日々の生活から

毎日の生活で感じたこと・考えたこと

村田エフェンディ滞土録 / 梨木香歩 / 角川書店

2006-05-27 23:59:59 | 

最近は、図書館の本館に行かずに南部市民センタで借りている。
「今日の先のばしは明日の憂鬱」を借りるためだった。
そこにあった、梨木香歩の小説も借りた。

ファンタジー系の話は後半に出てくることが多いようだ。
前半は淡々(?)と進み、後半で話が急展開する。
トルコの歴史は全く知らなかったが、さまざまな文化が混ざった様子が興味深い。
最後の章で、主人公の仕事に疲れた様子が、リアルというか、共感してしまった。

家守綺譚に登場した犬のジローがさりげなく出ていて楽しい。
家守・・・の後に、こちらを読むのが楽しめそうだ。
どちらもファンタジー要素たっぷりだが、村田・・・の方が人臭いというか、人に焦点をあてて書かれている。その分、重い感じもある。


日記の魔力 / 表三郎 / サンマーク出版

2006-05-27 11:09:19 | 
古本屋で何となく手にとった本。自分の勤務態度に活を入れるため、業務報告を書いていたが、いまいち効果が出せずにいたので、参考になるかもと購入。
とりあえず、今週は日記をつけることで緊張感が出て、仕事に集中することができた。

何となく自己評価が低い時というのは、「自分がこうありたい」というイメージとの現在の姿に乖離がある状態だろう。
その乖離を埋めるには、現在の自分と、こうありたい姿をはっきりさせて、自分と対話しながら進める。そのためのツールが日記なのだそうだ。
そうした目的の日記を続けるには、小学生の絵日記から脱却すれば良い。

感想を中心とした日記には欠点がある。感想がないと日記を書かなくなってしまう。書くことがなくて書けないという、夏休みの絵日記と同じ理屈だ。

劇的な感想を持つようなできごとが、毎日起こるわけではないしね。
そこで、単純に事実を克明に記録すれば良い。朝何時に起きて、何を食べて、と書き連ねる。

遅刻しがちな人は、日記をつけて、自分が乗った電車やバスの時間を記録するといい。
漠然と「もっと早く起きて家をでなきゃ」と思っているだけでは早起きするのは難しいが、「あと十分早く顔を洗いはじめればいい」というように具体的な時間と行動の目安がつけば、行動を改めることは意外と簡単にできるからだ。

この行動と改めるということは、「こうありたい自分」になるということだ。