http://ameblo.jp/sugimoto-aya/entry-12182044455.html?frm_src=favoritemailより転載
“ひとりごと”
日刊ゲンダイ http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/186204より転載
2016年7月23日
事務所の備品なら据え置き型が定番だし、DVDは今どきノートPCで視聴できる。他の領収書を確認すると、同年5月27日に「ビックカメラ」で12万4200円を払い、富士通「FMV」1台を購入済みだ。
小池事務所に利用状況を聞くと、「自動車で移動中に制作した動画を確認するなどしている」と回答した。小池氏本人が“旅のお供”に使うケースもあるのなら、舛添氏と同じ公私混同だ。
■1年間で切手5000枚購入
さらに重大な疑惑が見つかった。同支部は「郵送」名目で年間5000枚以上の切手を購入し、事務所費に計上した。一日で82円切手を1000枚(資料3)買ったこともあるが、購入日は10月末から11月末の1カ月に集中。特に11月18、19、28日の3日間で計1914枚もの52円切手を買い求めた(別表)。
同年12月2日公示の総選挙に向け、解散風が吹き荒れた時期と重なるとはいえ、選挙準備にこれほど大量の切手がいるのか。小池事務所は「通常の事務所業務に用いている」と回答したが、「料金別納郵便」を利用すれば大量の切手を貼る手間をはぶける。さらに同一区内の大量郵送は「区内特別郵便」を使えば割安となり、同支部もこの年に5回、別納に加え、このサービスを利用していた。
わざわざ大量の切手を買うとはクビをかしげるほかない。そのうえ、ベラボーな枚数の切手購入費の原資は政党交付金、つまり国民の税金で賄われていた。
「税金が原資の『政務活動費』で切手を大量購入し、換金の可能性が問題視された兵庫の“号泣県議”のケースと酷似しています。小池氏は説明責任を果たすべきです」(上脇博之氏)
折しも詐欺罪に問われた号泣県議は21日、有罪が確定したばかり。小池氏も前任者の二の舞いは御免だろう。キッパリ説明できなければ、都知事としての資質を疑うしかない。
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・小池百合子氏、架空住所ふくむ政治団体に1280万円を資金還流で報告義務を潜脱 虚偽記載の疑い
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http://echo-news.red/Japan/Yuriko-Koike-Faces-Shadowy-1280-Man-Yen-Money-Laundry
(「小池ゆりこ事務所内」とあるJF豊島区議団の平成25年政治資金収支報告書より。)
東京都知事選に立候補している・小池百合子元防衛大臣が、自分が代表の自由民主党豊島総支部から、住所の記載に矛盾の多数みられる「JF豊島区議団」という政治団体へ平成24年から26年にかけて合計1280万円の資金を移していたことが、関係者への取材でわかった。両団体の政治資金収支報告書で住所の記載が矛盾していることから、どちらかの責任者に政治資金規正法違反(虚偽記載罪)が成立する疑いがある。
まず、このJF豊島区議団の平成24年と25年の政治資金収支報告書によれば豊島区南池袋1−26−9ー6F B号室の小池百合子事務所内にあるとされていた。ところが、同住所へ入居しているのは化粧品メーカーの経営するシーボン・フェイシャリストサロンというエステのみであり、「B号室」などというものは存在しない(注1*)。
(平成24年のウェブ魚拓より。このエステはずっと入居しているが、男性のフロア入場は禁止ということであった。JF豊島区議団の代表者は本橋広降・豊島区議会議員(男性)となっているが、どういうことだろうか)
ところが、小池百合子氏側の政治資金収支報告書を見ると、住所の記載が異なっており、少なくともここ3年で直近の政治資金収支報告書によればJF豊島区議団の所在地は、一貫して「豊島区東池袋1−18−1」である。
(小池百合子氏が代表を務める、平成25年の自由民主党豊島総支部政治資金収支報告書より)
実はこの東池袋1−18−1は「豊島区役所」だった住所である(現在は新庁舎へ移転)。かなり疑問だが、自分の事務所にある団体の住所を、区役所の住所と取り違えるということがあり得るだろうか。
(平成25年の豊島区役所ウェブサイトキャプチャより)
なお実は、小池百合子事務所が所在していたのは「豊島区南池袋1−20−9 中野ビル6階 B号室」だ。
とすると、冒頭の政治資金収支報告書で自民党JF豊島区議団の届け出ていた住所「豊島区南池袋1−26−9ー6F B号室 小池百合子事務所内」とよく似ているので単なるミスではないかという見方もある。
だが、同じ住所にある2つの団体の間で資金が移動していれば、トンネル的に資金を還流していないかという疑問が湧いてくるのに対して、よく似た住所であればそこまで1発で確信するのは難しい。つまり、住所を相違して記載させることには、両団体の関係を分かりにくくするという効果がある。
(小池百合子氏の政治資金管理団体フォーラム・ユーリカ政治資金収支報告書より。なお、この住所の家賃は小池氏が代表をしていた「日本リビア友好協会」という別団体が肩代わりしていたことが判明しており、政治資金規正法違反や背任などの疑いがあることは以前の記事で記したとおりである。)
だが、こう3つの政治資金収支報告書で住所の記載が違っており、その中で資金が移動していることの意味はそれだけではない。実を言うと、小池百合子氏本人のように国会議員が代表の政治団体の場合には政治資金規正法により、政治団体の会計について厳格な開示義務(例えば領収書は、情報公開請求があれば1円からでも開示しなければならない)がある。
それに対して、代表者を区議会議員などの団体に一度資金を移動すれば、一回の支出が5万円以上でない限り、政治資金収支報告書に明細を記す必要もなくなり、使途をブラックボックスに出来るわけである。
(総務省ウェブサイトより)
(平成24年の「JF」側政治資金収支報告書より。食べログリンクも貼っておくが、月亭というのは飛騨牛が売りのしゃぶしゃぶ店で、ふくろうは居酒屋である。)
ちなみに今回の都知事選挙では豊島区議団が小池百合子の応援を頑張っており、チラシ配りなど本日取材した時もしておられた。だが、実は1280万円という「JF豊島区議団」の直近3年間分を見る限り、収入は全て小池百合子氏の団体から流れてきたものであり、資金の流れについて言えば完全にトンネル団体である。
(平成26年のJF豊島区議団政治資金収支報告書より。480万円の収入すべてが小池百合子氏から流れてきている)
つまり、①小池氏から地元区議らにお金を回す②小池氏の受ける厳格な政治資金規正法の報告義務を緩和する、というのがこの団体が存在する効果である。
なお、仮にJF豊島区議団の政治資金収支報告書にある「豊島区南池袋1−26−9ー6F B号室」という記載が誤記で本当は「豊島区南池袋1−20−9ー6F B号室」と書くつもりだったとしても、小池百合子氏は自分の事務所の中にある別の団体にいったん資金移動をするという謎の(しかも、政治資金の使途を分かりにくくする)行為をやっていることになり、あまり「都政の透明化」は公約に掲げない方が良かったのではないだろうか。
ちなみに、従来の記事に書いた情報とまとめると同氏は政治団体として①政治資金管理団体フォーラム・ユーリカと②自由民主党東京都第10選挙区支部③自由民主党豊島総支部を有しており、そのほか、④政治団体ではないものの「日本リビア友好協会」という団体を「フォーラム・ユーリカ」と3年前まで同居させていた。また、今回に問題となったJF豊島区議団が彼女の事務所に入居していたとすると、事実上の関係団体として5つの団体を持っていることになる。
(自由民主党豊島総支部の平成25年政治資金収支報告書。住所は「豊島区南池袋1−20−9ー6B号」でフォーラム・ユーリカと同様である。)
なお、小池百合子氏の政治資金に関しては後掲リンクの通り少なくとも4つの不明点が出ているほか、登記簿にない名称の会社へ調査費名目で210万円を払った旨が7月5日の日刊ゲンダイに報じられている。
注1*もし、筆者がたずねた従業員が知らなかっただけで、このサロンを運営する企業から小池氏子飼いのJF豊島区議団がまた借りしていたり、あるいは直接にビルオーナーから貸借していたとしてもその場合は、無償貸借していたことになる。すると(本来は払うべき家賃を払わなかったという意味で)寄付を受けた旨を政治資金収支報告書の「収入」欄に書く必要があるのでやはり、JF豊島区議団には政治資金規正法違反の問題が生じる。また、「施設は使っていないが住所だけ借りていた」という場合にも、その時には市中で平均的なレンタルオフィスや私書箱の利用料を支払う必要があり、または無料で使っていたら寄付を受けた旨を記さなければならない。
<関連>
小池百合子、寄付金30万円が未記載 ポスト舛添を目指す ... - デイリー新潮
リテラ http://lite-ra.com/2016/07/post-2435.html
上・大橋巨泉オフィシャルウェブサイトより/下・OG's Diaryより
やっぱりこの男は裏切り者だ──。大物司会者・大橋巨泉の死を報じるテレビ各局のワイドショーをチェックしていて、そう確信した。この男というのは、巨泉と40年にわたって師弟関係にあり、自ら巨泉を「師匠であり恩人」と公言していたフジテレビ『とくダネ!』の司会者・小倉智昭のことだ。
もちろん表向き、小倉は身内のように巨泉の死を悼んでいた。巨泉の死を最初に伝えた7月20日の『とくダネ!』では、小倉は開口一番、「巨泉さんがいなかったら、今こうやって『とくダネ!』の司会をやってるということはなかった」と発言。自分を抜擢してくれた巨泉への感謝の思いをとうとうと述べていた。そして、間近で見た巨泉の人柄、テレビ界に果たした役割、夫人から聞いた闘病の様子などを涙ながらに話した。
小倉は同日の『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)にも生出演し、ここでも涙を流しながら、巨泉の思い出話を語った。さらに、翌21日の『とくダネ!』では、自分の結婚式の写真を紹介しながら、巨泉に仲人をしてもらったエピソードを公開。千葉の家までテレビの配線をしに出かけたこと、大量のレコードを譲り受けていたことなども明かし、いかに自分が巨泉と身内同然の関係にあったかを強調した。
しかし、小倉はその一方で、巨泉が最後に一番伝えたかったメッセージを完全に黙殺してしまったのだ。
周知のように、巨泉は晩年、病床から憲法をないがしろにする安倍政権の危険性を必死で訴えていた。そして、直前の「週刊現代」(講談社)7月9日号の連載コラム「今週の遺言」最終回では、「安倍晋三の野望は恐ろしいものです。選挙民をナメている安倍晋三に一泡吹かせて下さい」「このままでは死んでも死にきれない」と、まさに遺言ともとれる壮絶な安倍批判の言葉を残していた。だが、小倉は巨泉のこうした政権批判について一秒たりとも触れなかったのだ。
もちろん、巨泉の安倍批判を無視したのは、小倉だけではない。とくに「安倍晋三に一泡吹かせて下さい」という遺言については、『NEWS23』(TBS)以外、どのテレビ番組も取り上げなかった。
しかし、小倉は自他共に認める「巨泉の弟子」である。師匠が「このままでは死んでも死にきれない」と言いながら発したメッセージは、体を張ってでも伝えるのがスジではないか。
しかも、小倉の態度は他の番組MCよりもっと悪質だった。実は、7月20日の『とくダネ!』では、コメンテーターの深澤真紀氏が「週刊現代」のコラムのことを取り上げようとしていたのだが、小倉がそれを封じ込めていたのだ。
「(「週刊現代」の連載で)世界情勢だったり、日本の政権だったりということにずっと問題意識をもって、ずっと怒ってらっしゃっていて、俺はこのままでいいのか、日本は……っていうことを最後まで書いてらっしゃった」
こう話を切り出した深澤。ところが、小倉氏はこれを完全にスルー。菊川怜に向かって「実は巨泉さんはこの番組を見てくれていて、最近の怜ちゃんの仕事を褒めていた」と全く関係のない話を始めた。
ようするに、自分が巨泉の安倍政権批判を口にしなかっただけでなく、師匠の“遺言”を番組が取り上げること自体を許さなかったのだ。これが「裏切り」でなくて、なんだというのか。
いや、そもそも、小倉の巨泉への裏切りは今回の“遺言封殺”という問題だけでない。「愛弟子」「恩人」などといいながら、小倉はとっくに、巨泉を切り捨てていたという見方がテレビ業界では根強い。
小倉はテレビ東京のアナウンサー時代、上層部と対立して進退きわまった際、大橋巨泉に拾われて1976年に「大橋巨泉事務所」(現オーケープロダクション)入りした。当時小倉には多額の借金があり、しかも仕事も鳴かず飛ばず。そんな中、『大橋巨泉の日曜競馬ニッポン』(ニッポン放送)に小倉を起用し、『世界まるごとHOWマッチ』でブレイクさせたのが巨泉だった。
その後、小倉は巨泉を師匠として仰ぐようになり、まさに『とくダネ!』で語ったような身内同然の関係になるのだが、しかし、その関係は実際には09年頃から大きく変化していた。
原因は、巨泉が「オーケープロダクション」の株式を売却、同社が大手テレビ制作会社「イースト・グループ・ホールディングス」の完全子会社になったことだった。当初は、それでも、オーケープロダクションの社長だった巨泉の実弟が引き続き社長を務めたのだが、しかしほどなくして社長の椅子を追われ、そのため巨泉と「オーケープロダクション」の縁が切れてしまう。
このとき、多くのテレビ関係者は、小倉も巨泉の弟と一緒に事務所を出るのだろうと思ったようだが、小倉のとった行動は逆だった。小倉はもともと同社の株式を持ち取締役に就任していたが、そのまま居残っただけでなく、イーストと蜜月関係を築き、一気に経営への関与を強めていった。そして、「オーケープロダクションの事実上の経営者」と呼ばれるくらいに大きな影響力を持って君臨するようになる。
「この小倉さんの変わり身に、古くから巨泉さんを知る局員の中には『裏切り者』呼ばわりする人もいたようです。実際、その後、小倉さんは巨泉さんと疎遠になり、あまり会っていないという話もある。今回の『とくダネ!』でも小倉さんは巨泉の病床の様子を話していたが、全部、夫人からのまた聞きで、直接、見舞いにいっている感じはしませんでしたからね」(テレビ局関係者)
そして、小倉のスタンスが変わっていったのも、この頃からだった。権力に迎合するような姿勢が目立ち始め、巨泉との師弟関係があった頃には絶対にしなかったような発言を口にするようになった。
その典型がかつてオーケープロダクションに所属していた俳優・萩原流行のバイク事故死についてのコメントだった。昨年4月23日放映の『とくダネ!』で、小倉は萩原が事務所が反対する中国の“反日映画”に出演したことが原因で事務所を辞めたなどと、事実無根のレッテルを張り、萩原を貶めるような発言をした。萩原への「反日」攻撃は明らかに濡れ衣なのにもかかわらずだ。その後、萩原の未亡人が警察による事故隠蔽を告発して大きな話題となったが、しかし小倉氏は未亡人を擁護することはなく、切り捨てた。
政治的にも、自民党や安倍政権に擦り寄るような発言をしきりに始め、14年12月に起こった韓国のいわゆる「ナッツリターン」事件では、「韓国の人は自分の責任は認めないで他人の責任にするのか」「韓国人は日本人を見習わないと追いつけない」といった上から目線のヘイト発言をして大きな批判を浴びた。
「小倉さんが変わったというより、本音を出せるようになったということじゃないですか。それまでは巨泉さんの手前、リベラルなふりをしていたけど、巨泉さんがいなくなったことでタガが外れ、もとから持っていた本性があらわになったんじゃないですかね」(前出・テレビ局関係者)
そう考えると、今回、小倉が大橋巨泉の安倍批判を封殺したのも当然というべきだろう。安倍政権のPR放送局の情報番組キャスターという地位に大満足しているこの男はおそらく端から、利用価値がなくなった“元師匠”の遺言など歯牙にもかけるつもりはなかったのだ。
7月20日の『直撃LIVE グッディ!』に生出演し、司会の安藤優子から「巨泉の後継者」などと持ち上げられた小倉はまんざらでもないという様子で「継げないでしょうね、大きすぎて」などと発言した。
しかし、小倉が巨泉の後継者になれないのは、大きさの問題ではない。最後まで権力に対峙し、命を削りながら憲法を守るために発言を続けた昭和の名司会者と、世間の空気に迎合し無自覚な差別意識を垂れ流す電波芸者とでは、志が決定的に違うのだ。
(田部祥太)