堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

猫と犬

2009年04月01日 | 日記

 我が家でもかつて犬も猫も飼っていたことがある。
 私はどちらかといえば犬のほうが好きである。ところが、近頃、街の中で見かける犬には違和感を感じないわけにはいかない。
 犬はペットブームのせいか、いやに人工化され、人に狎れ狎れしい態度をとっているのを見ると、動物という感じがしない。飼い主の嗜好で犬も品種改良されてしまっているのか。
 人間の都合で自然がなくなってきているが、動物の世界まで類が及んでいるという感じがする。勿論、柴犬のような犬らしい種類の犬もいることはいるが。

 ネコは、正直言って、あまり好きではなかった。我が家を真っ黒な野良猫が立ち寄るようンなってから、私の気持ちの上に少し変化が起こった。その黒猫は雌である。当然子どもを産む。それでは野良猫が増え、地域の迷惑となる。そこで、少しかわいそうではあるが、避妊手術を行った。餌も十分に与えている。従って、常に餌にありつけ満腹であるのでゴミ箱あさりはしない。
 私が餌を与えていないので、声をかけても殆んど無視され、たまに、きがむいたときに「にゅあ~ん」と一声鳴くぐらいである。
 近頃の犬らしくない犬と比べて、好感が持てる。勿論、猫はペットとして、家の中で飼われているので、ペットとして変貌した猫は街の中には現れないのであろう。街の中をうろつくのは、たいていが野良猫であろう。