『簡単な仕事は長続きしない方が給料が安く済む』と親父が笑いながら言ったのを3人共聴いていました。
或る日、2時頃だったと思います、コウちゃんと二人で店番をしていました。
お客さんが入ってきて、上天丼を頼みました。
『キンちゃん、揚げてみる?』とコウちゃん。
『え~、良いの?』と僕。
コウちゃんが隣りで見守ってくれているので安心しながら揚げる準備に取り掛かりました。
コロモの小麦粉をハサミ箸の端に付け、遠心力で飛ばし油の中に入れ油温を見ます、野菜は低め、エビや魚は少し強めの温度で揚げます。エビの尻尾を切りそろえてないと水が入っているので跳ねます。ランチタイムの決定番や賄いのテンプラは揚げた事は有りますが、天丼は初めてで緊張しました。
『コウちゃん、大丈夫?』と心配そうに親父が覗きにきました。
『私がいるから大丈夫です』とコウちゃん。
『・・・・・』緊張している僕。
『もう少し温度を下げて』とコウちゃん。
『はい』と僕。
マクラにイカ、大きなエビが2本、キスが入って野菜はピーマン、揚げ終わり丼汁に漬けて出来上がり、柚子の香り付けを載せ完成です。
でも少し揚げる温度が高かったように感じました。
この事をコウちゃんと親父に指摘されました、いや~緊張します!
お客さんが食べ終わり帰った所でコウちゃんが呼ばれ、何故僕に揚げさせたのかを問い詰めています。
その言い方、言葉が余りにも酷かったので僕は切れてしまいました。
『なんだ、この野郎!怒るなら直接俺に言えばイイだろう!』と僕。
『コウちゃんが面倒をみる立場なのでコウちゃんに注意した』と親父。
今まで何を言われても黙って仕事していた小僧に怒鳴られたので親父も面食らったと思います。
僕の顔を見ないようにして話します。
そして、この間の松下幸之助さんが言ったという『簡単な仕事は給料が安くて済む人間の方が良い』との言葉を問いました。
親父は小さな声で何かを言いましたが聞き取る事は出来ませんでした。
そして又チャンスが有れば、天丼を揚げさせてくれると約束してくれました。
この言葉を聴きワクワクしました。
この2~3日は、ポ~の代わりにメルと涼んでいます。
メルは去年の2月頃娘が連れてきました。
この写真は、去年の10月頃だと思います。
或る日、2時頃だったと思います、コウちゃんと二人で店番をしていました。
お客さんが入ってきて、上天丼を頼みました。
『キンちゃん、揚げてみる?』とコウちゃん。
『え~、良いの?』と僕。
コウちゃんが隣りで見守ってくれているので安心しながら揚げる準備に取り掛かりました。
コロモの小麦粉をハサミ箸の端に付け、遠心力で飛ばし油の中に入れ油温を見ます、野菜は低め、エビや魚は少し強めの温度で揚げます。エビの尻尾を切りそろえてないと水が入っているので跳ねます。ランチタイムの決定番や賄いのテンプラは揚げた事は有りますが、天丼は初めてで緊張しました。
『コウちゃん、大丈夫?』と心配そうに親父が覗きにきました。
『私がいるから大丈夫です』とコウちゃん。
『・・・・・』緊張している僕。
『もう少し温度を下げて』とコウちゃん。
『はい』と僕。
マクラにイカ、大きなエビが2本、キスが入って野菜はピーマン、揚げ終わり丼汁に漬けて出来上がり、柚子の香り付けを載せ完成です。
でも少し揚げる温度が高かったように感じました。
この事をコウちゃんと親父に指摘されました、いや~緊張します!
お客さんが食べ終わり帰った所でコウちゃんが呼ばれ、何故僕に揚げさせたのかを問い詰めています。
その言い方、言葉が余りにも酷かったので僕は切れてしまいました。
『なんだ、この野郎!怒るなら直接俺に言えばイイだろう!』と僕。
『コウちゃんが面倒をみる立場なのでコウちゃんに注意した』と親父。
今まで何を言われても黙って仕事していた小僧に怒鳴られたので親父も面食らったと思います。
僕の顔を見ないようにして話します。
そして、この間の松下幸之助さんが言ったという『簡単な仕事は給料が安くて済む人間の方が良い』との言葉を問いました。
親父は小さな声で何かを言いましたが聞き取る事は出来ませんでした。
そして又チャンスが有れば、天丼を揚げさせてくれると約束してくれました。
この言葉を聴きワクワクしました。
この2~3日は、ポ~の代わりにメルと涼んでいます。
メルは去年の2月頃娘が連れてきました。
この写真は、去年の10月頃だと思います。