とは言っても、会社の年齢です。
22年前の今日から、会社組織にして仕事をはじめました。
「なぜ会社にしたの?」と、家族から聞かれました。
理由がないわけではないのですが、今になって振り返ると、さほど重い決断をしたわけではなかったのかなと思います。
法人にして損をしたこともあると思いますが、法人にしておいて良かったことがたくさんあり、今に至っています。
…人の権利の一部が法によって与えられた法人、法によっていかに定められようとも、人がそれぞれ異なるように法人も異なる個性がある。
…しかし、人が時代に翻弄されるように、さらに、資本主義の担い手である仕事を行うための法人は時代に翻弄される。
「未来への大分岐」という本を昨年ふと手にして読みました。2月から3月にNHKEテレで欲望の資本主義として、マルクス・ガブリエルがニューヨークで様々な人と対話するドキュメントが放送されました。
未だ見に行けていませんが、ピケティの「21世紀の資本」が映画化されました。
ゆでガエルの寓話のように、徐々に変わってきた世界の中で慣らされてしまった私たちに、警鐘を鳴らしています。
奇しくも今日見た、NHKBS-Pのダークサイドミステリー「ナチスをだました男20世紀最大の贋作事件」のなかで、その事件の背景には、「人は自分の都合の良いように解釈をしたがる」ということが挙げられていました。
「都合の良い解釈で逃げないように」「誰かのせいにしないように」ならば「どうするのか」「どう考えればよいのか」に向き合っていかなければならないと思います。
先人の石垣が崩れないように、しっかりした石垣を積み上げていく、小さな石でも役に立つ穴太の石組みの石としてさらに邁進していきたいと思います。
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