野菜を栽培するには栽培用の耕地すなわち「畝」が必要なんだが、率直に言って畝作りには上手・下手の相違が発生する。今回は仲間内でも最上手な「長老」の畝作りをご紹介してみようかと思う。撮影は少々古いが、事の本質に影響は無いだろう。畝は日照・通風・排水等を考慮すると、「高畝」が望ましい。しかしながら、高畝作りは肉体労働であり高さと疲労度とはほぼ比例する。耕耘機と培土器を使えば別だが、通常は鍬やスコップによる手作業だ。肉体能力と根気が要求されるのは自明の理かと。
仲間内では長老が適任者で且つ上手な担い手だ。疲れる・・・・・とぼやきつつも根気よく作り上げていく。上段画像は彼の耕地、見事な畝が出来上がってますでしょう。彼は鍬1本でこの見事な畝を作るのだ。溝を掘り、耕土を畝上部に載せ、かまぼこ型に整えていく、最後は側壁の固め作業だ。出来上がった畝高は30センチ程あり、上述の日照・通風・排水の期待にも十分応えてくれる。畝高が30センチ程もあるので根の発育も十分で成長も促進傾向がみられるようだ。
子狸はこの畝作りが苦手だ。セオリーどおりに作業はするのだが、体力が追いつかず中途半端となりがちな傾向が。二番手は例の百姓候補生氏だろうか。とにかく体力と根気、それが畝作りに必須の能力だ。
畝高が問題とされるが、とりわけ要求されるのが根菜類の栽培だろう。サツマイモやジャガイモ或いはダイコンやニンジンなど。ダイコンの場合、高畝と共に土壌の柔らかさが要求されるのはご存じかと。直進性が強いが故に固い土や障害物があると捻れてしまうのだ。柔らかめの高畝、難易度は高い。
低い畝も併せて紹介しておきますが、葉物類には適用可能かと。葉物は根が浅く、左程の高畝を要求されません。必要以上の高畝とするのは労力と時間の無駄、臨機応変に使い分けるのが合理的でしょう。子狸はこの理を拡大解釈しがちな悪い癖がありまして・・・・・・・・・。
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