せません。
スクラムも強かった。

30年前、早明戦は旧国立競技場が満員になる12月の一大イベントでした。
チケットが前売りで買えずに、信濃町駅で「チケット、譲ってください。2枚」と書いた紙を持って立ったことがありました。
すると、5分もせずに早稲田の大学生が「余ったので.....」と近寄ってきてくれました。

満員のスタンドを「おおーー」と揺るがす早稲田のオープン攻撃。
「押せ、押せ」の大合唱での明治のスクラム。
黄色に色づく外苑の銀杏並木。

来年はいつもの早明戦に戻ることを祈っています。

#早明戦




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週末の金曜日だというのに居酒屋はガラガラ

2020年12月06日 | 女装子愛好日記
急な出張が入り金曜日から三重県X市に行っておりました。

金曜日夜9時頃に緊急打合せ合わせが終わり、解散。
コロナ禍であるので、地元社員さんの飲み会もなし。
(美人の人妻社員がここの支店にはいるので、本当は飲みたかったんですけどね)

「まあ、部屋呑みで」ということで、ホテルに荷物を置いて買い出しに。
中部圏に行くと私の定番は「世界の山ちゃん」の手羽先。
これとビールは最高の組み合わせです。
定宿のホテルの近くの「世界のやまちゃん」に行き、手羽先と土手やき揚げと焼きそばをオーダー。
「すぐにできますから、待っていてください」と店長に言われて中に入りましたが、お客さんは数人ほど。
師走の週末の金曜日ですよ。
2019年であれば、満員で入店待ちが出るくらいだったと思います。
しかし今年はガラガラ。
飲食業は本当に厳しいと改めて認識した次第です。

頑張れ、飲食業!

頑張れ、居酒屋!

一日も早く、生ビールをグビグビ飲んでワイワイ楽しめる日が戻ってくることを祈っています。


『カメラの向こうでメスになる』
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女装に目覚めていく、君を撮らせて

2020年12月05日 | ★女装の本・雑誌
『カメラの向こうでメスになる』(アカギギジョウ著)竹書房 2018年

竹書房のHPを見ていましたら、これを見つけました。
面白そうですね。
サクッとご紹介しみます。

女装専門の人気AV監督の杏一(きょういち)は、新作AVの男優探しに難航していた。
そんなとき、恋人にフラれ街中でひとり泣いている青年・ナオと出会う。

今までの女装男優たちとはひと味違う、ダイヤの原石のようなナオに『俺のAVに絶対出す!』と内心興奮する。

本当の目的を隠したまま、ナオに近付き、巧みな話術で初めての女装へと導く。
戸惑いながらも女物の服を身にまとったナオは、非日常的な状況と「綺麗だよ」と繰り返す杏一に煽られ、意に反して股間を**せてしまう――…。

女装に目覚めていく、君を撮らせて――
女装専門AV監督×ウブな素人女装男子の開発デイズ
                 竹書房HPから引用


『カメラの向こうでメスになる』
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12月になりました

2020年12月02日 | 女装子愛好日記
まあ、昨日から12月なんですけどね。

あと30日で2020年も終わり.....なんて信じられないですね。

今年はクリスマスはくるのでしょうか?

今年は大晦日はくるのでしょうか?

年賀状は出さないといけないのでしょうか?

なんか気が乗らない2020年の師走です。

師走の個人的定番映画は『私をスキーに連れてって』ですね。




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かわいい子発見!こう見えて実は…コスプレーヤー・あす~夕刊フジ『旬アイドル』欄から

2020年12月01日 | 女装子愛好日記
帰宅の時、電車で夕刊フジや日刊ゲンダイを読むのが習慣だったのですが、いつのころから出勤時も帰宅時も新聞は読まなくなりましたね。
そんななか、夕刊フジのネット版ZAKZAKを読んでいると、旬アイドルという欄で女装のコスプレーヤーが取り上げられていました。
一昔前なら女装子が夕刊フジのアイドル欄に載ることは考えられなかったのですが、これも時代で、つまりは垣根が低くなったということでしょうね。


かわいい子発見!こう見えて実は…コスプレーヤー・あす

「池袋ハロウィンコスプレフェス2020」がオンラインで開催され、かわいい子を発見と思いきや、実は女装部門でグランプリを獲得した男性コスプレーヤーだ。「化粧で顔の見せ方やポージング、ボディーラインなど、どれだけ女性に見せれることが重要です」とその極意を語る。女装に興味ある読者へのメッセージは、「胸の張り方や肩の角度など体の見せ方はだいぶ印象を変えます。勇気を振り絞って挑戦してみましょう! 非日常の楽しさが待っています」とのことだ。


    出所:ZAKZAK 2020.11.13 →★




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女装した二人の男が、獣のごとく下半身を打ち震わせ、ぐったりとなった~『血と油と運河』(最終回)

2020年12月01日 | 女装子愛好日記
梶山季之先生はここで同性愛について説明を入れています。
この小説は週刊読売に連載されていました。
読者には同性愛のことを知る人はまたまだ少ないはずです。
LGBTという言葉がまだない時代、こうしたことを世の中に知らしめていくことの重要さを梶山季之先生は知っていたと思います。
繰り返して言いますが、この小説が書かれたのは1970年です。
50年前です。

……男と、男の愛。
一般にはホモ・セクシュアルと呼ぶ。
男と男とが、愛し合う世界のことで、一昔前までは、隠花植物のような扱いを、世間では受けて来た。
つまり、認められなかったのである。
しかし近頃では、
-そんな形があっても、よいんじゃアないか。
と、世間も、寛大になっているようだ。

男と女とが愛し合うのは、いねばノーマルな形態であって、誰しも可能である。
だが、女と女、男と男というカップルになるのは、なかなか大変なことだ。
況して、女装して、男と男とが、愛し合うと云う組合わせは、並大抵なことではないのである。
ホモ達は、ふつう男そのままの姿で、粘っこく愛し合う。

ご存じのように、男は、女と違って、一回、エヤクラチオンしてしまえば、すぐには役立たない。若い時は、別であるが・・・。
だから、ホモ達は、相互弄根にしろ、相互舐淫にしろ、自分の相手が発射する寸前で止めてしまう。
そして接吻し合ったり、抱擁し合ったりして、じいーッとしている。
それから、お互いの昂奮が鎮まったところで、また同じような行為をはじめるわけだ。
……この繰り返しだから、しまいには、どちらかが、狂ったようになる。
あわや、発射寸前……と云うところで、何度も何度も中止させられるからである。
そこまで、お互いに我慢し合っていて、最後の詰めに入るのだから、男と女とのセックスなど問題にならない。
男の味を知ったら、もう正常のセックスには戻れない……と云うのは、どうやら、その辺の事情を物語っているのではないだろうか。
裸と、裸で接していて、この位の麻薬的な魅力がある異常な世界なのである。

それが、木島宏と、詫摩夏彦の場合には、さらに女装と云う、ひとつ輪をかけたような趣味が加わっている。
外見は、女性だ……。
しかし、立派に***はついている。

夏子は、枕の下から、コールド・クリームをとりだした。
「ああッ、お止め遊ばして!」
と宏子は叫ぶ。
むろん、演技であった。
夏子は、頭の位置を変えると、宏子の***を口に納めて、ゆっくり顔を上下しはじめている。
そうしながら、コールド・クリームを指先にとって、宏子の***に塗りたくりだす。

「ああ……いやよ」
「いやよですって?」
「そう。そんな風にされると、たまらないんですもの……」
「あとから話す、あたしの云うことを、きくわね?」
「ええ、きくわ……」
「きかないと云ったら、どうなるか、わかってるわね」

夏子は、ア**を滑らかにする行為を終えて、今度は、自分の****ルに、塗布をはじめている。
短いが、太く、黒い。
それが忽ち、真ツ白になった。
「そんなの……インサートするの?」
「むろんよ。あんたのク****だって、ピクピク揺れ動いてるじゃァないの」
「ねえ、その前に、なんのことか、仰有ってよ……」
「あら、なんでも、云うことをきくって、云ったじゃないの!」
「そ、それは、そうですけど」
「あとで、いいの」
夏子、は、指を捕入した。
はじめは一本指で、なめらかにしておいて、次には二本指で***の迎え入れ易いように下準備する。
そして今度は、三本指だ。
これで思い切り、内部をくじり廻す。
「ああ、痛いわ……」
宏子は、呻いた。
「もっと、痛くなるぞ……」
夏子は、いきり立った肉塊を宏子にインサートした。
ドッキングは、成功である。
三星商事の秘書課長の顔に、苦痛とも、恍惚ともつかぬ、微妙な……痙學に似た動きが走った。

一方、前衛画家の方は、ドッキングしたまま、相手の***をいとおしそうな表情で摩擦している。
「ああ、だめよ、もう!」
と叫んだのは、画家の方だった。
「我慢してよ、夏子さん!」
「宏子、できないのよ!」
「では、一緒に」
女装した二人の男が、獣のごとく下半身を打ち震わせ、ぐったりとなったのは、それから数秒後のことであった。
夏子の黒いブラジャーには、白い液体が飛び散っていた……。
  『血と油と運河』梶山季之著


今回の引用部分には不適切表現があることをご了解ください。
また、諸般の事情から引用者が伏字にした単語があります。
こちらもご了承ください。
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