異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【参院選・群馬】 堀越けいにん候補決起集会に1600人~「自民党の支持者も救いたい!」(レイバーネット)

2016-07-09 23:19:01 | 参院選

LNJ Logohttp://www.labornetjp.org/news/2016/0707yumotoより転載

堀越けいにん候補決起集会に1600人~「自民党の支持者も救いたい!」

    湯本雅典

動画・決起集会(5分52秒)堀越候補決意表明(13分30秒)

 参院選挙終盤の7月6日、群馬県高崎市で開かれた「堀越けいにん候補立会演説会」に1600人が集まった(主催:民進党、日本共産党、社民党各群馬県委員会・県連)。集会には、民進党(横路孝弘衆議院議員)、日本共産党(穀田恵二衆議院議員)、社民党(小林人志県連代表)からそれぞれ代表が参加した。

 マスコミは、野党統一候補の「不利」情報を流している。しかし、無党派層の4割がまだ投票先を決めていない中(共同通信世論調査)、むしろ投票日直前の取り組み如何で情勢はいくらでも変わる。集会参加者に聞いてみても、「堀越さんのことは最近聞いた。聞いてみて人柄にひかれた」という声や、「かつては保守が大好きだったが、今は変わり映えのしない政治に嫌気がさした」などという新しい流れを感じ、堀越候補へ支持を表明する声が何人からも聞かれた。

 集会は活気にあふれていた。それは、堀越候補のスピーチにも感じられた。「私たちは正しい、絶対に正しいのです。むしろ自民党の支持者を救いたいくらいです」「群馬県から出た4人の首相は、どれも集団的自衛権を認めなかった。それを否定した安倍首相にだけは、憲法を変えられたくはありません」

 自民党は全国で「野党共闘は、野合」と野党共闘批判を繰り返している。それは、これまでにない自民党の「危機感」の表れだ。本番まであと3日間、野党共闘の票を1票でも多く積み上げたい。

●選挙フェスグンマ ファイナル(選挙戦最後の堀越けいにん候補の訴えもあります)
7月9日(土)17時~ JR高崎駅東口

 

 

 


【参院選7/10】HKT宮脇咲良…「将来の日本のために、小さな1票かもしれないけれど必ず投じたい」(スポーツ報知7/5)

2016-07-09 23:11:29 | 参院選

logohttp://www.hochi.co.jp/entertainment/20160705-OHT1T50066.html 

HKT宮脇咲良、田原総一朗さんに参院選を聞いた「AKBでは総選挙の公約守る。国民は怒らないんですか?」

2016年7月5日11時0分  スポーツ報知
  • 田原総一朗さんから参院選について学んだ宮脇咲良。10日も腕を組んで“投票デート”にお出掛け!?
  • 田原総一朗さんから参院選について学んだ宮脇咲良。10日も腕を組んで“投票デート”にお出掛け!?
 
 
 
  • 投票に行く大切さを色紙にしたためた宮脇
  • 投票に行く大切さを色紙にしたためた宮脇
 
 
 
  • 7月10日投開票の参院選について対談するHKT48の宮脇咲良と田原総一朗さん
  • 7月10日投開票の参院選について対談するHKT48の宮脇咲良と田原総一朗さん

 公職選挙法が70年ぶりに改正され、「18歳選挙権」となって初の国政選挙となる10日投開票の参院選。「選挙権は手にしたけど、どうすればいいの?」という18歳の代表として、HKT48・AKB48兼任の宮脇咲良がジャーナリストの田原総一朗さん(82)と対談し、投票に行くことの重要さを聞き出した。宮脇は「将来の日本のために、小さな1票かもしれないけれど必ず投じたい」と思いを新たにした。(取材、構成・高柳 哲人)

 宮脇咲良「今日はよろしくお願いします。いろいろと教えてください」

 田原総一朗「早速だけど、宮脇さんは投票には行くの?」

 宮脇咲良「はい。マネジャーさんにスケジュールを確認してもらって、期日前投票をしようと思っています」

 田原総一朗「他のメンバーは何て言ってる?」

 宮脇咲良「18歳になって、選挙権があるというのは、話題になっているので周りのメンバーも知ってるんですけど、でも『選挙に行こう』という話にはならなくて…。正直、日本が民主主義というのは分かるんですが、自分が政治に参加しているという気持ちが全く湧かないんです」

 田原総一朗「AKBで18歳って何人かいるでしょう? 一度みんなで会って話し合った方がいいよ。でも、何で若者は政治の話をしないんだろう。日本では、政治の話をすると『あいつは理屈っぽい』とか『真面目すぎる』とか思われるというのがあるのかな?」

 宮脇咲良「それはあるかもしれません。政治の話とかしたら『何でそんな真面目な話するの? もっと面白いことあるじゃん』みたいな感じにはなります。でも、若い子たちの政治への興味や、若い世代の投票率がどんどん下がっていると聞いて…。私たちから政治が遠くなるのが怖いな、とも思っているんです。私は政治に興味があってニュースや国会中継なども見るんですが、難しくて分からないことも多い。でも、知らないところで日本がいろいろ変わっているというのは怖いですよね」

 田原総一朗「それじゃあ、宮脇さんは今の変わってきている日本について、何か不満は持ってるの?」

 宮脇咲良「消費税が2年前に5%から8%に上がったということですかね。何に使われているのか…。国の物を造ったりとかオリンピックに向けてとか分かるんですけど、納得がまだいかない。税金の話は、メンバーの中でもよくするんです。みんな、ある程度の所得を得ているので。それで、所得税の話題になって十何歳の子たちが『税金が高過ぎる!』と話しています」

 田原総一朗「そういうのも、全部政治が決めるんだよ。その政治をする人を決めるのが選挙。そう考えると不満があるなら選挙に行かなきゃいけない」

 宮脇咲良「不満か~。今の若い人たちは、不満がないというか、意見がないということではないでしょうか」

 田原総一朗「意見がないという言い方は、間違っているんじゃないかな。投票に行かない、政治の話をしないということは、結果的に今の世の中、政治に満足しているということになるわけ」

 宮脇咲良「私たちの小さな声でも、届くんでしょうか」

 田原総一朗「うん、届くよ。だから、声を上げないと、投票に行かないといけない」

 宮脇咲良「分かりました。私もこの対談をきっかけにツイッターを始めて『選挙に行こうよ』と発信していこうかな、と。私たちのような言葉を伝えられる側の人間が、もっと動くべきかなと思います。私たちを応援してくれているファンの方にも呼びかけたい」

 田原総一朗「ぜひ、動いてほしいね。『私も選挙に行くから、みんなで行こう』と約束すればいい」

 宮脇咲良「そうすれば、とりあえず何百人かくらいは動いてくれますかね?」

 宮脇咲良「投票する時に困るのが、何を基準に候補者を選べばいいかということです。正直、『よく分からずに投票して世の中が変わるのかな』と。だったら、『投票なんて行かずに、もう遊びに行っちゃえ』と思うのが、10代の声だと思います」

 田原総一朗「ただ、遊びに行こうというのは、さっきも言ったけど、今の政府のままでいいと認めることになるんだよ。言いたいことがあれば、投票に行かないといけない」

 宮脇咲良「昔、小学生の時に、お父さんの投票について行ったことがあるんです。その時も、投票所に名前がズラッと書いてあるだけで『お父さんは何を基準に選んだんだ?』と思いました」

 田原総一朗「その時、お父さんはあなたに、何て説明した?」

 宮脇咲良「投票した党の党首が言ってることが正しいと思ったので入れたと話していました。それだからかもしれませんが、私の中では選挙というのは立候補者に入れるというより、その人が所属している党に入れるというイメージがあります」

 田原総一朗「それは正しいと思うよ。やっぱり、政治は党が中心だからね」

 宮脇咲良「その党をどうやって選ぶかは、新聞とかネットとかの情報を、自分で見極めないといけないんですよね。何が本当に正しいのか…」

 田原総一朗「いっぱい情報があふれている。例えば新聞社一つ取っても、今の安倍政権に賛成、反対の両方の立場で記事を書いている社がそれぞれある。だから、両方の意見を読まないといけない。ちなみに、どこかの党の意見について、何かで見たことある?」

 宮脇咲良「民進党がツイッターで『(与党に)3分の2を取らせるな』と書いているのがトレンド(話題となっているキーワードのリスト)に上がっていて、その動画を見て初めて、憲法が変わるかもしれないというのを見て『あ、そうなんだ。取らせちゃいけないんだ』と思いました。ただ、その一つの情報しか、私の中には入って来なくて…」

 田原総一朗「それが本当に正しいかどうかは、一つの情報だけで判断してはダメ。もっとも、若い子たちによく分かるように説明ができていない政府や、マスメディアにも責任があるかもしれない。それは、我々大人がきっちり伝えていかないといけないね」

 宮脇咲良「今回の参院選では、憲法改正が一番の注目点になるんですか?」

 田原総一朗「なかなか難しいね。普通は、与党と野党の争点、違いがハッキリあるもの。ただ、今回の参院選は違いがない。というのは、安倍(晋三首相)さんが消費税をもう2%上げるのを先延ばしすることについて『国民に信を問う』。そういう選挙だと言った。ところが、野党の民進党の岡田(克也)代表が、党首討論で安倍さんが話す前に『民進党は消費税の先延ばしに賛成です』と言っちゃったわけ」

 宮脇咲良「あら、じゃあ与党と野党が仲間になっちゃったということですか? いつも対立しているというイメージなんですが…」

 田原総一朗「もちろん、本当は対立がある。それは、さっき宮脇さんが言った憲法の問題や、介護に関することでも言っていることは違う。経済についても、消費税の増税を延期するということ以外では、主張が違うね。ただ、その違いが見えにくいと思う」

 宮脇咲良「それでいいんですか? AKBの総選挙でも公約をファンと約束するんですが、言ったことと違うことをするのは許されないんです。公約がちゃんと見えないと、約束が守れているかどうか分からないような気がします。国民は怒らないんですか?」

 田原総一朗「それは『違う』と言わないといけないね」

 宮脇咲良「う~ん、みんながその場しのぎの発言をしているような気がしますね」

 田原総一朗「そう。そこをもっと言ってよ。自民、公明、民進党もみんな、その場しのぎの発言をしている」

 宮脇咲良「よく『アベノミクス』という言葉を聞くんですが、野党の方は、経済についてはどのような意見を言っているんですか?」

 田原総一朗「景気が悪い中で、大企業やお金持ちが得をしている制度が問題だと言っているね」

 宮脇咲良「日本は所得税があるから、お金持ちからたくさん税金を取って、あんまり差をつくらない国造りをしていると聞いたんですが」

 田原総一朗「民進党とか共産党が盛んに言っているのは、お金持ちや大企業ほど日本は住みやすい国だということ。中小企業は決して楽じゃないと。一方、自民党は自分たちの経済政策、つまりアベノミクスはうまくいっていると主張している」

 宮脇咲良「そういった主張について、どちらが正しいのかを考えて投票に行かなければいけないんですね」

 田原総一朗「そう。だから宮脇さんも、まずはメンバーから選挙に行くように呼び掛けてね」

 宮脇咲良「今回の選挙が、かなり将来の日本に影響することが分かりました。その時に18歳になって、選挙権をもらえたというのは、大きなきっかけだと思います。これからもっと日本を、そして政治を知ろうと努力していきたいと思います」

 

 ◆18歳選挙権 選挙で投票できる年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げること。昨年6月に成立した改正公選法に盛り込まれ、今年6月19日に施行された。選挙権年齢の変更は、終戦後の1945年に「25歳以上」が「20歳以上」に引き下げられて以来。10日投開票の参院選では18、19歳の約240万人が新たに有権者として加わる。政府は、政治参加の意識を高める「主権者教育」を通じ、将来的な投票率アップに期待している。

 ◆田原 総一朗(たはら・そういちろう)1934年4月15日、滋賀県彦根市生まれ。82歳。県立彦根東高卒業後、日本交通公社に入社し、その後、早稲田大学第二文学部入学。同大第一文学部卒業。岩波映画製作所、東京12チャンネル(現・テレビ東京)を経て、77年からフリージャーナリストとして活躍。主な出演番組にテレビ朝日系「朝まで生テレビ!」(87年~)、サンデープロジェクト」(89~2010年)など。

 ◆宮脇 咲良(みやわき・さくら)1998年3月19日、鹿児島県生まれ。18歳。HKT48・チームK4副キャプテン、AKB48・チームA兼任。愛称・さくら。小2からミュージカル教室に通い、小学4年で初舞台。中学2年時の2011年7月にHKT48の1期生オーディションに合格。同年11月、劇場デビュー。総選挙は第4回から参加し、順に47、26、11、7、6位。身長160センチ。血液型A。

 

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左・AKB48公式サイト/右・東京女子流オフィシャルサイト

 

 


独裁か、改憲阻止か!【参院選7/10】~カギを握る当落線上の野党候補29人に投票を!

2016-07-09 21:49:35 | 都知事選 県知事選 市長選
三宅洋平候補(東京選挙区) 選挙フェス、フィナーレ。 品川駅港南口 (by黒川敦彦

 

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日刊ゲンダイ

まだ勝ち負けが決していない激戦区は24選挙区あり、29人の野党候補が当落線上にいます。
いずれも数ポイントの差でせめぎ合っていて、安倍自民の暴走を止められるかどうかは、これらの選挙区がカギを握っています。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/185398より転載

独裁か、改憲阻止か…カギを握る当落線上の野党候補29人

2016年7月9日

左上から時計回りに、岡田克也、志位和夫、小沢一郎、吉田忠智(C)日刊ゲンダイ

 

 泣いても笑ってもあと1日だ。この国の命運を決める天王山の参院選。メディア各社の情勢分析では、いつの間にか「改憲勢力で3分の2議席」が確実視されている。どの調査を見ても、「3分の2」に達するかどうかは、わずか1~2議席の攻防だ。

 もはや与党の過半数割れは望むべくもなく、どうあがいても亡国のデタラメ政治を止めることはできない惨憺たる状況なのだが、こうなったら、せめて「3分の2」だけは阻止することが、国民にとって喫緊の課題である。

衆院に続いて、参院でも極右勢力に3分の2議席を与えたら、必ず憲法改正に手をつけてくる。平和国家から、戦争をする国に変えられてしまいます。日本にとって、歴史の重大な分岐点となる選挙です。

 子や孫が、戦場に送られてもいいのか。自分たちの人権が抑圧され、奴隷のように、国家に奉仕する社会になってもいいのか。本気で考える必要があります。棄権などもってのほかで、与党に白紙委任状を渡すも同然の行為です。どんな社会になっても文句は言えない。自分や子どもが戦場に送られようと、年金受給額が半減されようと、黙って受け入れるしかありません」(政治評論家・本澤二郎氏)

 投票は国民の義務ではなく権利だ。だから「投票に行かない」という権利も成り立つが、それは自らが行使できる権利に対して、あまりに不覚といえる。

 法律の世界には、「権利の上に眠る者は保護に値せず」という格言がある。長期間にわたり権利を放置した者は、その権利を奪われても仕方がない。何もしないで眠っているのは怠慢であり、他者の利益が優先される。何もかも奪われても、泣き寝入りするしかない。


■福島と沖縄で現職大臣を落選させる意味

 無党派層が選挙権を眠らせていて、喜ぶのは組織選挙を展開する自公の与党だけだ。それで3分の2勢力を確保し、国民の財産や自由、人権をどんどん奪おうと狙っている。かつて森元首相が口をすべらせた通り、「無党派層は寝ててくれればいい」が彼らの本音なのである。逆に言えば、無党派層が動けば、いま流されている選挙情勢がひっくり返る可能性は高い。投票結果は確実に変わってくる。

 まだ勝ち負けが決していない激戦区は、〈表〉の通り24選挙区あり、29人の野党候補が当落線上にいる。いずれも数ポイントの差でせめぎ合っていて、安倍自民の暴走を止められるかどうかは、これらの選挙区がカギを握っている。

 憲法改悪を阻止したければ、表の野党候補に投票することだ。少しでも野党候補の当選を増やし、改憲勢力の議席を減らす必要がある。

 とりわけ勢いをそがなければならないのが自民だ。直前の獲得議席予想では、27年ぶりに参院での単独過半数を回復する勢いとされる。そんなことになれば、法案を通すのに公明の協力さえ不要になる。今以上に安倍1強のやりたい放題がまかり通り、完全な独裁になってしまう。独裁を望む国民はいないだろう。北朝鮮のような国になって本当にいいのか? とにかく、自民の獲得議席をひとつでも減らさなければ、日本はお先真っ暗ということだ。

「数ポイントの差なら、無党派層の数割が投票に行くだけで、自民党候補を落選させることができる。有権者が投票権を行使することで、暴走する独裁政権に一矢報いることができるのです。中でも、現職大臣の落選は値千金の価値がある。沖縄の島尻大臣は落選確実。福島の岩城大臣も野党候補と接戦で落選危機です。
東北で野党統一候補が大勝すれば、国民生活を破壊するTPPに待ったをかけることができるかもしれない。なにより今回は『戦争か平和か』を問う大事な選挙です。未来を選ぶ選挙なのです。アベノミクスを前面に出した目くらましにだまされてはいけません」(本澤二郎氏=前出)

 みすみす日本が戦争に巻き込まれるのが分かっていて傍観を決め込むのか。平和を望む有権者は、迷わず野党候補に投票すべきだ。

  未来は無党派層の行動にかかっている(C)日刊ゲンダイ
未来は無党派層の行動にかかっている(C)日刊ゲンダイ


最悪の事態回避のため「勝てそうな野党」に投票する


 20世紀の英国を代表する政治家のウィンストン・チャーチルは、こんな言葉を残している。
「選挙に出るヤツなんて、金儲けしたいか、目立ちたがりか、ろくでなしばかり。まっとうなヤツは選挙になんか出ない」

 これは逆説的な表現でもあり、だからこそ、有権者はちゃんと投票すべきだと、こう続けるのだ。

「選挙とは、いまの世の中の状況で、ろくでなしのなかから誰に税金を分配させたら相対的にマシになりそうか、消去法で選ぶ行為のことなのだ」

 投票を棄権する無党派層の多くが、「支持する政党がない」「自民党政治は嫌だが、投票したい野党もない」という理由によるものだが、支持する政党や候補がいなくても、誰かに投票することが、最悪の事態を回避することにつながる。

「自分が投票してもどうせ変わらない」と棄権した1票が、自民党を勝たせ、憲法改悪を後押しする1票になることを肝に銘じるべきだ。投票率が上がらなければ、ろくでなしの集合体である政権党がのさばるだけで、その結果、有権者の政治離れが加速し、ますます投票率が下がるという悪循環である。

 政治評論家の森田実氏が言う。

「投票日直前になって、メディアの報道は都知事選に電波ジャックされてしまいました。参院選の方がはるかに重要なのに、面白半分で都知事選の候補者を追い掛け回すお祭り騒ぎに興じている。そうなると、無党派層の興味や関心も都知事選の方に向いてしまう。それで投票率が50%を下回る可能性まで囁かれていますが、そんなことになれば悲劇的です。

 国民の2~3割の支持しか得ていない人々によって、あらゆることが決められていく。半数以上の有権者が意思表示をしない中で、改憲派が3分の2議席をかすめ取ってしまう可能性がある。とても民主主義社会の正しい姿とは思えませんが、これにメディアも加担している。参院選について報道しなければ、圧倒的に多数派に有利に働きます。都知事選のバカ騒ぎを見るにつけ、マスメディアの愚かさは政権党の期待以上のものがあると感じます。本来は政権党を監視し、点検することがメディアの務めなのに、この役割を完全に放棄してしまっている。考える材料を与えられない国民は、選挙の重要性に気づかないまま、漫然と支持を与え、政権党の暴政を許している。よりよい社会をつくるためには、絶対に批判が必要です」

■反対票を投じる意思表示が重要

 参院選は政権を選ぶ選挙ではないから、現政権が進める政策に賛成か、反対かだけで投票しても構わない。国民の権利を制限するような改憲を許すのか。戦争する国になってテロを呼び込んでいいのか。アベノミクスでますます生活が苦しくなって構わないのか。最も大きなテーマは改憲だが、何かひとつでも反対なら、野党に投票することが意思表示になる。頼りない野党にも利用価値はある。

 貴重な1票が死に票になるのを防ぐなら、「勝てそうな野党候補」に投票するというのは、立派な選択肢だ。

「英国のEU離脱の国民投票でわかったように、いつだって、1票の価値は重い。若い人にとっては自分たちの未来を決める1票だし、年寄りは次の世代にまっとうな社会を残す責任がある。有権者が寝ていれば、嵩にかかった権力に蹴散らされるだけです。この国の将来を考えるなら、男性も女性も、誰もが投票所に行って1票を投じるべきなのです」(森田実氏=前出)

 EU離脱の選択と比べても、改憲は大きな問題だ。すべての基盤となる憲法が変われば、国民生活は根底から変えられてしまう。現状維持を望む人も、今回ばかりは勝てそうな野党に票を投じるのが得策ということだ。

 

 

 

 


※必ず読んで!~「I am not Abe」古賀茂明・ 応援スピーチ文字起し全文 【参院選2016東京】三宅洋平候補:選挙フェス<DAY17>

2016-07-09 19:43:54 | 参院選

 

ARTE(アルテ) http://ameblo.jp/arte-geijitsu/entry-12178711225.htmlより転載

選挙フェス GUEST SPEAKER : 古賀茂明 スピーチ文字起し全文

NEW!2016年07月09日 01時23分40秒



古賀茂明 : 皆さんこんにちは。
今、ご紹介頂きました、古賀茂明です。
古賀茂明といってもですね、あんまりわかんない人もいるかもしれないんで、一応ちょっとこれ (※ I am not Abeと書いてあるプラカード) 持ってきました。
「I am not Abe」
これはですね、ご存じの方もいるかもしれませんけれども。
去年、2015年3月27日の報道ステーションに私が出た時にですね、使った紙、そのまんまです。あのペラペラの紙ですよ。
でもこれ皆さんね、私がこれを出したから、報道ステーションをクビになったっていうふうに思ってる人多いんですけど、実はそうじゃないんです。
そうじゃないんですね。
ちょっとその話しをさせていただきたいと思います。

1月23日に私、はじめて報道ステーションで、この紙は使わなかったんですけど「I am not Abe」というふうにいいました。それは単なる、安倍批判ではありません。
2015年1月23日っていうのはどういう日だったかというとですね、ちょっと思い出していただきたいんですが。

1月20日に、後藤健二さん。ISに捕まって身代金の交渉を行われるところです、みたいな話しがですね、1月の20日にビデオが公開されて初めて明らかになったんですよ。
 その3日後です。私が言ったのは。
その時はまだ、後藤さんは生きていらっしゃいました。
で世界中の人が「I am Kenji」というプラカードを持って、後藤さんを助けようというキャンペーンをしてくれてたんですね。わずか1日2日でですね、世界中にそれが広がっていました。

 ですから私ももちろん、「I am Kenji」という気持ちで出演をしたんですけれども。

その1月20日のですね、ビデオの公開される3日前1月17日に、安倍さんがとんでもないことをしました。それは、いいですか?
安倍さんは、後藤さんが人質に取られているということを、その前の年の11月の終わりから12月の始めにかけて知りました。
でそのあとずーっと秘密にしたまんまですね、交渉をちゃんとしませんでした。人質解放のですね。
で、(後藤さんの)奥さんに全部任せて。「とにかく政府はこれっぽっちも関与するな」と、「絶対にテロリストと交渉するな」と、厳命を下して秘密にしてたんですよ。
 で、1月17日。わざわざ中東に出かけていきました。人質が取られているのに。
中東に出かけていって何と言ったか?と。
思い出してください、これはかなり有名な話しですよ。
「ISと戦う周辺各国に、2億ドルの支援をいたします」というのを、大々的に記者会見で、まあスピーチの中でですね、力強く述べたんですよ。

 でそれを見ていたISはどう思いますか?
裏で後藤さんの奥さんがね、一生懸命、なんとかしてご主人を・・・取り戻したいと。そういう交渉をしている時にですよ。

 安倍さんは、エジプトに出かけていって、ISに宣戦布告するような事を言ったんですよ。
 どうなりましたか?ISはもちろん怒りましたよ。「これは宣戦布告だ」と。

日本から馬鹿な総理がやってきて。これはね、十字軍との闘いなのに関係ない日本人がやってきて。そして、アメリカと一緒に我々と闘うと宣言したと。だったらやってやろうじゃないかと。こういうふうになっていった訳ですよ。

 もう最初から安倍さんは、もう後藤さんがどうなってもいいと思ってやったことですよ。
全部知ってて、やった訳ですから。

 私はそれを見ていて”とんでもないことになっているな”と思ったんです。
ですから、まあいろいろなところでですね、安倍批判をはじめようと思いました。
そしたらどうなったか?
テレビ局ではですね最初は、後藤さんのニュースが流れた時に「安倍さんがあんなことを言ったのは間違いじゃないか?」というようなことを、まあ遠まわしにですね言うコメンテーターがいました。
でも2日目、3日目。みんな出られなくなりましたよ。

 そして、いろんなワイドショー・情報番組のメインキャスターが、口々に叫びました。
「今、安倍さんはテロリストと闘っている。そんな時に安倍批判をするのはテロリストを利することになる。そんなことを言っちゃいけないんだ」というふうに世の中が一色に染まりました。
 だから私は思ったんですよ”これは絶対に黙ってちゃいけない”
そう思ったから、1月23日の番組でこう言いました。
私たちは、安倍さんと違いますよね?と。
世界中の人は勘違いしてますよ。日本人はああ変わっちゃったと。あの平和な国、日本。どこいっちゃったんだろう?日本は、日本人の正義は、アメリカの正義と同じなのか?アメリカが言えば、何でも言うことを聞いて一緒に戦争をするのか?と。
世界中でアメリカと一緒に戦争をする国になってしまったのか?
安倍さんの発信力はもの凄かったんですよ。世界中に、一瞬に伝わりました。
ですから今や、”日本が絶対に戦争をしない国だ” そう思っている人たちは世界で、もうほとんど居なくなりかけています。
 だから私が言いました。「I am Kenji」っていうね、このプラカード。
これも大事だけど、もうひとつ大事なことがある。
 「I am not Abe」

 私たち日本人は、安倍さんと違いますよ。安倍さんはおかしなこと言ってるけど、私たち日本人は絶対に戦争したくない。誰も敵に回したくない。
自分たちを攻撃していない国に対して、攻撃を仕掛けるなんて絶対にしないんだ。
世界中の人と仲良くなりたいんだ。みんなと一緒に生きていきたいんだ。
日本国憲法ですよ。前文に書いてあるじゃないですか。9条に書いてあるじゃないですか。
それを世界中に伝えないと、もう大変なことになる。
そう思って「I am not Abe」と言いました。

そしたらどうなったか?
菅さんはね「違う」って嘘をついているんですけど。番組の最中に菅義偉官房長官の秘書官、沢山いるんですけどね。警察からきている秘書官と財務省からきている秘書官。この二人から番組中ですよ、僕はまだ番組に出てるからもちろん直接は知らないんですけれども。テレ朝の幹部に、抗議のメールが来ました。「なんだ、あの発言は」と。

そして、テレ朝の中は大騒ぎになりました。
そのあと、菅官房長官は記者会見でも私の事を遠まわしに批判をしました。
で、裏で会見ではですね、「放送法違反だって言ってやるところだったけどな」というようなことも言ってですね。でそのメモが、日本中のテレビ局の幹部に回る訳ですね。そうやって圧力をかけました。そして2月の始めには私は、「3月で降板だ」と言われました。3月で終わり。3月27日が最後の出演だって決まっていました。

だからさっきのですね、この紙を出してもう1回強く、国民に訴えたかったんですね。皆さんに。
「私たちは安倍と違う」それを、強く強く世界中に知らせていかないと、日本人が本当に危ない危ない国に住むことになってしまう。そういうことです。

そして、バングラデシュでこの間、日本人がね、たくさん亡くなりました。
新聞に出てたでしょ?テロリストが入ってきた時に、「私は日本人だ」と「I am Japanese」と叫んで、日本人が、「だから殺さないでくれ」と言ったんですよ。
それは、日本人だと言えば”平和の国の人たちだ私たちの友だちだ”そう理解してもらえるだろうと思ったんですけど、全然そうじゃなかったんですよ。日本人ばっかり、たくさん殺されちゃいましたよ。イタリア人もたくさん殺されました。

ちょっと前の、2015年3月でしたかね?あのチュニジアの博物館で、やっぱり日本人が何人も殺されたんですね。その時、奥さんを亡くされたご主人の、被害者の方がですね。この間報道ステーションで証言していました。その時テロリストは、何と言って入ってきたか?
「Are you japanese?」ひとりひとりに声をかけて「お前は日本人か?」と聞いて日本人を殺したそうですよ
どういうことですか?
ついこの間までは、「日本人だ」といえば銃口を下げてくれたんです。
日本人は決して人を殺さない。私たちの仲間だ。そう信じてくれてたから。


ところが今は、日本人だと言えば「ああ、あの安倍の国だな」と。
アメリカと一緒に闘う国だなと。
アメリカと一緒に我々を敵にする国だなと。そこの国民だなと。
そういう、戦争ブランドになってしまったんですね。

そしてその被害者の、奥さまを亡くさられた方は、ずっと外務省に訴えたそうです。
「もう危ない」と。「日本人は狙われているんだ」と。
危ないということを言ったけど、外務省はそれをひた隠しにしていました。
内緒なんですよ。不都合な真実ですから。
だから私が、去年の1月に初めて「I am not Abe」と言った瞬間にですね、官房長官の秘書官が抗議してきた。これはよくわかります。いかに、自分たちが危ないことをしているか、よくわかっているからですよ。
それを指摘されたから、「これは危ない、潰さなければいけない」そう考えて、圧力をかけてきたんですね。

ですから、よく考えてください。
裏では、私たちが見えないところでいろんなことが動いています。
気が付かないうちに世界中が日本を見る目、これが変わってしまっています。

日本国憲法の前文、読み返してみてください。
こんなに素晴らしい文章はないですよ。美しい文章はない。
それを、アメリカに押し付けられた憲法だと言って、恥ずかしい憲法だと言っている安倍政権。
そして今、新聞報道によれば、信じられないことに改憲勢力が三分の二に達しようとしていると。そういう勢いだと。どういうことなんでしょう?
今日ここに集まっておられる方々はもちろん、「そんなことは許せない」そういう強い気持ちを持っていられる。そういう方々ばかりだと思います。でもそれじゃ足りません、力が。
私は、この参議院選挙の前までいろんな選挙で、まあ選挙に出てくれって話しもありましたし、応援してくれって話しもたくさん来ましたけど。特定の候補者を応援したことはありませんでした。
だけど、今回はやっぱり特別ですよ。ほんとうに危ない。

EU離脱がね、イギリスで決まりました。
5年前、そんなことが起きるって誰が想像したでしょう?
EU離脱を叫んでいた独立党のファラージ党首に、みんななんて言ってたか?「あいつは人種差別主義者だ。ただの右翼だ」と言って馬鹿にしてたんですよ。そしたら、気が付いてみたら離脱ですよ。
そういうことが起きるんですね。若者は、最後に声をあげて「そんなことしないでくれ」と、「移民排斥なんて止めてくれ」という声をあげたけれど、遅かったんですよ。

ついこの間まで私たちは「憲法9条改正」と叫んでいる人たちを、ただの右翼だと。あるいは排外主義者だというように馬鹿にしていたかもしれません。取るに足りない連中だと思っていたかもしれません。でも、どうですか?
今、ここまで来ましたよ。もうちょっとで改憲かもしれない。
多分言葉巧みにですね、国民投票に持っていくでしょう。
投票率が低ければ、ね、皆さん「まさか9条改正なんて、あるはずがないよ」そう思っておられるかもしれません。
でもイギリスをみれば、何が起きるかわからない。
それが、世界の現実だし日本の現実です。
特に日本においては、正しい報道がされません。正しいことが伝わりません。
皆さんが声をあげてもあげても、なかなか広がっていかない。
だから、本当に危ない時にきています。

でも、最後の最後はやっぱり市民ですよ。
だから僕は三宅さんの応援に来たんですよ。
何故ですか?どんな組織・団体・そんなものの応援も受けない。たった独りで頑張ってる。それは何故ですか?

皆さんを信じてるんですよ、皆さんを。
おひとりおひとりの力を信じているんです。
だからそこらへんのね、あのあんまり他の悪口言いたくありませんけど。
民進党もね、いいこと言ってますよ。憲法改正反対とかね、言いますけど。だけど僕は信じてない。
まあ民進党の中にもいい人はいます。だからそういういい人を選んで応援しますけども。
でも、三宅さんだったら安心ですよ。絶対に嘘つかないから。
今までの実績が示してるじゃないですか。
誰にもこびない、ね。何も怖がらない。
山本太郎さんもそうでした。そうでしたっていうか今もね、そうやってね、います。
今日はちょっとね、来られなくて残念だったんですけど。
でも、三宅さんはもうひとり、国会でね、そういう人が増えるってことですよ、三宅さんが当選すれば。
でね、僕のところにはいろんな情報を持ってきてくれる人がいます。
各新聞社や、あるいはテレビ局が世論調査してます。
ところが三宅さんを入れないんですよ、対象に。
ね?だから支持率が上がってきてるっていうのは見えません、全然。
でもここに、こうやって見てればわかりますよ。どれだけ盛り上がってるのか。
だから今日はテレビ局の人もね、来てるし。
もう無視できなくなってきてるんですよ。
であとね、もう2日しか無いんだけど。だけど、皆さんが本気になれば、思いっきり上がっていけますよ、三宅さんなら。

もうね、多分ね、そういう世論調査やってくれないからわからないけど。やってたら、6人目のところに手が届いていると思うんです。
だからそれを信じて、最後まで諦めないで、ここに居る人だけじゃなくて、今まで関心がなかったかもしれない人に、ぜひ話しをしてください。
今僕が言ったような話しも、ぜひしてあげてください。
何もしなかったら本当にあとで後悔しますよ。
皆さんで何とか、盛り上げて盛り上げて三宅さんを国会に送り出しましょう。
よろしくお願いします。


この文字起こしは、
以下のツイキャス動画を元に行いました。
http://twitcasting.tv/yamamototaro0/movie/286166222
http://twitcasting.tv/yamamototaro0/movie/286168048

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20160708三宅洋平 選挙フェスDay17 JR池袋駅西口〜トーク前半
 
<!-- 20160708三宅洋平 選挙フェスDay17 JR池袋駅西口〜トーク前半 東京都選挙区 参議院選挙  -->

 

 

 


もうトチ狂っている安倍政権~自民党が「子供たちを戦場に送るな」教師の取締密告の勧め、そして・・・!

2016-07-09 19:43:16 | ネトウヨ、右翼、国家主義

リテラ http://lite-ra.com/2016/07/post-2403.htmlより転載

姑息! 自民党が「子供たちを戦場に送るな」教師の取締密告フォームをこっそり差し替え…ごまかしても“魚拓”とってるぞ!

2016.07.09
jimintou_01_160621.jpg
自由民主党2016年特設サイトより


 今朝、本サイトは、自民党のホームページに「学校教育における政治的中立性についての実態調査」というタイトルのページが設けられていることを記事にしたが、その後、新たな動きがあったため、続報をお届けしたい。

 まず、このページで自民党は、《「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいる》と書き、それを《特定のイデオロギー》と糾弾。しかも、そうした《不適切な事例》を通報させる“密告”のための入力フォームを設置していた。
だが、ネット上でこの“密告フォーム”を問題視する声があがりはじめたために現在はこのページが削除された、と記事では伝えた。

 しかし、本サイトが記事を配信した後、自民党はなんとも姑息な作戦に出た。このページをTwitter上で宣伝し、“密告”を呼びかけていた自民党文部科学部会長である木原稔衆院議員が、以下のようなツイートを行ったのだ。

〈【学校教育における政治的中立性についての実態調査】現在表示できない状態です。原因調査中のため恐れ入りますがしばらく経ってからご利用ください。申し訳ございません。〉(編集部註:このツイートも現在は削除)

 そして張られていたリンクを踏むと、そこには昨晩、消えてしまったページが復活していた。

 だが、そこに掲載されている文面は、昨晩ページが消えるまでに掲載されていた文面とは違っているのである。元の文章と、表現が差し替えられた新たな文章を以下に比較しよう。

jimintou_11_160709.jpg
上・削除改ざん前の文章/下・復活改ざん後の文章
(自由民主党公式サイト「学校教育における政治的中立性についての実態調査」のページより。
赤傍線はリテラ編集部による)


【消される前の文章】
《教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「子供たちを戦場に送るな」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。》

【新たな文章】
《教育現場の中には「教育の政治的中立はありえない」、あるいは「安保関連法は廃止にすべき」と主張し中立性を逸脱した教育を行う先生方がいることも事実です。》

 つまり、木原議員は〈現在表示できない状態〉〈原因調査中〉などと弁明しているが、これはまったくの嘘。上記の通り、自民党は批判が集中していた「子供たちを戦場に送るな」という文言を「安保関連法は廃止にすべき」に差し替え、ページをつくり直したのだ。

 まったく姑息にも程があるが、そのうち自民党のシンパたちは「「子供たちを戦場に送るな」などとは書いていない!」と騒いで、本サイトの第一報を「デマ記事」認定するのだろうが、しかし消される前のページはすでに魚拓も取られている“事実”であることを、あらかじめ念押ししておきたい。

 だいたい、「子供たちを戦場に送るな」を「安保関連法は廃止にすべき」と表現を差し替えただけでは、問題の本質は何も変わらない。戦争に反対したり、子どもを戦場に送り出す可能性がある法案に異議を唱えることは、現行憲法で保障された「表現の自由」であり、また、自民党が主張する《教育の政治的中立性》などに抵触するものではない。

 しかし、木原議員は今朝、Twitterで〈「教師は中立性を保たないといけない」などと言った法的な根拠はあるのでしょうか〉と問われたことに対し、このように回答している。

〈・教育基本法 14条2
 ・義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法
 ・公職選挙法 137条 等が根拠となります。〉

 たしかに、たとえば該当の教育基本法には《特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない》とある。だが、学校や教員が「子供たちを戦場に送るな」「安保関連法は廃止にすべき」と主張することは、これらが示す《政治的中立》に反する行為ではまったくない。戦争の可能性がある法案、憲法違反だという強い指摘もある法案の問題点を挙げることは党派的な議論ではないし、ましてや戦争に反対することを《特定のイデオロギー》と呼ぶことのほうが、よほどイデオロギッシュだろう。

 そもそも、教育基本法は戦争の反省のもとにつくられたものである。もう二度と、教育によって子どもを戦場に送り出すような過ちは繰り返さない──。そうした決意を踏みにじって反対に「子供たちを戦場に送るな」と言わせないように監視すること、これこそが《政治的中立》に反する行為ではないのか。

 というか、そもそも自民党と安倍政権は政治的中立なんて最初から考えていない。政治的中立の名の下に人権や平和を守れという教育を潰し、戦前の軍国教育を復活させたいだけなのだ。かけてもいいが、もし、教育勅語の完全復活を唱え、「国家のために命を投げ出せ」という学校や教師がいても、自民党は絶対にスルーするはずだ。

 何度でも繰り返すが、「子供たちを戦場に送るな」というごく当然の主張さえ、自民党は《特定のイデオロギー》として監視対象にしようとしている。これは戦時体制と何ら変わらないものであり、「戦争反対」と口にすることさえ許さない態度をすでに自民党は露わにしているのだ。

 ……もうトチ狂っているとしか言葉が出てこないが、これが安倍政権の正体であり、まさに現在進行している現実なのである。
編集部