ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

若者は未来

2009-06-11 09:46:54 | Weblog

やっぱり9月から新しい組織(インターナショナル・スクール)でスペイン語を
教えられる事になった我等がベアチャンです。4月が新学期の日本と違って、他
の学校は大体新学期は9月ですから、あたくし達の授業前期(4~9月の残り)・
後期(10~3月)を新しい先生が担当することになりました。男性だそうです。
"No quiero!"=イヤだ!なんて言ってもしょうがないのですが、折角お知りあい
になれて、彼女のお陰で少~しスペイン語へ近付けたって感じ出してた矢先の
移動は、少なくなからずショックでした。お上手な日本語で、
「大丈夫 大丈夫すぐ慣れるから」って。
「そういう問題じゃなく、あなたがいいのよ」
「そんな事を~~、止めないで続けてね」
「知らない!」

男性に、殊のほか厳しいまなざしを向けるあたくしです。
神代(かみよ)の昔から、国造りの端緒。イザナギ・イザナミのあの
足りない所、余ってる所を合体させて国を造りましょうから、余ってるもの、
それ自体の所有から、どこか偉そう(としか思えない)な男達。だから、逆に
挫折を味わうと、ドッドーンて落ち込む厄介な生き物よ。
あの、裏付けのない不思議な尊大さを持つ男達に冷た~い視線を投げかけるのよ。
ーーーそう、なら、お手並み拝見しましょうーーーってね。もちろん無意識によ。
そして?
鐘3つは鳴らない!・・・事の方が圧倒的。・・・つまんない男達・・ガンバレ!

リチュアン老師から、
「今日は何時に会いますか?」ってメール。お約束は木曜日だったけれど問題は
ないあたくしです。急いで支度していつもの所へ向かいます。
「有没有問題(?)」=質問ある?
「いっぱい有ります」
「では、今日はあなたのほうを優先させましょう!重要度から言えばあなたの
お勉強の方が上だから」

分厚い問題集を片手に質問をします。
「う~~ん、今じゃこんな表現、言い方はしないわね~」って言葉。
古今東西(翻訳も)の本を読んでいれば、
ーーああ、こういう言い方はあんな場面に使われるわねーーー
くらいですけれど、端折(はしょ)って端折っての今の日本語ですから、それが
何の問題集かは知りませんが、前にポリ-チャンから預かった日本語検定問題集
の中身を思い出したわ。よく言われる大学受験英語問題の中身の無意味な難解さ
って英語を母語とする人々に指摘される、あれと同じ、なんで~~?
こんな表現は今じゃ死語のようなね。ま、日本人を長くやってる身ですから、今後
の彼の日本での生活を思えば、懇切丁寧に教えてあげなければって、真剣です。

次回はバーターレッスン後、初めてというお寿司を食べに行きましょうにしました。
もちろん回転寿司です。
お寿司屋さんのカウンターで食べるお寿司がいいのですが、頭の隅で、お財布の
中身を考えながら戴くのは美味しくありませんから、回転寿司です。
そして、昔からここ横浜では有名な(多分)「松原商店街」をぶらつきましょうって。
彼が連れて行ってくれるそうで、あたくしはついて行くだけ。あ~~あ、ここでも
又、笑っちゃいます。キョウシン君に横浜駅構内を先導してもらって、今度は来日
2年という大連生まれの男の子に連れて行って貰うのですから。
今は亡き、母の言葉を思い出します。
「依頼心が強いから道を覚えないのよ!」
って。ご名答!誰かに聞けばすむここ日本ですから、聞ける環境です幸せなことに。
母は1回で道を覚えた人でした。車に乗って指示を出します。あたくしがハンドルを
握って。脇道近道、彼女の言う通りで間違った事はありませんでした、あの東京で。
確かに、彼女の運命は、想像を絶するもので、母は母自身を頼るしかなかったドラマ
ティックな人生で身につけた、否、生まれながらに持った必要な能力だったのです。

「謝謝でいいの?日本人がよく言う(すみません)は?」
「いいですが、アッッすいませんだったら、不好意思」
「それって恥ずかしいじゃない?」
「はい、でも軽くすみませんという時にも言います」
飲食の後片付けを彼がしてくれます。いつも謝謝ですが、あたくし達日本人がよく
口にする「すい(み)ません」は? 不好意思=ブハオイースー
アラッ確かこの台詞は前に聞いたわね。そう、キョウシン君からだったわ。
繰り返し繰り返し、各場面でつかって覚えるしかありません。机上の勉強はなかなか
身につきませんから。

「大丈夫?仕事はまだでしょう?」
「はい、大丈夫」
彼の履歴、家族関係などを聞いているうちに、大連に若い彼がもう自分の部屋を
持ってるって。マンション。
「鍵貸して!」(笑)
「まだ、内装が済んでません」
「何で?完成じゃないの?見てないの?」
「はい。僕と母の荷物が入ってます」
「ェエーッ、倉庫なの~?」
「はい、今は」
「じゃ、完成したらスペアキーを頂戴ね」(大笑)
「あのさあ、北京に知り合いがいて、何ヶ月でも泊まりにいらっしゃいって言って
くれてるのだけど、私はプートンに住んでみたいのよね~」
「プートンは高いですよ、家賃が」
「なんで?古いのに?」
「はい、古いから、歴史があるから、すごい人気です」
「ああ、そうなの?つまんない。新しいって魅力ないのですもの」
「私もそうです。ですから、いつか中国へ帰るとしたら、やっぱり大連です」
3面が海に接している大連が好きですって。旧満州、日本人が進出した所。
彼の未来の図面を広げてもらって。
実際人口15~6億人の中国。国内だけでも凄い需要よね、なんでも。
頑張って~!若者はあたくし達の未来なのですもの。ええ、民族がどうのは
無関係ですあたくしには。
さて、今日は久しぶりにキョウシン君と会います。
「好久不見=久しぶり」ってね。早く、一気に言います。四声を気にしないで
言うには、早口に限ります(笑)。