19日に南武線で野暮用で出かける。
ついでに、武蔵小杉経由でみなとみらいまで行く。
3年前に開催されたトリエンナーレには、ついに行けなかったという苦い経験があるので、思い切って出かける。
ヨコハマトリエンナーレ2011は現代アートの国際展である。
まずは、メイン会場の横浜美術館へ。
美術館の正面には、ウーゴ・ロンディノーネのモアイ像を連想させる彫刻。
それぞれが12ケ月に対応した12体の彫刻。
横浜のビル群を見上げるモアイ像?
現代アートは分からないという人が多い。私も良く分からない。
現代アートと言っても幅広い。今回のトリエンナーレでも、
メイン会場の一つである横浜美術館では、同館の収蔵品である、シュールリアリズムの作家の作品も展示してある。
境界は分からない。
面白いと思ったものを楽しめばよい、難しく考える必要はない。
金理有の作品は陶芸であり、正に、モダンアートの境界にある作品だと思う。結構面白い。
土を素材にした陶芸作品だが、青銅器を連想させる。
尹秀珍(イン・シウジェン)の作品、タイトルは忘れてしまったが。
下着から上着まで1人が身につけている衣服を糸にほどき巻き上げた、映画のフィルムを連想させるロールが108個、
渦巻き状に並べられている。
木の年輪のようでもあり、108の煩悩を持つという人間の生き様のようでもある。
一つ一つはなんと言う事もないが、108集め渦巻き状に置くと、なんとなくわかるような気もする。
既に故人であり、だいぶ前に見た作家であるアイヌの血を引く砂澤ビッキの作品に触れことが出来たのも意外な収穫であった。
1800円の入場券は、他の日に、他の会場も見られるので、残りは後日とし、
周辺を散策して帰ることとした。
帆船日本丸
横浜には、過去のトリエンナレーに出展された、アートも他にもあるとのこと、
後日訪れた。