昨日も書きましたが、いよいよ「京都検定」まで二週間となりました。
本を読んでの勉強も進めていますが、どうしても記憶力の低下には勝てません。。。
ここは、やはり実際に行って歩いて、写真を撮って、体で覚えようという思いで、京都歩きに出かけることにしました。
今の時期は紅葉のシーズンで、紅葉の名所はどこも大勢の人がおられると思います。
できれば、そういう場所は避けたいと思って、静かな場所を探していました。
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お天気は今一つですが、雨ではなく、寒くもないので、歩くのには良い気候でした。
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賀茂川と高野川の合流地点には、サギやカモ類がたくさんいたので、写真を撮りたいと思いましたが、今日の目当てはお寺回りなので、我慢して先へ進みました。
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この場所が平安時代に紫式部が住んでいたあたりで、蘆山寺というお寺があります。
紫式部は宮中に仕えて、この場所で「源氏物語」を執筆したと言われています。
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しかし、お寺自体は、火災のため建て替えられたようで、紫式部が実際に執筆をしていた部屋などは残っていません。
そうとは思っても、紫式部がいたことには、間違いがありません。
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お寺の説明によると、紫式部さんは結婚して、女の子を産んでいますが、その後夫が亡くなったそうです。
そのあとに、有名な「源氏物語」を書いたとのことでした。
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このお庭が「源氏の庭」といって、綺麗に手入れされたお庭でした。
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それほど広くはないですが、紅葉が少し残っていて、観光客が少ないので、座ってゆっくりと鑑賞することができました。
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そろそろ、散り始めで枯れている木もありましたが、それはそれで綺麗でした。
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この角度が一番きれいですね。
何枚も撮らせて頂きました。
執筆当時とは違うけれども、源氏物語の雰囲気だけは感じ取ることができました。
初めて知りましたが、平等院を建てた藤原頼道のお父さん道長と紫式部は縁があって、道長は自分の子どもを天皇に嫁がせて、紫式部に家庭教師みたいなことをさせていたそうです。
愛人ではないか?という説もあるようですが、否定的な意見が多いようです。
不思議なことに、近くに藤原道長が立てた「法成寺(ほうじょうじ)」というお寺の跡地を示す石碑が建っていました。
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道長は、病気のため早くに出家してお寺に棲んでいたようです。
京都御苑の横あたり、かなり大きなお寺だったようですが、今はこの石碑だけが残っています。
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この法成寺が、今の平等院のモデルになったとか・・・。
なるほど、、、歴史の勉強はなかなか面白いものです。。。
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