ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

天使のラッパに朝鮮朝顔

2005-08-10 15:27:04 | Weblog
毎朝、お尻クリクリ、モンローウォークのマリリンとのお散歩。いくつかある
お散歩コースの一つ。 バブル崩壊後に着手した県営住宅の建て替え作業。税収が
落ち込んだ県は、半分近く放置、その地を囲ったまま。
新しい住宅の、道を中に放置地所に、住民が育てている様々なお花。ここのところ
目にする花々は、直径が30cm近くはあろうかと思えるアメリカ扶養の白が、10輪程。
そこにはグラジオラスも。そして、圧巻なのが「朝鮮朝顔・・・ダチュラ」の群生。
華岡青洲が初めて乳癌の治療に使用した麻酔効果があるらしい植物のそれは、天使
のラッパ・・・エンゼル・トランペットと前後して、観賞植物として登場ね。双方
の花形が似ている事と、天使のラッパは下方を向いて咲く。片や上方を向いて咲く。
この違い。色もいくつかあって、けれどもそこの色は白のみ。
白は清楚、純潔、上品などのイメージがあるけれど、妖艶な面もあるわ。夕闇に浮
かぶ白いお花は、すこし怖い。群生していたらかなりよ。
我が家の前に、国の管理する空き地があるのだけど、数年前に、ササユリが群生した
年があって、その白いユリが群れている姿は、妖気が漂うような、墓地にいるみたい
ねって、友人と言ったものよ。白は他の色を引き立てるけれど、1色だけでも大きな
存在になるわ。
マリリンが、話相手になればいいんだけど、独り言にしかならない感想の毎朝よ。
犬でもいなければ、お散歩なんてしないわね。イギリス人でもないしね。彼の国の
民は、お散歩は生活の一部らしいですものね。
さあ、秋に向けて、何の白を植えようかしら?我が家の小さな小さなお庭に。

これが当たり前のこと

2005-08-08 21:54:47 | Weblog
           ◎ 本日のキャスト

   ミサコ・・・友人、只今某大学で社会人のための授業で英語お勉強中 
   アヤコ・・・ミサコの3人の子の末っ子。某私立中学で、先輩後輩の関係もお勉強中
   レイコ・・・私

電話をして「ミサコさん? アラッ、どなたかしら?」
「アヤコです。お待ちください、母に替わります」
あ~、やっとまともなお子さんの登場よ。今時、いい大人が
「ウチのお母さんが、お父さんが」
って、もう聞き苦しい、聞き苦しい、その上、
「ウチの○○ちゃんが」
って、他人に我が子のことを平気で敬称付けで話すバカ親達。
「だって、丁寧に話しなさいって、言われてきたのですもの」
ですものねえ。そんな女が、
「隣りの△△さんが、何々をくれるのよ」
もう~~~、これを日本人て言える?言えないわよねえ。
へりくだる、すなわち他者への尊敬・配慮の欠如。これが今の日本の大人。

母に替わります、といったお嬢さんは、この4月に中学生になった、13歳。
もう、これだけで、どのような育ち方をされてきたか、わかるというもので
しょう。当然、お母様とお話していても、安心して言葉の交換ができるのよ。
私にしてみれば、ご~く普通の話し方よ。
する?→します?→なさいます?
やる→あげる→差し上げる
くれる→くれてやる→くれてやった・・品性を疑われます.
言うなら、くださった です。いただきました、のこと。
もらって→もらってもらえる?→お受け取りいただけますか?
もらう→いただく  など等など等。

こんな私は、学校の文法の時間は嫌いで嫌いで、いい点数を取った記憶は皆無。
けれども、普通の、生きた会話には、アンテナがピッピピッピ反応してたわ。
姉達へ抗議をする時など、末っ子ですから、憤懣やるかたないって、一杯だっ
たのでね。そういうときの私の口調は、精一杯の抵抗を言葉に込めて、
「お姉ちゃまは、そう おっしゃいますけどね!それは違うと思いますわ!!!」
ってな、そう、慇懃無礼スタイルでね。汚い言葉を遣ったら、負けだって、心の
中で思っていたので、意地でもベランメー、ヤクザ、アバズレ語などにならない
ように気を遣って放言してたものよ。それが自分に対してのせめてものいい訳って。

こんな表現の違いくらいは、日常の中で大人達の、とりわけ母親の他人との
会話のやり取りを見聞きしているうちに、自然に身につくものでしょう。
いつも言うように、日本語は、相手を尊重する言葉が生きている言語でしょう。
自分がへりくだる事で、相手を尊重することになる、高度な言語って、思うの
です。
そして、子ども(小学生)の年令を越えたら、その辺の違いを、使い分けなけ
れば、恥ずかしい、聞いてるほうが恥ずかしいのよ。
「ねえ、ミサコさん、そのへんをどうお思いになる?」
「そうなのよね。日本には言霊(ことだま)って、言葉には力があるって言いい
ますものねぇ、レイコサン?」
「あなたから言霊って、言葉を聞けるなんて、思ってもなかったわ」
「でも、そうなのよね。きちんとした言葉を遣うと、それに合せた環境ができるって」
「そう、正にその通りよね。ぞんざいな、アバズレ語を遣うと、生活全体も下がるって」
「日本て、素晴らしいって、年々思うのだけど、みんなそう思ってないところが不幸ね」
「ホント、もったいないなのよ。でもね、『玉、磨かざれば、光なし』って、言葉があ
るじゃない? どんなに素晴らしいものを持ってても、それに気がつかなきゃねぇ。今の
日本人は、みんな自信なしで、宝の持ち腐れ状態ね」
「ホントに。もったいないですよね」

彼女も、昔、ガンと闘って打ち勝った人。死の淵を覗いた同士。
お金より何より、ずっとずっと大切なものがある。それが前よりクッキリわかってきた2
人だったのよ。アメリカ旅行からお帰りになったばかりのところへ、突然お邪魔して、
とりとめなく、だけど実のあるお話ができた、楽しい午後のひとときだったのよ。実は
ある本を求めて、BOOK OFFのはしごをしているうちに、彼女のおウチの側に行ってしま
った、偶然の結果。ある時代小説全16巻の内の数冊。その中の1冊がどうしても入手で
きなかったので、ケイコサンに、お願いしちゃおうかしら?

久しぶりに、「母に~」って、おっしゃったお嬢さんにお会いできて、嬉しい日だったわ。
そういう風にキチンとお話できるお嬢さんは、一事が万事で、安心してお話できるのよ。
アヤチャンは、オバサンを毛嫌いしないで、ちゃんとお相手してくれる可愛くも面白い
お嬢ちゃんなのです。今日は、2000ピースのジグソー・パズルに挑戦してらして、
「ウワー、ねえ、アヤチャンて、こういうことが、苦痛じゃないお嬢さんなの?」
「はい、好きです」
「出来上がったら見せてね」
「フフフ、いいですよ」

ごく当たり前の事に出会えて、こんなに気持ちがいいなんて。やっぱり今の日本はへんなのね。

植民地の住人?

2005-08-08 08:50:14 | Weblog
 『立秋』、なんていいい表現かしら?
秋が立つなんてね。 ついこの間、新聞のどこかに、
「そんなに植民地になりたいか?」って。
今頃、21世紀になった今の世界に?ええ、もちろんそれに近い国だってあるけれど、
日本人に向かって、そう言ってたのよ。 なんでって?英会話のお勉強をって、小学
校から導入なんて風潮や、国際語だって、大声で言う輩に、筆者は怒ってらしたのよ。
う~ん、もうなんだっていいじゃない!って。オットット、これがいけないのよね。
大勢に、長いものになびく、巻かれる遺伝子を持つ我等日本人。直接害がなければ、
知らん振り大好き国民よ、ね? でもね、それが進むとファシズムになっちゃうのよ。
みんながそうでも私は違う! これが絶対に必要なのよ。それこそ民主主義。
ええ、英語ができれば(わかれば)、世界での移動はラクだと思うわ。
知っててもしゃべらないって、言われたフランス人ですら、やむなく英語をしゃべる
ようになってきたっていう最近ですもの。そのほうが便利ってことじゃない?
何のために? 経済のために、でしょう? 私はそう思うわ。まあ、そのための便利
な符牒みたいなものよ、ってね。 英語で文化を語る?日本人が右脳でキャッチする
自然界の色・音・感触などを、そこから生み出された繊細な表現の数々を。
私がいっつも怒っている女達の言葉。アバズレ語に至ったら、もう国を滅ぼしたいって、
思っているとしか思えないのですもの。
「うっせーんだよ」「やばい」こんな言葉を平気で遣って、他人の視線が股に注がれ
るのを、見るほうが悪いって? 下着がチラチラ見える服装でよ。
肉食人達が、公衆の面前で、前戯(キス)をするのを、真似をしているサカリがつい
た日本の若者達。そう言うと、すかさずセニョール・ダンは
「若者?それを言うならバカモノ!」
そう、まさにその通りね。
ポルポトのような、異常人間は、こっちに置いといて、農耕民族のアジア人たちは、
なべて、慎み深いでしょう? はにかみって言葉も生きているのよ。あの暑い地域に
生きる人たちの衣服一つをとってもね。肌の露出を極力避けるって。
あのね~え、す~ぐ反対の反対のためだけの反対理由は言わない事よ。それは、いか
に心が貧しいかの表れでしかないのだから。
ファッションならなんでもあり?
それでも発信者なら、その勇気を買うけれど、追随するだけじゃ、お粗末だわね。
何事も発信者にならなければ!じゃない?
そうすると、本当に、自信を持てる、人間になれると思うのよ。
そして、みんながするからしない!という気概をもちましょうよ。
「冗談じゃないわよ、その辺の人と同じ事をする?言う?お生憎様!そんな脳足りん
な私じゃないってね!」

もうすぐ『処暑』が来るわ。意味は、ここで暑さ極まれりって事よ。
白人になんて、いいえ、日本人以外の外国人にはなれない、(あ~~、良かった~)
この繊細な民族である事を誇りに思って、もう一回言葉から洗い直してみませんか?
よかったわねえ、日本人で。精神を植民地にしてはいけないって。英語?その前に
日本語です。スペイン語で遊んでいるけれど、益々日本語のよさを確認する日々よ。

こんな夏の日

2005-08-04 20:53:37 | Weblog
 お暑うございます。
薄手のタオルをねじり鉢巻にして、新聞紙1面分を水で濡らして、ギュッと絞る。
それを小さく千切って、庭に面しているお部屋の隅に蒔くのよ。さあ、ここから
ちょっと身を入れて、箒で万遍なくその千切った新聞紙を移動させて、そう、押
入れの中にも入れて、その中の綿埃やら、なぜか糸くず、髪の毛などを、その紙
達が集めてくれるわ。掃除機だと、管を差し替えなきゃいけないでしょう。箒に
は、そんな面倒な事はいらないのよ。1本ですべてOK。湿らせた新聞紙を移動さ
せているから、埃はたたないし、ちょっとした運動にもなるしね。
省エネで過ごすのが、正しい夏のありかただって、いつも言ってるけれど、やる
時はやるのよ、思いっきりね。
この猛暑の中で、畳の上もフローリング上も、箒で掃いて、その後は、水拭きよ。
もう、容赦なく汗が流れ落ちるから、ねじり鉢巻をして、床をお酢を数滴垂らし
た水で、拭き掃除。
素足が嬉しがった感触に。
まだまだ真新しい井草を敷いて、従妹から回ってきた、宮部みゆきの時代小説を
読みながら、いつしかお昼寝~~。

ちょっと日にちが経ってしまったきゅうりを、縦半分に切って、ギザギザスプー
ンで、中の種をざっとこそぎ落として、薄く薄く斜め切り。お塩をふりかけ、し
んなりさせて、そこでもみこんでから水洗い。ギュッと絞って、ボールに。
ミョウガをこれも縦半分に切って、それを縦切り。ショウガは薄く切って、針千
本に切る。きゅうりとミョウガは一緒にお砂糖、お酢、きゅうりに塩気が残って
いるので、お塩は、加減を見て入れるかどうかよ。器にもって、その上にショウ
ガを乗せて、身体を冷やすきゅうりに、ショウガが緩和よ。

フライパンに、黒糖、みりん、酒、醤油を煮立たせて、冷凍庫に入れていた養殖
鯛の、大ぶりの切り身を入れて、蓋をして煮詰めるのよ。コッテリした煮魚は、
時々は食べたいわね。

皮を半分剥いて、水の中に入れて灰汁(あく)抜きしたナスを、お出汁をしっか
りとった中で、さっと煮だてて、あとは冷めるまで待つ。ナスの煮浸し。このナ
スも身体を冷やすから、食べる時は、たっぷりの鰹節と、そのショウガをすって、
一緒にいただきます。

スパゲッティを余分に茹でて、残りが冷蔵庫にあったので、それをおすましの具に。
おそうめんのにゅう麺(温かい)みたいに。さっと茹でて、4~5センチ長さに切
って、これも冷凍してある小松菜をお椀に入れて、スパゲッティのお吸い物。なか
なかいけるのよ。 あとは、冷蔵庫の中にある色々な常備菜や残り物なども出して。
セニョール・ダンはいつものアルコール(焼酎+100%果汁割り)。私は、日本
酒の冷よ。私はその日の献立で、お酒を変えるわ。

庭に打ち水をして、お風呂に入って、こんなお惣菜のお夕飯を戴くのは、なんだ
か得した気分になる、不思議な夏の夕暮れでした。



3人の小さなアミーゴスとサルサ

2005-08-01 21:01:04 | Weblog
         ◎ 本日のキャスト

    ハマのイケ面・・・ダイビングショップ経営者、スクーバダイビング
             インストラクター
    マリア・・・『Corazon Latino』女主人
    ユタカ、ユウキ、ユウヤ・・・マリアの子ども   
     レイコ・・・私

 開いてるじゃない『セドナ』パディダイビングショップ。
信号そばにあるそのお店。信号待ちで、店内を見てみたら、社長が電話中よ。
グアテマラから帰ったら来てよ、ってことだったから、モノはついでってね。
買い物に出てきたのだけど、急ぐ買い物じゃあないし、ハマのイケ面とオシャ
ベリも悪くないって。
「本当に元気なの?」
「ええ、もう何でもないんだから。病気にしないでよ。そちらこそお元気なの?」
「ウン、ゲンキはあるね。ゲンキンはないけど」
って、もうオヤジギャグなんか飛ばして。
「潜ろうよ」
「そうねえ。でもお金のかかる遊びだからねえ、なかなか潜れないわ」
1回の潜り代は、格安近場の海外旅行ができるくらいのものだから、ちょっと考え
ちゃうのよね。1式持って、サイパンかグアムに行った方が、なんてね。
早々にお暇して、さっさとお買い物を済ませて(ブ~ラブラなんか元々しない女)、
目指すは『Corazon Latino』.
"Buenas tardes. Como esta?"こんにちは、お元気?」
店内には、日本語をすっかり忘れていたユウヤ君と、お兄ちゃんのユタカ君が、お
食事中。そうこうしている内にユウキ君も来て、DVDの映画の解説よ。この前会った
時は、全然日本語が出てこなかったユウヤ君だったのに、今日の彼は、立派なバイリ
ンガル坊やよ。本当に子どもの順応性は、すご~~い!これを逃しちゃあもったいな
いって言うものでしょう。彼のスペイン語は早い早い。それでもなんとか食らいつい
て、にわかスペイン語交換。わかる? ウン。あってる? ウン。嬉しいじゃない。
なんとか、もっと親しくなりたいスペイン語。マリアさんがお勧めドラマ。メキシコ
版のビデオ。25巻も続くお話ですって。
腹をくくってドップリ浸って見ましょう、で借りてきたわ。
手続きしましょうって言ったら、マリアさんが
「レイコサンはシンジョウしていい!」
「シンジョウ?」
「はい。だから持ってって」
「ああ、信用ね。『よ』が言えないのよねえ。『じょ』になっちゃって」
「そう。じょ、じょ、よ」
スペイン語圏の多くの国々。その中で、 " ya yu yo "を、「じゃ、じゅ、
じょ」って、発音する国はかなり多い。その国々では、日本語で言う「や、ゆ、
よ」に該当する言葉がないから、とっても言いにくいのよ。
紙に、ローマ字、カタカナ、ひらがな、漢字で、『信用』って書いてあげたけど、
つくづく日本に住んでいる日本人で良かったって思うのよ。だって、外国人で、こ
れから日本語を覚えなきゃならないとしたら、もう憂鬱の極みだわ。そのくらい難
しい言語だと思うから。
「そうそう、『これでおしまいよ』って、なんて言うの?英語だったら、ラストで
済むけど、スペイン語では?」
" ! Este es el ultimo!" " ! Esto no mas !"も言うけど、" Este es el ult
-imo " の方がいい」
「その方がきちんとした、ちゃんとした言い方?」
「はい」
「Gracias. 犬に、何かやる。その時にこれが最後よって、言いたかったから、や
っとスペイン語で言える。嬉しいわ」
「De nada.どういたしまして」

そうそう、ユウヤ君とスペイン語のやり取りをしている時に、
「これでいいのよね?」
って、確認したい表現があったのよ。それに対して、
「 mujer? 女だよね?」
「ええ。No hombre. 男じゃないわ」
「Bien. いいよそれで」
よ。女だよね?には笑っちゃったわ。ロマンス語は性で、名詞も動詞も変わるから。
彼は、キチンと確認したかったのでしょうねぇ。でも、笑っちゃったわね、4才の男
の子に、女だよね? なんてね。

ミートソースを作ろうと思ってたのに、ひき肉の量が少なくて、急遽、トマトソース。
言うところの『トマトサルサ』。サルサって、ソースのことよ。だから、
間違っても、サルサソースって言わないでね。
トマトは皮を剥いて、玉葱、ニンニク、生の唐辛子、ぜ~んぶみじん切り。
お鍋にみんな入れて、固形ブイヨンと、かなり塩っぱ~いって感じにお塩を入れて、
煮詰めるのよ、1回だけトマトジュースを途中で入れて、煮る煮る煮詰める。お水は
入れません。
白身のお魚や、フライ、冷たいスパゲッティにからめても美味しいから、作り置きし
ておきたい1品です。モモ肉より安い手羽肉。1枚を2枚におろしてフライに。
出来上がったそれに、トマトサルサをかけて、とろけるチーズをのせて、トースター
で3~4分。そりゃあ美味しいから、お試しください。

  ☆ 本日の言葉・・・ロマンス語
           (スペイン語、ポルトガル語、イタリア語
            フランス語、ルーマニア語の5言語の総称)