春先とあってか周囲は花盛りだ。主に庭先や田畑の畦があげられるが、森の中とて例外では無い。森の中にも花は咲いているのだ。今時分の代表花は「フジ」の花であろう。薄紫の藤の花が垂れ下がっている姿は何とも美しい。最も賞賛されるのは、栽培され管理されているフジの花ではあるが。反して野山のフジの花は少々影が薄い。色合い等も少し控えめな模様だ。農園の周囲にも小さな森が広がっているが、野生のフジの姿が垣間見える。フジはご存じかと思うが、我が国の固有種で本州以西に存在するようだ。ツル性の樹木で各種の幹にまとわりついて成長する模様。従って遠目にもフジが解るのは、多くが大きな樹木の側なのだ。
子狸の耕地からもフジが望まれ、少しうっすらとした色合いが眺められる。存在感は薄いが、春先の森の代表花、しばらくは楽しませてもらおうと思っている。森にはいって足下を探れば、今頃の開花はシャガの花であろう。少し紫色が入った白い花が咲き誇っているが、今回は樹木性の花に限定しておこう。
続いて目を引くのがヤマブキの花、鮮やかな黄色が特徴だ。低木でシャガ同様、足下に咲き誇ってる事例が多い。日当たりの良い山際の地形に多いかな。農園でも彼方此方に見られるようだ。白い花ではユキヤナギが代表的かな。ユキヤナギも低木で大凡1~2メートル程度、ヤマブキ同様森の中よりも山際に多い。画像は師匠の田圃の端だ。同じく白い花だが、名称が解らぬものも。
農園の周囲の森では際だった花々は少ないが、それでも結構な花が咲いており、農作業の疲れを癒やしてくれる。とりわけ春先が多いようで、まさにこの時期、森の中もある種の花園と化しているかも。
最後の画像は名称不明、個人的にはコブシの花かと推測しているが、春先に咲き誇る樹高数メートルの樹木花だ。ちなみに我が家の庭先ではハナミズキとオオデマリの花が咲き出した。何れも白い花、白に拘った訳でも無いが、純白の装いは何とも清々しい。
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