H・MさんのFBより
*「極右『国民戦線』に抗議するフランスの高校生たち」
… Le Télégramme, le 29 mai 2014.
かつてナチス・ドイツに国土の半分を占領された苦い体験を持つフランスでは、極右のレイシズムの台頭を決して許さないという高校生たちのデモが今年の5月の起こった。...
日本だけでなくフランスでも、右翼は、その場その場の都合で強者におもねる祖国の裏切り者だった。
「国民戦線」の党首だったジャン=マリー・ルペンは、極右のプジャード運動の出身。
ピエール・プジャードは、ドイツ占領下のフランスで対独協力に邁進しユダヤ人狩りに協力したジャック・ドリオのフランス人民党の活動家だった。ドリオは、「16歳の青年プジャード君の聡明さと活躍」(D・ヴォルフ『フランスファシズムの生成』より)を褒めそやしたものである。
少女が掲げるプラカードには、「創造物のなかでもっとも進化した生き物が憎しみと人種差別と戦争を作った地球に住むなんてうんざり」というシャンソンの一節。
また横断幕の“ LA JEUNESSE NE VEUT PAS DU F-HAINE!”は、凝っている。
「国民戦線」(Front National)の頭文字は、FN。N [エヌ] の音は、フランス語で「憎悪」を意味する HAINE と同音なので、それにひっかけて、「国民戦線=憎悪の戦線」だと非難しているのだ。
日本の子供たちも、ピコピコとゲーム機なんかやって無駄な時間を費やしている場合ではないぞ。
安倍政権は、雇用を流動化し、奨学金の滞納者に自衛隊を紹介せよなどとする、若者たちを追いつめ政策ばかりしている。
大学生も高校生も黙っていたらダメだ。「気が付けば戦場」ではもう手遅れなのだ!
フランスの子供たちの知性と勇気を見たか!