ほんわか村(7)

2016-05-22 09:22:54 | 童話
ある日人間がやってきて、動物全員と相談をしました。

ほんわか村の森は手入れがされていないので、木が倒れたままになっていたり、草が生い茂っている場所が多く、果物があまり多く採れていません。

それを人間が手入れをして果物の木を植える場所と、動物たちの大好きな野菜を植える場所を作るのです。

そして収穫できた果物や野菜を動物たちと人間とで、半分ずつにするという計画でした。
 
しかし動物たちは、森の木は大切なので切っては困ると言い、人間も自然は大切なのでそのままにしておき、使えなくなっている所だけを手入れするということで、動物達と人間とが約束しました。

そして手入れした場所に

『ここは、ほんわか村の農場で、動物と人間とが自然を大切にする農場です。お互いに自然を大切にすることを約束します。』

と書いた看板を立てました。

そして、今も動物達と人間が約束を守りながら農場を大切にしています。

              おしまい