ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ウ~ン、誉め言葉が足りない!

2005-08-31 22:34:12 | Weblog
日本の男はつまらないって、我がスペイン語の先生はおっしゃるのよ。
「私の妹が、彼女の夫がいかに優しいか、いっつも言うのよ」
「日本の男はねえ」
「例えば、抱えきれないほどのバラの花や、洋服、宝石って」
「そうやって、愛してるって表現してるのね?」
「ええ」
「日本の男は、あんまりお教えしたくはないけど、『釣った魚に餌は
やらない』ってね。自分のものになったら、知らん顔。そういうものだ
ってね」
「私、つまんない。・・・次はイタリアの男にするかなあ」
「そうして、いっつも浮気してないか気にしながら生きる?」
アルゼンチン人同士の結婚と、国際結婚、しかも、しかもよ、ラテン系
の情熱的な民族が、感情表現を苦手とする日本人男性と結婚する。大き
な違いがあるのは否めないし、相当な努力を要するでしょうねえ。
経験がないから(外国人との男女としての交際も含めて)、実体は、想
像の域は出ないわ。日本人同士だって、今や2分に1組の離婚だってい
うくらい、難しい異文化の付き合いよ。長く続く鍵は、「尊敬」の1語。
これがあるかどうかが、離婚になるか食い止めるか、と思うんだけど。

先生のお話は、冗談だけど、かなり正直な気持ちの表現かも、って思ったわ。
外国で頼る相手は、結婚したらその相手でなくて誰?っていうほど辛い、寂
しいものはないでしょう。今の男の子は、優しいらしいけれど、そこそこ年
とった男達は、言葉の出し惜しみにはせっせと励むからねえ、日本の男。

どこでどうなって?
決まってるじゃない!母親よ。母親が、子育て中に、せっせと、何かにつけて
褒めまくってきたら、その子はチャンと人を褒める事ができる人間になるのよ。
人間は、学習する生き物だし、経験した事を復習するのよ。
自分の親に、夫にされなかった? だったら尚の事、だから、せめて、自分の
子にはそんな男になって欲しくないじゃない? 優しさの出し惜しみをしない
人間は、愛される人になるのよ。

まあ、長く生きてきて、そこそこ人と付き合ってきたけど、本当に、人は人を
褒めないって、現実に、あきれ果ててるわ。だから、そんな人たちと日常のお
付き合いはしなくなってきた私よ。
 尊敬できて、私の琴線に触れる何かを、かいま見る事が出来たら、それはと
てつもない幸せよ。誰かを、損得ナシに褒める人なら、その人は言われる人よ
り数段人間が上って事なんですもの。

私?品性の卑しさを、自分の立場を利用しての言動をとる人の悪口は言うわ。
けれど、褒める事が大好きよ。
褒められる心地よさを充分知ってるから。比較の上の褒めなんかじゃないわよ。
そんな不愉快な事もない!ってね。それも知ってるからね。人を引き合いにし
なきゃ、その人(子)に対峙できない人は、私の場合は、物の数に入れないのよ。
「フン、だから、どうだって?」ってな具合にね。もちろんおなかの中でのセリフ。
まあ、これで大きくなってきたフシも無きにしも非ず。なんせ、姉達がいたから、
必ず、その姉達との比較の上の存在でしかなかった。悲しい存在だったのよ。
ただ、それを凌駕する言動を、その母から、親戚の誰彼から、そして多くの他人
からもらってきた私だったし、思春期に、必死になって、自己証明をしようとし
た結果、人は愛がなければ生きられないって、本当に本当にそれに辿り着いたのよ。
じゃ、愛って?
褒められる事ーーーーーーーーーー これに尽きる。そういう結論に達したの。
そして、これは、けっして決して、出し惜しみをしない事!ってネ。そして肝心な
事は大切な事は、比較の上で発せられるものじゃないって事!

先生のお話は、冗談でも、すこうし悲しいそれだったわね。
なに人であっても、若くても、年取ってても、人は優しさという栄養がないと、
栄養失調になって、心が病気になってしまうのよ。
前にも書いたかも知れないけれど、地獄って、長~~いお箸で食べようとする事。
極楽(天国)は、その長~~いお箸で、遠くの人の口へ食べ物を入れてあげる事。
ですって。

選挙で騒がしい巷だけど、私はこれ以上何も望まないわ。
「本当にありがとうございます。もう、充分ですから、悪口の言い合いは聞けま
せん」って、ついテレビに言っちゃうのよね。
だって、こんなに優れた国、国民はいないわよ、世界広しといえどもね。
自分の人生を、厭な事・不都合な事は全て、人が、自治体が、国が、なんとかす
べし!だなんて、強欲の何者でもないでしょう。私は恥ずかしい。あさましくて、
おぞましいわ。
野党の物乞いあさましさ。
与野党関わらず、候補者達の、貧相な表現&人品のいやしさ。
1人くらい、
「あなた達は、自分の人生を、人に委ねきるつもりなんですか?恥ずかしくない
のですか? なんでもかんでも、頂戴頂戴って。恥を知りなさい!」
って、言い切る候補者が出てもいいじゃない!
そういう候補者が出たら、1票を投じたいわね。この日本に、
「私達は、なんと素晴らしい国の民でしょう。ここまでやってこられた先人に、
心から感謝したいと、思っています。本当にありがとうございました」ってね。

私は、そう思うのです。
ありがとうございます。今まで充分保護されて、快適に暮らしてきました。この
先何か起こったとしても、それは今までの私個人の生き方の結果だと思うのです
。例え、不本意なことが起ころうとも、甘んじて受けるつもりですから、どうぞ、
子供達の耳へ悪口雑言を聞かせないで下さい。今の状況を、生きているという現
実を、「ありがたいね~」って、そんな大人であってほしいと、切に願うばかり
です。 そうすると、10才やそこいらからセックスに異常な関心を持ったり、
結果援助交際という売春なんかしない、その年令に見合った時を楽しめるのです。
そして、大人になることを受け入れられる子になれるのです。
そう、お思いになられますでしょう?私達は、全力で子供達を守らなきゃいけな
いのです。
大人になるって素敵なことだって、思わせる義務があるのです、私達には。