火星ネズミ（１２）

３人の宇宙飛行士は相談しました。

『今この宇宙船から外へ出したらハツカネズミは死んでしまう。
食べ物もお水も持っているし、ハツカネズミは体が小さいので酸素もあまり使わないから連れて行こうか。』

僕は大喜びをして、
『みんなの訓練の様子はずっと見ていましたので、この宇宙船のことは大体分かります。
僕を宇宙飛行士として手伝わせてください。』
とお願いをしました。

『よしっ、分かった。
君には機械の操作はできないが計器の見張りをやってもらうよ。
空気の圧力や炭酸ガス濃度、それと電気の状態を毎日記録するんだ。
いいかい、君は宇宙飛行士なんだから。』

僕はすごくうれしかった。
『よしっ、頑張るぞ。』

こうして、僕は宇宙飛行士となり、３人の宇宙飛行士と一緒に、今も火星に向けて飛び続けていて、みんなとミッションを成功させて帰ってくるように頑張っています。
　
　　　　　　　　　　　　　おしまい