新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

ハジロカイツブリ 浮く,泳ぐ,そして羽繕い

2015-02-08 16:58:48 | カイツブリ科
 ハジロカイツブリ 学名・Podiceps nigricollis 英名・Blkck-necked Grebe

 ハジロカイツブリは,水鳥です.水上で休み,水中で魚を捕ります.水と切っても切れない生活をしています.浮くのも,泳ぐのも,潜るのも得意です.そして,頻繁に羽繕いをして,水をはじく羽毛の手入れを行っています.

ハジロカイツブリ 冬羽.川の水面にふんわりと浮いています.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.泳ぎます.意外に早く泳ぎます.水中では弁足がせわしなく動いているのでしょうか.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.泳ぎながら羽繕いをします.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.嘴を使って丁寧に羽繕いをします.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.丁寧に,丁寧に羽繕い.手入れを怠ると羽毛がずぶ濡れになり,浮くことができなくなるでしょう.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.水面に姿を映して泳いでいます.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


 ハジロカイツブリの潜水,魚捕り,食事風景も撮影できました.整理が出来次第に投稿してゆきます.あんまり長く続くと飽きられちゃうかな.でも,可愛らしいハジロカイツブリについて,もっと,もっと知ってほしいと思います.


ハジロカイツブリ 弁足で頭を掻く

2015-02-08 10:02:42 | カイツブリ科
 ハジロカイツブリ 学名・Podiceps nigricollis 英名・Black-necked Grebe

 ハジロカイツブリが頭を掻いていました.魚捕りに失敗して,頭を掻いていたわけではありません.このハジロカイツブリは魚捕りが上手で,観察中に3匹も捕るほどでした.ハジロカイツブリの足指は,足指ごとに葉のような水掻きがあり,弁足と呼ばれています.この弁足を使って頭を掻いていたのですが,弁足はいつも水中にあり,なかなか見ることができない貴重な観察でした.ハジロカイツブリの頭掻きは,翼越しの間接頭掻きではなく,直接に頭を掻く直接頭掻きでした.鳥たちは,嘴を使って羽繕いをしますが,嘴で頭の羽毛をきれいにしたりできません.それで足指を使って頭の羽毛を整えたりするのです.

ハジロカイツブリ 冬羽.頭掻き.弁足をうまく使って頭を掻きます.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.頭掻き.鳥たちが頭を掻く時,よく目をつぶっているのを見ますが,このハジロカイツブリは目をつぶることはありませんでした.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.頭掻き.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.頭掻き.頭掻きの最中,片方の足を使ってバランスをとっています.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ 冬羽.頭掻き.ハジロカイツブリの足のつき方を見ると,がに股ですね.
撮影日時 2015.02.02 撮影場所 新潟県新潟市

小形シロカモメ 第4回冬羽 着水

2015-02-07 06:45:11 | カモメ科
 シロカモメ 学名・Larus hyperboreus 英名・Glaucous Gull

 小形シロカモメ・第4回冬羽の投稿が続きます.今回は,着水の様子をご覧いただきます.小形シロカモメの飛翔は,軽快で優雅です.着水も体操選手のような決めポーズを期待したのですが,少し違ってしまいました.

小形シロカモメ 第4回冬羽.ヒラリと翼を翻して着水体勢に入ります.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.アレ,頭から突っ込んだ.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.ドボン.着水.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.それでも,決めポーズ.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市



小形シロカモメ 第4回冬羽 飛翔

2015-02-03 07:51:06 | カモメ科
 シロカモメ 学名・Larus hyperboreus 英名・Glaucous Gull

 シロカモメは,美しいカモメです.青空をバックに飛ぶ小形シロカモメ・第4回冬羽の姿をご紹介します.

小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


小形シロカモメ 第4回冬羽.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市

小形シロカモメ 第4回冬羽

2015-02-02 09:41:53 | カモメ科
 シロカモメ 学名・Larus hyperboreus 英名・Glaucous gull

 シロカモメは,新潟では比較的数の少ない大形のカモメの仲間です.ここで紹介するシロカモメは,1月25日,新潟県長岡市の漁港で,カモメ観察の先輩と発見したもので,2015.01.27「日本海のカモメ シロカモメ 第4回冬羽」と題して投稿したものと同じ個体です.前回の投稿では,「小形のシロカモメが妥当だろう」と結論付けました.今回の投稿は,翌26日に再訪し,観察した結果に基づくものです. 
 シロカモメは,いくつかの亜種に分類されているようですが,日本に渡来する亜種は,シベリアで繁殖するシロカモメ Larus hyperboreus pallidissimus とされています.しかし,シロカモメよりも小型のシロカモメが渡来していることも周知のことで,この小形のシロカモメは,アラスカの北東部で繁殖する亜種, L.h.barrovianus (アラスカシロカモメ)ではないかといわれています. L.h.barrovianus(アラスカシロカモメ)について具体的に言及した資料は少なく,目にすることができたのは,氏原巨雄・氏原道昭著「カモメ識別ハンドブック改訂版」(文一総合出版)のみでした.同ハンドブックによると,L.h.barrovianus は,「やや小さく,翼は長めで,背は少し濃い」ということです.
 私なりに検討した結果は,シロカモメ L.h.pallidissimus とは,はっきりと区別できるが,L.h.barrovianus と言い切ることはできない.現時点では,小形シロカモメとするのが妥当である.というものです.前回の投稿と同じ結果になったわけです.

 小形シロカモメ 第4回冬羽.一見,アイスランドカモメに似ています.シロカモメよりも嘴が小さく.細いのですが,アイスランドカモメよりは長いようです.頭の形は,アイスランドカモメよりも丸みがなく,シロカモメに似ています.シロカモメよりも初列風切の尾からの突出が大きく見えます.足は短めですが,アイスランドカモメほど短くはないようです.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 小形シロカモメ 第4回冬羽.オオセグロカモメの第1回冬羽?と並びました.明らかに大きさが違います.特に頭の大きさが違います.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県新潟市


 小形シロカモメ 第4回冬羽.オオセグロカモメの第1回冬羽と並びました.体の大きさが違います.特に,嘴が細く,短く見えます.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県新潟市


 小形シロカモメ 第4回冬羽.オオセグロカモメの第1回冬羽が背後から飛んで来て,小型シロカモメも飛び立ちました.明らかに大きさが違います.しかし,翼の長さは同じくらいか,より長めに見えます.小形シロカモメの方が,手前だからでしょうか.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 小形シロカモメ 第4回冬羽.オオセグロカモメの第1回冬羽が背後を飛びました.大きさが違うのがわかります.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 小形シロカモメ 第4回冬羽,ウミネコ成鳥と並びました.ウミネコよりは大きいですが,足の長さはほとんど同じくらいに見えます.
撮影日時 2015.01.26 撮影場所 新潟県長岡市


 小形シロカモメに興味をお持ちの方,コメントをいただけるとうれしいです.カモメ類については,初心者です.識別等について間違い,勘違い等多いと思います.忌憚のないご指摘,ご意見をお待ちしています.
 今回は,識別について若干触れましたので,文章が堅苦しくなったかと思います.この個体については,沢山写真を撮りましたので,次回は,小形シロカモメの魅力ある姿を投稿したいと思います.

 

日本海の鴎 オオセグロカモメ 幼鳥

2015-02-01 14:59:50 | カモメ科
 オオセグロカモメ 学名・Larus schistisagus 英名・Slaty-backed Gull

 キジバト,コゲラ,オオセグロカモメの第4回冬羽と,地味な投稿が続きました.地味ついでに,さらに地味なオオセグロカモメの幼鳥をご覧ください.
 オオセグロカモメは,北海道や本州北部で繁殖しています.新潟では,8月になると成鳥や若鳥が姿を見せ始めます.幼鳥の渡来は少し遅れ,9月に入ってからになります.よく似たセグロカモメは,繁殖地が遠いせいかオオセグロカモメよりも遅れて渡来します.

 オオセグロカモメ 幼鳥.
撮影日時 2014.09.20 新潟県新潟市


 オオセグロカモメ 幼鳥.姿勢が違うと印象も違いますが,上と同一個体です.
撮影日時 2014.09.20 撮影場所 新潟県新潟市


 オオセグロカモメ 幼鳥.飛翔,背面です.
撮影日時 2014.09.20 撮影場所 新潟県新潟市




日本海の鴎 オオセグロカモメ 第4回冬羽

2015-02-01 11:33:52 | カモメ科
 オオセグロカモメ 学名・Larus schistisagus 英名・Slaty-backed Gull

 オオセグロカモメは,新潟では普通に見られる大形のカモメです.主に冬鳥ですが,村上市で繁殖したことがあるそうです.
 波打ち際にたたずむオオセグロカモメ.トコトコと走り,嘴で何かをつまみ上げました.マテガイ(貝類)の仲間のようです.この時期,この砂浜にはマテガイの仲間がよく打ち上げられます.それを狙ってオオセグロカモメやセグロカモメなどのカモメ類,スズガモなどが集まることがあります.
 この日観察されたオオセグロカモメは,嘴に黒班が残り,尾羽に黒班のある第4回冬羽と見られる個体でした.

 オオセグロカモメ 第4回冬羽.波打ち際にたたずむ.しかし,単にたたずんでいたのではなく,虎視眈々と何かを狙っていたのです.この体勢でも尾羽の黒班が見えています.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市


 オオセグロカモメ 第4回冬羽.上と同一個体.マテガイの仲間を嘴でつまみあげ,砂浜へと向かいます.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市


 オオセグロカモメ 第4回冬羽.上と同一個体.助走して飛び上がります.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市


 オオセグロカモメ 第4回冬羽.上と同一個体.飛び上がる時に,尾羽の黒班がはっきりと見えました.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市

 
 オオセグロカモメ 第4回冬羽.上と同一個体.すぐ近くに飛び降り,貝の殻を嘴で突き破り,中身を食べます.
撮影日時 2015.01.24 撮影場所 新潟県新潟市


 このページは,はじめ「日本海の鴎 オオセグロカモメ 第3回冬羽」として投稿しましたが,再確認したところ第4回冬羽と訂正して再投稿します.(2015.02.01)