それは9月のとある土曜日。昼からしびしびと雨降っていた日の夕暮時。
ワタクシはリビングで横になっていました。
夫もリビングで横になっていました。
そんな両親を尻目に、コナンは家じゅうをあっち行ったり、こっち行ったりしていました

そんなまった~りとした休日になるハズだったのに・・・。
突然、ドスン
と鈍い音がしました。
高い所にあがっていたコナンが落下したようです。それにしては、音が鈍すぎる
ワタクシと夫が起き上がり、顔を見合わせた時、
ギャーッ
コナンの泣き叫ぶ声がしました
夫と2人で音がした方に走っていけば・・・
左手が血だらけのコナンが泣き叫んでいました




見れば、人差し指がえぐれています
ポタポタと血が床に落ちています。
ワタクシ、慌ててガーゼのハンカチを持ってきて、コナンの指に巻きつけました。
パッと状況を見てみると、部屋の電気のスイッチの下に椅子が転がっていました。
おそらく、電気を付けようとして椅子にあがったのでしょう。
そしたら、椅子から滑り落ちて、ドアの閉める時にひっかける穴に指を引っかけたようです
夫が「車を玄関の前まで乗り付けるから、病院に行く用意をしとけ
」
そして、夫は出て行きました。
私は一瞬、躊躇したのですが、押さえていたコナンの指から手を放し、リビングに戻って
保険証などを準備していました。背後にコナンの気配を察し、振り返ると
コナン、ハンカチを取り除いて、指からめくれた肉片を下に引っ張りました
「引っ張っちゃ、ダメーーーッ
」
まだ、言葉が通じていない時です。ワタクシの声なんて、コナンには届きません
ビッ
とイヤな音と共に、コナン、わが身を引き裂きました


当然、痛いに決まっています
ギャーッ


けたたましいコナンの叫び声
床にボタボタと血がしたたり落ちていきます
「なにやってるのっ
指がなくなっちゃうじゃないっ
」
と言いながら、ワタクシ、コナンをひっぱたいていました。
コナンの指を抑えておけば良かったのです。病院へ行く準備は夫が来てからすれば良かったのです
でも、そんな余裕はその時にはありませんでした・・・
ちょうどその時、夫が戻ってきました。ワタクシ、コナンの指をしっかり握り、
夫に渡しました。

に乗って、近くの救急病院へ駆け込みました。
土曜日の午後。外来はすでに終わっています。
救急外来口から入りながら、ワタクシ、大声で
「子供がっ、子供がっ
指を裂傷しました
すぐ見てください」
と叫んでいました。
診察室から看護婦さんが出てきて、ワタクシたちを見つけ、コナンの指に巻きついている
ハンカチが真っ赤なのを見ると、キッと顔を引き締め出し、「こちらへ、どうぞ」
と診察室に招いてくださいました。
他にも患者さんがいらっしゃいましたが、先に通されました。
すぐに医師も来てくださり、傷口を見て「縫いましょう
」と言い、
その場ですぐ縫合になりました。
ベッドにコナンを寝かせ、夫と看護婦さん3人がかりで抑えたのですが・・・
ギャーッと叫んで、コナンめちゃくちゃ暴れます。
実はコナン、年齢とその体格に合わず、めちゃくちゃ暴れるのです
あんまり暴れて、医師が縫合できません
夫の押さえ方
コナンがかわいそう、と思っているのでしょうが、生ぬるい

「どいて
」
ニンプなワタクシが、コナンの上に全体重をかけて乗りました。
コナン、ギャーッと暴れます。お腹にコナンの足が当たります。
ワタクシも力が入るので、お腹がちょっと張ってきました。でも、そんなこと
気にしている場合ではありませんでした・・・。
そして、どうにかこうにか縫合が終わると・・・
コナン、ケロッ
としています


支払いを終え、
に帰りました。
しばらくは、ショックからか大人しかったコナンですが、すぐに元気を取り戻し、遊び始めました。
しかも、その時マイブームだったヘッドスライディングをし始めました
走って
ジャンプ
して、手を伸ばして床に突っ込んでいきます。
それを何回も何回もやっています。傷口、痛まへんのか・・・


「コナン
手をケガしてるから、止めなさいっ
」
と注意しても、止めることなく・・・
そして、とうとう包帯が真っ赤になってしまいました
別室にいた夫に「包帯が真っ赤なんやけど・・・」と伝え、再び病院へ・・・

診察室で傷口を見た医師は「なんで、傷口が開いちゃったんだろう?」
と首をかしげています
ワタクシ、無言です・・・
そして、例によって例のごとく、めちゃくちゃ暴れるコナンをワタクシ一人で抑え、
縫合が終わりました。
ワタクシ、もぉもぉグッタリ
です
に着いた頃には、すっかり遅くなり、さすがのコナンも眠りにつきました

ヤレヤレです

そして、翌日から毎日消毒をしに、病院に通う日々が続くのです。
そのことを書きたかったのに、前置きがえら~く長くなってしまいましたー

だって・・・、記憶が鮮明に蘇ってきたもので・・・

では、続きをお楽しみに~





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ワタクシはリビングで横になっていました。
夫もリビングで横になっていました。
そんな両親を尻目に、コナンは家じゅうをあっち行ったり、こっち行ったりしていました


そんなまった~りとした休日になるハズだったのに・・・。
突然、ドスン

高い所にあがっていたコナンが落下したようです。それにしては、音が鈍すぎる

ワタクシと夫が起き上がり、顔を見合わせた時、
ギャーッ

コナンの泣き叫ぶ声がしました

夫と2人で音がした方に走っていけば・・・
左手が血だらけのコナンが泣き叫んでいました





見れば、人差し指がえぐれています

ポタポタと血が床に落ちています。
ワタクシ、慌ててガーゼのハンカチを持ってきて、コナンの指に巻きつけました。
パッと状況を見てみると、部屋の電気のスイッチの下に椅子が転がっていました。
おそらく、電気を付けようとして椅子にあがったのでしょう。
そしたら、椅子から滑り落ちて、ドアの閉める時にひっかける穴に指を引っかけたようです

夫が「車を玄関の前まで乗り付けるから、病院に行く用意をしとけ

そして、夫は出て行きました。
私は一瞬、躊躇したのですが、押さえていたコナンの指から手を放し、リビングに戻って
保険証などを準備していました。背後にコナンの気配を察し、振り返ると
コナン、ハンカチを取り除いて、指からめくれた肉片を下に引っ張りました

「引っ張っちゃ、ダメーーーッ

まだ、言葉が通じていない時です。ワタクシの声なんて、コナンには届きません

ビッ




当然、痛いに決まっています

ギャーッ



けたたましいコナンの叫び声

床にボタボタと血がしたたり落ちていきます

「なにやってるのっ


と言いながら、ワタクシ、コナンをひっぱたいていました。
コナンの指を抑えておけば良かったのです。病院へ行く準備は夫が来てからすれば良かったのです

でも、そんな余裕はその時にはありませんでした・・・

ちょうどその時、夫が戻ってきました。ワタクシ、コナンの指をしっかり握り、
夫に渡しました。


土曜日の午後。外来はすでに終わっています。
救急外来口から入りながら、ワタクシ、大声で
「子供がっ、子供がっ


と叫んでいました。
診察室から看護婦さんが出てきて、ワタクシたちを見つけ、コナンの指に巻きついている
ハンカチが真っ赤なのを見ると、キッと顔を引き締め出し、「こちらへ、どうぞ」
と診察室に招いてくださいました。
他にも患者さんがいらっしゃいましたが、先に通されました。
すぐに医師も来てくださり、傷口を見て「縫いましょう

その場ですぐ縫合になりました。
ベッドにコナンを寝かせ、夫と看護婦さん3人がかりで抑えたのですが・・・
ギャーッと叫んで、コナンめちゃくちゃ暴れます。
実はコナン、年齢とその体格に合わず、めちゃくちゃ暴れるのです

あんまり暴れて、医師が縫合できません

夫の押さえ方



「どいて

ニンプなワタクシが、コナンの上に全体重をかけて乗りました。
コナン、ギャーッと暴れます。お腹にコナンの足が当たります。
ワタクシも力が入るので、お腹がちょっと張ってきました。でも、そんなこと
気にしている場合ではありませんでした・・・。
そして、どうにかこうにか縫合が終わると・・・
コナン、ケロッ




支払いを終え、

しばらくは、ショックからか大人しかったコナンですが、すぐに元気を取り戻し、遊び始めました。
しかも、その時マイブームだったヘッドスライディングをし始めました

走って


それを何回も何回もやっています。傷口、痛まへんのか・・・



「コナン


と注意しても、止めることなく・・・
そして、とうとう包帯が真っ赤になってしまいました

別室にいた夫に「包帯が真っ赤なんやけど・・・」と伝え、再び病院へ・・・


診察室で傷口を見た医師は「なんで、傷口が開いちゃったんだろう?」
と首をかしげています

ワタクシ、無言です・・・

そして、例によって例のごとく、めちゃくちゃ暴れるコナンをワタクシ一人で抑え、
縫合が終わりました。
ワタクシ、もぉもぉグッタリ





ヤレヤレです


そして、翌日から毎日消毒をしに、病院に通う日々が続くのです。
そのことを書きたかったのに、前置きがえら~く長くなってしまいましたー


だって・・・、記憶が鮮明に蘇ってきたもので・・・


では、続きをお楽しみに~








