爺さんが伝えたいこと

寡黙に生きて来た爺さんが、一つの言葉ででも若い人達の役に立つならば、幸いです。

「都合」を押し付けない

2021-12-17 18:39:40 | 日記
自分の事ばかりを考えていた人が、他人の事を深く思いやれる様になると、いっぺんに生活態度が、明るく変わってくる。

夫が自分が働いて得たお金は、無駄なくコツコツと貯めたいのに、妻がチョコチョコ出掛けて行っては、洋服や化粧品を買ってくる。

「お前また、こんなものを買ってきたのか、ムダ遣いはよせツ」

「これくらい、いいでしょう。バーゲンセールでとても安かったんだからツ」とたんに二人の間が、ギクシャクしてくる。

子供を産んで育てる。

楽しい事もあろうが、苦労も多い。

日に三度の食事を作る。

掃除、洗濯もする。

保育園のお母さんたちとも、付き合わなくてはならない。

その上にパートにも出掛ける。

いつも大変な気苦労もしているのだから、たまには気晴らしのショッピングもしないとね…と思えば「ヘーツ、こんなに素敵な洋服が、こんなに安く買えて、良かったね」となる。

「大徳は閑をこえず」

大徳とは、天地自然の大きな仁(おもいやり)の心を持って、人を慈しんで生活する事をいう。

大徳の人は、どんな時でも人を思いやって生きるという根本を踏み外さないから、日常生活での応対に失敗する事はない。

理屈ばかりこねて、一人よがりになってしまう人は、歳をとると認知症になりやすい。

ところが、その人が妻や子やお孫さんに、笑顔で優しく語りかけ、人の為に行動し始めると、ボケが治るという。




「人に尽くす」喜びを知る

2021-12-17 12:26:34 | 日記
人はみな、自分で自分を作っている、と思っている。

そうだろうか。

では、貴方は貴方の体のどこを、貴方自身で作ったのか。

人は全ての瞬間に一生懸命集中して、自分の人生を作っている。

何かに興味を抱いたとたん、物凄い集中力が自分の体から、放出される。

が、これも宇宙の生成力(徳)である事に、気が付かなくてはいけない。

人間の生き方も、人それぞれである。

みんな自分の性格に合った生き甲斐を求めて、努力している。

宇宙の特は、無数の人の求めに応じて、間断なく活動のエネルギーを与えているのだ。

しかも、これ程の生命活動力を与えても、ノーコストである。

宇宙の徳は一切利益を求めず、他の為に働いている。

この他の為に尽くす力は、仮に「仁」と名付けた。

この他を思いやり、他に尽くす「仁」の心は、遠く宇宙に求める必要はない。

「仁遠からんや」ーもとより、自分の体にある。

私たちは他の動物と違って、モノを考える事が出来る人身を、天から授かった。

考える事は素晴らしい。

素晴らしい反面、社会が発達し、人間が考える能力を鋭くすればする程、お互いの強い考えがあちこちで、ぶつかり合って相対立し、争う事になった。

現代人は、考え方の相違によって悩む。

そんな時、相手が自分を思いやって「あんたの考えは、とてもよく理解出来る」と言ってくれたら、どれ程心が明るくなる事か…。

貴方の方でも、相手を思いやって発言すれば、相手が喜ぶのだ。