かんりにんのひとりごと

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中三の夏、苦い思い出(後編)

2022-07-30 | 卓球

 

もう、50年近く前の話です。

 

中学三年生、最後の夏の大会を「顧問の先生が来ていない」という理由で、棄権となった私たちは、呆然としていました。

 

特に悔しいという思いもなく、むしろあっけらかんとしていたように思います。

 

中学で最後の試合とか、必死で頑張ったとか、そんなことは全く考えていませんでした。

 

ただ、試合がしたかったなあという気持ちだけでした。

 

 

そういえば、思い出しました。

 

4月の初め、最初に部活動で集まった際に、顧問の先生がおっしゃった言葉があります。

 

「このチームは、試合には一切出ません」

 

???

 

私たちは、意味が分かりませんでした。

 

「今までも出ていたし、これからも出たいのですが・・・」

 

何かうやむやなままにその場は終わりました。

 

今となっては、真相はわかりませんが、この先生は部活動などは全くやりたくなかったのかもしれません。

 

 

写真は、今朝見つけたアオサギ君です。。。

 

久しぶりに出て来てくれました。。。

 

さて私は、試合に出られなかったので、その日もいつもの卓球場に行って、練習をすることにしました。

 

名門の卓球場のコーチが試合はどうだったか?と聞いてくださいました。

 

私は、そのとおり顧問の先生が来ないため、出られなかったことを話しました。

 

驚いたのは、そのコーチでした。

 

それはあかんやろ。。。

 

私よりも、コーチの方が、真剣に考えてくれたようでした。

 

それくらい、私にとっては既に終わったことになっていました。

 

 

ちょうど、同じくらいの時間に、試合に出場していた選手が報告にやってきました。

 

その選手は、なんと予選でベスト8に入ったということでした。

 

ちょっと、この時には、心がもやもやする感じがしました。

 

いいなあ・・・!

 

もし自分が出ていたら、どうだっただろう・・・という疑問が当然湧いてきます。

 

 

どういう経過があったかは、忘れましたが、私はそのベスト8に入った選手と試合をすることになりました。

 

これに勝ったら、自分もベスト8とか、そんなことは全く考えていないのでした。

 

それくらい、勝つことに対して、無欲でした。

 

試合の結果は・・・?

 

その当時は、3セットマッチで、2セット先取、21点取ったら勝ちというスタイルでしたが、1セット目も2セット目も、惜しくも16-21か17-21くらいで負けました。

 

さすがに、ベスト8の実力は強かったです。

 

しかし、、、。

 

いい勝負であったことは、確かです。

 

ベスト8を相手にして、自分も結構やれるのだという自信のようなものが湧いてきたのでした。

 

 

なんだか、試合をして、良かったなあ!と思いました。

 

その試合が、私が覚えている中での中学でのベストゲームだったように思います。

 

中学での卓球は、それで一区切り・・・。

 

高校に入って、また卓球を始めるのですが、その話は、いつかまた改めて・・・するのかしないのか、よくわかりませんが・・・。

 

 

 

 

 

 



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