日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

[エッセンシャル版]マネジメント / P・F・ドラッカー / ダイヤモンド社

2006-05-01 18:33:55 | 
自分に必要とされているスキルがマネジメントなのかどうかわからないが、そうした方面の知識が不足していることは確かである。
そういう時は、とにかく色々と本を当たってみる。というつもりで、この本を借りたが、読み始めるまでに数ヶ月、読むのにも丸一ヶ月かかった。
題名に[エッセンシャル版]とあるが、元になっているのは1973年の前書きがある。だが、その内容は時を越えている。元上司はドラッカーは「未来が見えているとしか思えない」と言った。
今回、自分が学ぶべき点は、仕事と責任、そして充実感についてだ。

 仕事をいかに行うべきかを検討することは、働く者とその集団の責任である。仕事の仕方や成果の量や質は、彼らの責任である。したがって、仕事、職務、道具、プロセス、技能の向上は、彼らの責任である。これは厳しい要求である。しかし、満たすことのできる要求である。IBMの例を典型として、彼ら実際に働く者は、インダストリアル・エンジニアリングなどよりも、はるかに高い目標を設定し、しかもその彼ら自身が決めた目標以上の成果をあげていく。
 それは、仕事が遊びになるからではない。遊びになどなってはならない。たしかに心理的な要因は大きな役割を果たす。だが、動機づけだけがその原因ではない。自らや作業者の職務の設計に責任を持たせることが成功するのは、彼らが唯一の専門家である分野において、彼らの知識と経験が生かされるからである。