黄金町バザールからシャトルバスで日本郵船海岸通倉庫に向かう。
倉庫は広い空間が取れ、しかも、荒っぽく使っても問題はないし、もともと閉鎖的空間なので、
暗闇も作りやすい。
モダンアートの会場としては最適である。
私が現代アートと本格的に付き合い始めたのは、立川で5年間行われた「国際芸術祭」からである。
既に故人となられたが、彫刻のあるまちづくり、よいと祭、etc.で一緒に仕事をした、当時、
文化振興の仕事をしていた課長と一緒に立ち上げたものである。
財政状況も厳しくなり始め、立川市単独では予算的にも無理な環境だった。
そこで、何かないかと考えた末に、文化庁の補助事業が見つかった。
それが国際芸術祭であった。
空いていたビルの地下をたかったことを思い出した。
粘土で作られたカバ。
子供たちは泥団子を作ったり、砂場で山や谷を作り、水を流したり、土や砂遊びが好きだ。
ふと、それを連想させた。
粘土で作りっぱなし、既にヒビが入っている。確か、11月6日まで、もつのだろうか。
子供たちが作りっぱなしで他の遊びに熱中している姿も浮かぶ。
現代アートを見たり感じたりするのは好きだ。
作品の意味するところやアーティストの意図などは考えない、アーティストや作品の名前にも
興味ない。
私的に言うと写真の被写体として面白いものは面白い。
映像が投影されている部屋に入った。
最初の何人かの人は、中で結構動いた、その動きが面白かった。その後しばらく待ったが、
殆どの人は入り口近くでじっとしているだけだった。
空中に浮かぶ熱気球、アラブか中国の上空だろうか。
東北の上空を徐々に変化する映像。