違う分野の仕事をしていたので、読もうと思いながら積みあがってしまっていた本を読みました。
1 2030年のフード&アグリテック
野村アグリプランニング&アドバイザリー(株)編
先端テクノロジーの紹介ということで事例が70示されていています。
フード&アグリテックの5つのセクターとして
① 次世代ファーム…植物工場 陸上・先端養殖
② 農業ロボット…ドローン 収穫ロボット ロボットトラクター
③ 生産プラットフォーム
④ 流通プラットフォーム
⑤ アグリバイオ…代替タンパク ゲノム編集
が取り上げられています。
個々の動きは、様々なメディアで断片的に取り上げられていますが、事例を並べて読むことで、戦略的側面、経営資源の問題、利害関係者の問題など、読み手の立場によって様々な見方に役立つ内容だなと思いました。
少し読みにくかったですが…
2 逆転の農業
吉田忠則(日本経済新聞編集委員)著
日経のWebメディアなどで、吉田さんの記事を読んでいて、そのダイジェスト版かと思い手に取りましたが、書籍の構成にこそ醍醐味がある本でした。
「逆転」と書かれていましたが、「現状」を書いたものでした。
「技術・農地・人の三重苦を超える」と副題に書かれていましたが、「農業」「技術・農地・人」にかけられているフィルターはなかなか剥がれない、ところが「現場」の変化のスピードは速い。
農業者の方、農業関連ビジネスの方、さらにはそこに興味のある方には必読の本だと思いました。
こちらは数時間で一気に読めました。
どちらも鮮度がある本だったので、1月発行、3月発行で、積み上げてしまって失敗したかなとも思っています。
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